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June 17, 2010
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新シーズン。
タイトルが原題に即して「クリミナル・インテント」になりましたね。
私もSVUの「性犯罪捜査班」と「犯罪心理捜査班」じゃ番組表を見間違うし、ブログの記事もよく混同しておりました。
第1話で説明がありましたが、今シーズンはイームズが妊娠するのですね。
相手はゴーレンじゃなくて(爆)、妹のために代理出産をするということらしいです。
もちろん、中の人(Kathryn Erbe)が妊娠したためでしょうが、なるほどそう言う手もあったか。どうやら一時的にゴーレンのパートナーが来るようです。
それにしても、仕事が仕事だけに妹さんも心配でしょうね。
相変わらず、実際にあった事件を下敷きにして、複雑なエピソードでした。



駅で首を刺された若い男が助けを求めて絶命する。近くに車を止めていて、車内で刺されたらしい。建築関係者ではないかと身元を捜索したところ、設計事務所に勤めるノア・プレストンと判る。

ノアの自宅にはダウンタウンのグラウンド・ゼロを写したパノラマ写真が貼ってあり、その中の一部の写真が取り外されていた。
おそらく犯人はノアの自宅に侵入し、写真を見て都合の悪い人の部分を奪ったのだろう。
写真に写っていたのは、世界的に有名な建築家ローレットの一行で、ローレットの事務所を訪れたゴーレンは、ノアの作品にローレットの作風の影響を見る。ノアは確かにローレットに傾倒しており、ローレットの設計した住宅などを訪問していた。
そのうち、バーゲン郡の住宅は公文書保管人のメレディスが管理しており、メレディスはローレットの子供を妊娠していて2番目の妻だという。
しかし、ローレットはリッチフィールドにも長年連れ添った妻サラがおり、別れてはいないという。ノアはローレットの重婚に気付き、脅そうとして殺されたのか?
ローレットは仕事で家を空けることが多く、毎月ボストンに行くというのでクレジットカードの記録を調べると、コンコードにももう一人の妻シドニーがいると判る。
シドニーはノアがローレットの事を聞き回っている事を知っていた。ローレットの事務所の女性から連絡があったという。
ノアの車を調べたところ、犯人は後部席に座っていたと考えられ、その理由が妊娠しているからではないかというゴーレンは、メレディスに疑いを持つ。
メレディスもまたローレットを尊敬しており、過去の全ての資料を一冊のアルバムにまとめていた。ローレットはメレディスが自分の重婚について知らないと思っているらしい。
女好きのローレットはボストンに事務所の女性を呼び寄せていて、その時にサラから電話がかかり、今からボストンに行くと言われてローレットが慌てたことがあったという。
それはメレディスがローレットをからかうためにかけたのではないか。電話は駅の公衆電話からかけられていた。

クレジットカードが止められたため、メレディスは自分以外に女性の存在に気付く。血相を変えて事務所に飛び込んできたメレディスは、ゴーレンからノアがローレットの実の息子であると言われ、単に便利に利用されているだけと知って激怒する。
ローレットは初めてノアの事を知り、自分の才能がノアに受け継がれている事の方がメレディスの存在よりも大切だと認めたため、ついにメレディスは自分が駅から電話をかけたことを認める。



このローレットという建築家は自分がまるで神でもあるかのような、自分以外は認めないという人間で、家庭を2つ持ちながら愛人もいる。それぞれの妻は相手を知らないか、離婚していると思っている。
でもメレディスについては、妻と言うよりは建築家のパートナーという意識があったのでしょうね。仕事も理解していて、重婚も知っていたけれど、最後には自分のところに戻ってくると思っていただけに、ノアのような存在からローレットを守ろうとした。
でも、それは彼女の思い込みだったわけですね。血も涙もない、冷たい男です。妻たちには優しかったのに。

「クリミナル・インテント」は犯人を捜すことよりも、ゴーレンがどうやって犯人に罪を認めさせるかが見物なので、今回もノアの母親のことがメレディスの作った詳細な資料に載っていただとか、ローレットがタージマハールを模して愛する人のために特別の窓付けた、などの細かい積み上げが効果的でした。
で、最後にイームズがさらりと皮肉なことを言うのがツボですね。産休中はそれがないというのは寂しいですが、後任にはどういう人が来るのでしょう。

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Last updated  June 18, 2010 12:44:09 AM
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