2005年9月5日



テーマ・コンセプト
:エコハウス・パッシブソーラーを使い水と空気の循環による快適な
 職場と暮らし
内容
オフィス・住空間・教育
一つ一つのスペースをそれぞれに考えるのでは無く自然の恵みを
どのようにして最大に生かすのか、エネルギーを余すことなく有効利用する
ために一つの共同体として環境・エネルギー・スタイルを形づくって行く
事が必要である。
雨水・太陽光・風・緑がその役割の多くを担い無駄の無いように建物の
配置をその周辺の条件もふまえ考え、能動的な役割を果たす為にシステムを
取り入れていく。

雨水
:なだらかな傾斜がついた南側の屋根が雨水を集めフィルターを通して
 地下の貯水タンクに集められる。通常は、3000立米の貯水量であるが
 最大10000立米まで、備蓄する事ができる。
 この雨水を使いトイレの洗浄水や建物内の小川、外の池そして、
 冷却用に外気の取り込み部分で気化熱の発生として使い、
 建物内の水流は、せせらぎやそれ自身が癒しを与えてくれ、
 全体の中で湿度を一定に保ち余剰の湿気は、建物内の印刷所へ回り
 生産の手だすけをしている。
 このように心のゆとり、水は、身体のゆとり、経済のゆとり
(空調費・冷房、浄水代)を与えてくれる
太陽光
:南面の大きなガラス屋根に当たりその開閉によって温度を取り込み又は、逃がし
   建物内の温度調節を大きく担っています。
   壁面の多くをガラス窓で覆い多くを開閉できるようにしています。
   開閉により、建物に空気の流れ(風)をつくり空気の循環と室温の
   安定を促している
   窓を大きく摂る事により、人工的な照明を使わずに省エネに役立ている。
風  
:建物の温度差によって対流を起こし新鮮な空気を運び建物内にある水と
 接する事によって蒸発を促進してその時に生じる気化熱によって室温を
 下げる。

:居住者のめをなごませると共に、余計な日差しを和らげる、また敷地内の
 グリーンスペースは、地表温度の上昇を和らげ環境づくりの一員を担って いる。


:調湿性のある壁を使い湿度の調整をしています。
 意匠的には、つや消しで複数の色を使い光による表情を豊かにして
 居住者の目を和ませている。

テーマ・コンセプト
:シュタイナースクール
内容
目的に対して機能する建物
コストをリサイクル材で押さえ意匠的には、拘りを持ち、色彩の効果を
それぞれの教室にあわせハードとしての建物を教育の環境として効果的に
創り上げた。
また、既成観念に囚われる事無く個々の自由な発想を重んじる学校に
建物自信も自由な表現で造られた。



テーマ・コンセプト
:コメツル銀行 53F(180m) アンテナ含まず
内容
近年増大傾向にあるビルの維持管理費を自然の空気をうまく取り込む事と
地域の余剰廃熱を安価に引き込みその熱を電気に替え
エアコンディショニングに役立てている。
高層ビルであるため高層階の外気は、地上よりも温度が低くその空気を取り込み
上の階から下の階へと循環させる事により一定に室温をコントロールし
ている。
各窓は、外壁としてのガラスの中に断熱用のペアガラスを使い
外気や太陽光からの影響を遮断している。
またそれぞれは、電動で開閉が出来、外壁としてのガラスは、
各階層の境で外気をとり込むため横にスリット状の隙間があり、
外気を室内に取り込む事ができる。これにより空調のコスト削減と
余剰廃熱の利用が出来たのです。
一定の室温を保っているので洗面、トイレなどにも給湯設備を入れないで
コストをイニシャル・ランニング共に押さえ、照明などもセンサーを利用し
人のいない場所の明かりは、点けない様にしている。
以上のようなシステムで30~40%のエネルギーコストの削減を行っている。

また、3フロアーを1スパンとして3スパンが1ユニットで3フロアごとに
吹き抜けの中庭を設け、中と外の中間的スペースを造り、
和み・癒しの場としてまた、コミュニケーショーンとして環境づくりの
一役を担っている。
ガラスの間仕切りを用い反対側のオフィスの外まで見渡せるようになって
照明による電力消費の削減が出来るようになっている。

セキュリティーは、9,11事件の以前から最高のレベルでの警備体制を持っている。
火災に対しては、38万リットルの消火水、消防の専門職が常時3名で
火災を見張っている。避難通路は、各頂点に1本ずつの計3本、
万が一1本が使えなくなっても1本は、避難用に1本は、災害活動用に
使うことが出来るようになっている。
万が一の火災の際は、各フロアの踊り場に圧送された空気が
エアーカーテンを作り延焼防止を助けます。

このように安全と快適性と経済性を兼ね備えたハイテクエコロジービルが
注目されている。

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