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《 中耳炎 》 熱がある 耳を気にする 頭をふる などの症状があれば中耳炎の可能性があります。 細菌感染による急性中耳炎は、耳の外から細菌が侵入することはまれで、 のどと通じている「耳管」という管を伝わって鼻やのどの奥から細菌が鼓膜の内側に入り込んでいくことが多いものです。 鼓膜のあたりを中耳といい、このあたりに細菌が侵入して炎症を起こすと「中耳炎」といいます。 中耳炎を甘くみないで!! 耳の位置は脳に非常に近いので、放っておいたり、慢性的に繰り返していると、 脳炎、脳腫瘍、髄膜炎、難聴など重大な病気を引き起こすこともあるのです。 中耳炎は鼓膜切開などの外科的な処置が必要になる場合があるので、耳鼻科に行くことをおすすめします。 滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とは? 幼児期の難聴の原因となる慢性の中耳炎の一つ。これは細菌感染を伴わない慢性の中耳炎で、子どもによく見られます。 中耳のあたりがむくんでくるので、耳管が細くなり、鼓膜の内と外で外圧の調節ができなくなります。 すると、鼓膜の正常な振動が妨げられるので、耳が聞こえにくくなります。 そのせいで言葉の習得が不完全になり、言葉の遅れを生じてくることもあります。 アレルギー体質との関連もあるようですが、幼児期を過ぎるとたいてい、いつの間にか治ってしまうようです。 しかし、難聴などの症状がひどければ、耳鼻科でよく見てもらった方がよいでしょう。 《 尿路感染 》 尿路感染って? 尿は腎臓で作られて、→腎盂→尿管→膀胱→尿道を通って排泄され、これらをまとめて 尿路 といいます。 細菌は、この逆に、尿道→膀胱→尿管→腎盂→腎臓という経路で上に向かって侵入していき、これを 尿路感染 といいます。 尿路感染には、症状の軽い順に、 尿道炎、膀胱炎、腎盂炎 などがあります。 尿道炎、膀胱炎は尿道の短い女児によく起こりやすいといわれます。陰部にかゆみや痛みを覚え、排尿時に痛みを伴います。また、腎盂炎が起こると腎臓の働きが弱まったり、細菌が血液に乗って全身に回り、菌血症や敗血症になりやすくなります。 意外に子どもに多い病気、また、一度起こすと再発しやすくなります。疲れや風邪などで体力を消耗した時に白血球の働きも弱まってしまうと、普段は感染力の弱い細菌が勢いをつけて侵入してきます。そうならないためにも、しっかりと治しておきましょう。 |
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