幕末攘夷着火材水戸学,水戸学と幕末攘夷訳考察No.7,水戸藩徳川御三家中「差別待遇離脱」の訳と経緯解説,幕末

カテゴリ：徳川歴代と枝葉

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水戸学が幕末、攘夷思想に着火材料に化けた訳考察（補足資料）＿No.7

水戸藩に於ける「差別待遇から離脱」の訳と経緯解説＿その1

【ナビ】各頁の資料＆項目目次（No.1～No.11）

＜水戸藩が、徳川の柵（しがらみ）から、離脱開始の兆候＞
No.6 ：■【項6A】＿水戸藩地位と、日陰の子が朝日を見る日、 【項6B】＿関連人物生存期間比較表
水戸藩が徳川御三家の中「差別待遇からの離脱第一ステップ」

＜水戸藩に於ける「差別待遇から離脱」の訳と経緯解説＞
No.7 ：【項7】＿ 現在頁 ＿経緯解説その1
■SERIESナビ、■【項目7その1】総合解説その1
・幕末に大噴火！「水戸学」が「幕末攘夷思想着火材に化けた訳」は、1600年代初代が基点

No.8 ：【項7その2】＿経緯解説その2「水戸藩地位向上裏づけ事象」
【項8A】おまとめ表：「徳川光圀行動軌跡＆エピソード」を反射板にして紐解く「水戸藩流ストレス」
・・▲関連人物接点比較グラフに基いて作った事象整理表
No.9 ： 光圀思想＝「アンチ徳川」と「水戸学」その1
【項9A】水戸学の因縁と、幕末世代まで延々尾を引いた「水戸流ストレス」とは？
＜光圀の各行動事象に係る解説＞
【項9B_a】事象『G』解説＿光圀による5代将軍徳川綱吉恐喝過激事件！「犬皮事件」
・・・・ 宿敵は「5代将軍綱吉」アンチ幕府露出
No.10 、 No.11

【ナビ2】サイトTOP （TOPは犬猫サイト）＜幕末玄関＜人物名から追跡
＜ 現在シリーズ ：【水戸藩流ストレス：水戸学と幕末、攘夷思想爆裂の訳考察特集】

関連：◆ 井伊直弼と安政の大獄、◆ 橋本左内のお公家さん講習会と水戸の「徳川斉昭」＆慶喜
◆ 安政の大獄一連事象資料表、◆ ■水戸陰謀「戊午の密勅」、■幕府の盛り返し「廃帝」画策他関連事象

【項目7】＿その1
幕末に大噴火！「水戸学」が「幕末攘夷思想着火材に化けた訳」は、1600年代の初代が基点

「徳川光圀行動軌跡＆エピソード」を反射板にして紐解く「水戸藩流ストレス」

水戸藩は天下の御三家のはずが、徳川初期まで遡るなれば、なぜか「御三家の中差別待遇」を
抱えてデビュー。これは歴代改善すれど、延々引き摺る「水戸流ストレス」。反骨の精神が、
バネにもなるが・・・テンテンテンであった。歴代、幾度も幕府と火花を散らして幕末突入。

幕末に、大爆裂した「尊王攘夷思想」とは、即ち、結局「倒幕思想」に化けた。
その震源地は「水戸藩」に於ける「水戸学」といえるでしょう。全国の志士が共鳴して大混乱。
戊辰の嵐が吹き荒れて、260余年続いた幕府は敗れ、明治維新。

万事、創造の神にも等しい最高位の存在とは「ミカド天皇」であり、万民が敬い慕う、それが肝心。
いかなる権力も、あくまで、極めて崇高なる「ミカド天皇」の下に有り。
これは壮大なスケール話であり、人を魅了させてしまう。その実、水戸では、極めて初期段階、
二代目「徳川光圀」によって一大プロジェクト、「大日本史」編纂が、その基点にある。
ありとあらゆる学識が、根底にあるから魅力的だ。素晴らしい！

この発想は、万民に希望の光とエネルギーを。皆が努力して、必死で学びを深め、より一層
充実したこの日本を創立すべく精進しよう！ファイトが沸いてくる。
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ふむふむ、なるほど。まさに然り。
しかしながら、これは、裏を返せば、時の勢力「徳川」は、あくまで「ミカド」の下にある。

世が平和なうちは、皆の頭の中、それなりに収納されてきたわけだが、異国の脅威、
おとなりの国「清国」は、南蛮人の植民地に転落。ついに、日本にも恐怖の「黒船到来」。
開国騒ぎ。攘夷思想が吹き荒れる。「異人など、追い出せ！殺せ！皆殺しだ！」暗殺の嵐。
水戸学は、けっして、そんなクレイジー軍団ではないのだが、「着火材」になってしまった以上、
際限がない。猫も杓子も全部、群れ連なって、ぶらさがる。集団暴動。

ついに、幕府は威圧されて、条約を交わす。ここに、世の中はどんでん返し。

関連の別特集は、 真上枠【ナビ2】枠 から、各種。
◆井伊直弼と安政の大獄、◆安政の大獄一連事象資料表、◆水戸陰謀「戊午の密勅・・他

「違勅の罪だ！ミカドのOKサイン＝勅書を貰わず、幕府が勝手に調印とは、即ち朝敵！
幕府は朝敵！幕府を潰せ！我らは正義だ！」

血腥い事件ばかり。時の大老「井伊直弼」が水戸藩士らに斬り殺される「桜田門外の変」勃発。
無差別殺人が横行。外国人なら、相手かまわず殺される。外国人に接した者なら、誰でも
売国奴扱いで、滅茶苦茶に殺されまくる。
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だが、しかし、こうした風潮の根源たるや、元を辿るなれば、発信地は「水戸学」。

「水戸学」は、御三家の中、なぜか干されて差別扱い基点に生じた「水戸藩」のストレスに根底に。

「豪権と戦え！正義の為に！我らの頂点とは、ミカドである！」
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ついに、アンチ幕府の本音が露出！！大爆発！！

確かに、調べてみるなれば、水戸藩デビューは、実にストレスの塊。
水戸藩の「アンチ権力、アンチ幕府思想」は、幕末に突如、降って湧いたものじゃない。
初代「頼房」から、二代目「徳川光圀」の軌跡を追うなれば、それが、万事を立証している。
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以降、現在シリーズは、 「水戸藩流ストレス」を、
「徳川光圀行動軌跡＆エピソード」を反射板にして、順次書き進めてまいります。

まずは、下の行に、この枠をご用意しました。

【項目7B】「徳川光圀行動軌跡＆エピソード」を反射板にして考察する「水戸藩流ストレス」

初め（ No.1 ）からお読み頂きますと、解りやすいですが、水戸藩デビューは、
御三家の中、差別扱い。家格は一段低い。

■石は他家の半分以下。■姓は徳川でなくて、分家の証「松平」。
■御紋はなぜか「裏葵御紋」。葉っぱのデザインは裏返し！

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こりゃ、誰でも僻むはず。初代「頼房」は、堪えて堪えてストレスだらけ。

どうやら、「頼房」は、家康の子でありながら、家康は、この子を心から愛していません。
警戒モードなのでした。（これも、初めからお読み下さいますと、各項資料＆文章から解ります。）

・・と申しますよりは、当初、そんなつもりはなかったのでしょうが、だんだん鼻について
まいります。ついに家康は鬼になって、断固「昇格を許さない」意地モードで、
「頼房」は、突き放されています。
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とはいえ、家康はご老人。いくら気丈なお方でも、ついに冥土入り。朝日が昇るかと思いき、
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二代目将軍、徳川秀忠も、同じモードを崩しません。水戸のストレスは、尚続く。