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抗生物質大国

「抗生物質大国ニッポン」が問われている

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◆家畜へ大量投与が続く
家畜の病気を予防し、成長を促すために、エサに入れてきた「抗生物質」が、いま問われている。家畜の体内にいる菌が抗生物質に抵抗力を持つようになり、それを食べた人間に悪影響を及ぼす、との懸念が広がっているのだ。完全な因果関係は実証されていないが、欧州連合(EU)は06年までに、成長促進目的での飼料への使用を禁止する方針を決めた。
一方で、米国は容認し続ける構えだ。医薬品も含めれば、家畜への投与量が人間への2倍近い「抗生物質大国ニッポン」

至上命題の病原体駆逐と生産の効率化を抗生物質に頼ってきた。法律も家畜のエサに29種の抗生物質の使用を認めているという。

抗生物質をめぐる「事件」は、80年代後半から欧米で噴き出した。
89年の米国。大量の抗生物質が使われる医療現場で、効き目の強い「最後の抗生物質」と呼ばれるバンコマイシンでも死なないVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)が報告された。90年代に入り、抵抗力の落ちた老人や患者が院内感染で死亡する例が相次いだ。
90年代半ば、欧州で衝撃的な報告が発表された。バンコマイシンによく似た物質を20年以上、エサに使ってきた養鶏、養豚場のふんからVREが見つかったのだ。そこから、VREは抗生物質の乱用が原因ではなく、畜産現場が関係しているとの見方が広がった。日本でも96年の養鶏場の調査で、バンコマイシンの耐性菌を確認した。
耐性菌のついた肉を流通させても、いいのか。その肉に触れたり、食べたりしたら、人間も体内に「耐性」を取り込んでしまい、抗生物質が効かなくなるのではないか、と問題になった。

農林水産省は2002年10月、抗生物質の家畜のエサへの添加を見直す議論を始めた。「80年代に比べれば、6割は減った」と関係者はいうが、治療用も含めれば、いまも家畜への大量投与が続くという。

エサに抗生物質を混ぜることは、養殖魚では禁じられているが、家畜では法律で認められている。国が指定した物質なら、出荷前7日間の「休薬期間」を守れば、安全だと、国がお墨付きを与えてきた。いま、この「信頼」が揺らいでいる。

欧州では、スウェーデンが86年から、デンマークが99年から、家畜に成長促進の抗生物質を与えるのをやめた。欧州連合(EU)を「成長促進目的での使用の全面禁止」へ先導した。だが現実には、デンマークでは家畜の病気が増え、治療用の抗生物質は増えているという。

国内で生産する抗生物質の約40%を家畜に使う「抗生物質超大国・米国」の対応は違う。米食品医薬品局(FDA)は「人体に与える影響に応じて審査を強化する」としつつも、「現状は適切」で、人間の薬への耐性に影響を及ぼしていないとの立場だ。

農水省は、7月に内閣府に新設される食品安全委員会での評価を踏まえ、来年中にも結論を出す構え。「獣医師の指示で使う治療用も、実際は農家が勝手に飲み水などに混ぜて使っている」(消費者団体)との指摘もあり、見直しは治療用にも及びそうだ。

終着点は見えないが、関係業界では「ポスト抗生物質」の動きも加速している。抗生物質のような耐性問題がない家畜向けワクチンの国内出荷額は、01年に前年比で約10%伸びた。明治製菓などの抗生物質メーカー大手も、オリゴ糖など腸内細菌を用いた「プロバイオティクス」など、天然の機能性飼料原料の開発・普及に力を入れているという。

抗生物質と飼料添加物をめぐる動き

1961年 抗生物質をエサに入れ始める
  68年 欧州で「家畜の抗生物質が人に影響」との説が浮上
  70年 「出荷前5日」の休薬期間設定
  73年 有吉佐和子著『複合汚染』がベストセラーに
  76年 飼料安全法施行。飼料に使える抗生物質を国が指定、休薬期間が「出荷前7日」に延長
  97年 バンコマイシンによく似た物質の使用を禁止

抗生物質 微生物が他の微生物(病原菌など)をやっつけるために生み出す物質で、1929年に、青カビから発見された「ペニシリン」が草分け。結核の特効薬「ストレプトマイシン」などを生む一方で、抗生物質の効かない「耐性」をもった病原菌の出現で、いたちごっこが続く。記事では化学的に合成された合成抗菌剤も含めた。接種した動物に免疫をつくらせて病気を予防するワクチンと違い、抗生物質はそのものが直接、菌に働きかける。

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