ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2018年08月04日
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カテゴリ: フランスワイン
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ちょっと熟成したワインの会 のワインもこれでついに最後です。ボルドーの赤になります。
シャトー・ラ・ジラード1996 。AOC・ボルドー・シュペリュールになります。タイエという家が、数世代にわたりブドウ畑を所有しているとの事。コルドンヴェール輸入と言う事で、イオンでの扱いとなります。
セパージュは、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨン。価格は、2462円でした。

はガーネットカラーですが黒さのあるものではあり、透明度も低めです。

香り は、黒コショウっぽさがはっきり出ており、更に各種茶色いスパイスの雰囲気も。また、キノコっぽさや腐葉土的な湿ったニュアンスも微かに。それでいて、フルーツっぽさもちゃんとあり、赤ベリーやチェリー、軽いオレンジピール、ベリーのドライフルーツといったものも。その他、若干のカカオやココアっぽさも。

味わい は、こなれた果実味がアタックに広がります。そこに、穏やかで優しい酸と軽い渋みが加わってバランスの良さを感じさせます。ボディは流石にミディアムと言った所で、柔らかくしなやかな印象でした。

会では、やはりラザニアと最後の焼きチーズのところで飲みました。
ラザニアとの相性は上々で、やはりトマトっぽさにワインのベリー感が馴染みます。また、肉のコクに対してはスパイシーさや湿ったニュアンスがいいですし、ソースの甘みとワインの果実感が香りの相性もあってかよく噛み合いました。

こなれてきていますし、赤ベリーのニュアンスもありますから、肉料理には合うでしょうがあまり濃厚、あるいは脂の強いものではなく、ローストビーフや鴨のローストなど、赤身系のものが良さそうです。

22年の熟成を経ていてこの値段ですし、正直そこまで期待はしていなかったのですが、これがどうして、スケール感こそ値段なりですが、「熟成したボルドー」のらしさをしっかり感じさせてくれました。
コルドンヴェールはイオンとやまやの共同出資で造られたインポーターですが、やはり目利きしっかりされているんだなと脱帽です。

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最終更新日  2018年08月04日 22時35分01秒
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