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2007.12.04
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それよりも、

こんなろくでもない土佐藩を捨てて、

ひろい天下に躍り出たい。

(わしは脱藩じゃ)

竜馬は、固く決意した。


 司馬遼太郎『竜馬がゆく』(二)(文春文庫版)



1998_04_26_長崎_風頭山頂の『龍馬がゆく』石碑_R_02-27

長崎の風頭山頂にある『竜馬がゆく』の石碑


脱藩すると天下は広くなるけれども。。。



今日も研究所。
仕事をしながらN嬢と「ああだ、こうだ」と話している内に、非常勤出講やら今後の行先の話題になった。

N嬢は北の方のT大の大学院の博士課程を修了(=学位取得)したのだが、指導教授とあまり折り合いが良くなかったらしい。

ポストドクター大量生産の現在、博士号を持っているからといって専任教員にはそうそうなれるものではなく、さらに専任も公募によって入れるのはほんのわずかで、事実としては「公募」と銘打った名目公募が多数を占めている。そうすると、指導教授などとの関係が良好でないと、母校は勿論のこと専任になるのは難しい。
ましてや非常勤講師の口などは、基本的にはコネクションの世界だから、教壇の第一歩となる非常勤ですらなかなか得られなくなる。

方や、我が母校のK大などは日本史学出身者があまりにも多く、それらに満遍なく非常勤の口を得させるため、K大の日本史出身の非常勤講師は2年ごとに交替…あぁ、 これは数日前に書いたねぇ。

そんな状況で、日本史学出身の小生はK大で非常勤をしているにもかかわらず、もう8年目に突入していて、恵まれた方である。
なぜ続いているのかといえば、K大で日本史グループに属していないからである。

そもそも小生は野次馬気質たっぷりだし、日本史学専攻の院生グループの雰囲気と合わなかったから、別のことをやり始めたことが大きい。


結局、非常勤講師を最初に得たのはA大の文化人類学で、地理学の先生から話を頂き、文化人類学の先生に推薦状を書いてもらって、T大の文化人類学出身者を差置いて非常勤になっちゃった!(笑) そして、それがさらにK大の文化人類学の非常勤にも繋っているのである。

それにしても、先史考古学ならいざ知らず大学院でもちゃっかりモグリをしていた状況で、文化人類学の教壇に立つなんて…詐欺的だよねぇ(苦笑)

まぁ、こんなことを話している最中に、大学院時代に院生グループの雰囲気にいい加減嫌気がさしていたとき、日本史学専攻で仲が良かった友人に「脱藩してやる!」と話していたことを思出した。その友人、山口県出身で「脱藩」という言葉の意味がすぐに理解できたのはさすがだったなぁ。
「萬兆、本当に脱藩するのか?」と心配されたっけ。
もっとも、その友人も脱藩組になったが。。。

指導教授とはずっと繋ってはいたものの、脱藩したら確かに周囲の状況は激変し、まずは日本史学での活動がほとんどできなくなったねぇ。
まぁ、そのおかげで研究の幅が拡がって(ただし、専門性は落ちただろうなぁ。。。)現在まで研究者として何とかやっていられる…というのは、考えようによっては皮肉なものである。



先々週の火曜日以来、急に読みたくなった『竜馬がゆく』 を、先々週の末から読始めているのだが(一体、何度目の読返しだろう?)、ちょうど帰路に読んでいたら竜馬が脱藩するところにかかった。



なんとも、妙な偶然である。



     ~~~~~



【今日の色】(「 和色大辞典
空色(そらいろ) :#a0d8ef/R:160 G:216 B:239/H:197 S:33 B:94/C:33% M:10% Y:0% K:6%
【今日の背景色】(「 和色大辞典 」による)
桔梗色(ききょういろ) :#5654a2/R:86 G:84 B:162/H:242 S:48 B:64/C:47% M:48% Y:0% K:36%





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最終更新日  2007.12.05 00:50:45 コメント(6) | コメントを書く
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