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これまで、楽天フォトを使用してWeblogを書いて来たが、今日、2012年4月1日より、楽天フォトは廃止となった。今まで楽天フォトに入れた写真はどうなるのかと思ったら、楽天の案内に「楽天フォトの写真アップロードサービス(50KBまで)は、楽天ブログに引継ぎ提供させていただきます」とある。しかし、小生は有料サービスで容量を増やしたので、約126MBの写真が楽天フォト内にある。50MBを越えた分は一体どうなるのか。 問い合わせてみたところ、「(前略)ブログにアップする画像が、現時点で既ににアップされている画像容量も含め、合計しても、50MB以内であれば、4月1日以降も、楽天ブログのフォト機能のみでご利用いただくことは可能でございます.しかしながら楽天フォト有料サービス終了後、50MBを越えた容量で画像登録がある有料会員様の場合、閲覧・削除は可能ですが、画像の投稿はできなくなってしまいます.そのため楽天写真館のご利用をご検討いただきますようお願い申しあげます(後略)」とのことであった。 其処で、楽天写真館に写真を入れてからWeblogに取り込むと、何と、貼られた画像は既に縮小されており、拡大が出来ない。ジンチョウゲの花.日当たりが悪いので影が少し写っている写真をクリックしても、別画面に同じ写真が出るだけ(写真クリックしても拡大不可)(2012/03/29) 上がその縮小された画像である。試しに写真をクリックしてみて頂きたい。同じ大きさの写真が別画面に現れるだけである。 この点に付いてやはり楽天に問い合わせたところ(実は、此方の問い合わせの方が先)、「(前略)縮小せずにブログ内へ取り込む機能は、現在網羅されておりません.予めご了承ください.有料プランでご利用いただいているフォトにつきましても、4/1以降も現在と同じ機能のため、拡大表示はできません.しかしながら、この度いただきました「縮小せずにブログ内へ取り込む機能の設置」に関するご意見は、楽天ブログをご利用のユーザ様からの貴重なご提案として承り、今後のシステム改善やサービス向上のため参考とさせていただきたく存じます(後略)」との御回答を得た。些か分かりづらい日本語だが、これまで拡大出来たのが4月1日からは出来なくなるのか? 拙Weblogは詳細な写真を拡大表示出来るところがミソである。拡大機能が無くなれば、他所に移らなくてはならないし、今まで書いた記事も何処かに避難させねばならない。「緊急避難」は一応済ませたが、今まで拡大出来たものを出来なくなるするには、新しく縮小した写真を用意して、HTML(ソースファイル)中のファイル名をそれに書き換えるか、或いは、サーバーの方でアクセスがあった時に一々縮小しなければならないだろう。縮小処理はサーバーに相当な負担を掛けるだろうし、また、HTMLを書き換える様な面倒なことをするとは考えられない。 其処で、今日4月1日まで待って、これまでに書いた記事の写真をクリックしてみた。・・・以前と同じ様に拡大出来る。先ずは一安心。 次は、楽天写真館に入れた写真を原寸で取り込めるかである。普通に取り込んだ場合のソースファイル(HTML)を調べて見ると、画像のファイル名は「image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/ac1a8251393e5b95c686da018faa4bcc8c9e29b2.64.2.2.2.jpg?thum=53」となっている。どうも、この後に付いた「?thum=53」が怪しい。其処で、これを取り除いて見た。結果は下の通り「?thum=53」を取り除いた.写真館に入れたのと同じ大きさの写真が取り込まれており、クリックすれば、その原画が表示される(写真クリックで拡大表示)(2012/03/29) チャンと原寸でロードされており、拡大出来る。別にファイル名を書き換えたからといって、楽天ブログの規約に抵触することもないだろう。先ずは目出度し目出度し。 尚、拙Weblogではこれを幅500ピクセルに縮小して表示しているが、楽天写真館からロードする場合には、widthとheightの指定が無いので、これを付け加える必要がある。この写真の場合、原寸は1000×800ピクセルなので、幅500ピクセルに縮小する為、<img>タグの中に「width="500" height="400"」を書き加える必要がある(heightは無理に書かなくても良い)。この方法は、楽天写真館から上手く写真を取り込めない(縦横比を一方的に決められてしまうらしい)で困っている人がかなり居る様なので、その人達の参考にもなると思う。 ところで、写真のジンチョウゲである。ず~と前から植えてあるのだが、位置的に日陰になる時間帯が長く、また、単純な花なので、花を解剖して内部を見たりしなければ面白くないであろう。そう思って今まで掲載しなかった。 今回は、楽天フォトから楽天写真館への移行に伴う問題について書くのが主目的で、花の方は説明の為に撮っただけである。来年か再来年にでも、解剖して超接写をしてみようと思っているが、最近の更新頻度から察するに、本当に掲載するかどうか、かなり怪しい。
2012.04.01
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明日(平成23年9月6日)、例年の如く南方へ出撃する。飯田洋二郎中将麾下の第15軍が展開した領域である。拙Weblogの更新(最近は少ないが・・・)を楽しみにされている読者諸氏には大変申訳無いが、2~3ヶ月の休みとなる。こればかりは何とも致し方ない。 文章だけでは味気ないので写真を載せたい。しかし、手元にあるのは飼育記等のシリーズ物が多く、写真を調整する時間が充分ないので、先日撮ったシオカラトンボ(Orthetrum albistylum)の雌(所謂ムギワラトンボ)を出すことにした。直ぐに逃げられてしまったので、2枚しか写真がない。普通なら没にする所だが、こう云う場合にはかえって好都合である。シオカラトンボの雌.通称ムギワラトンボと呼ばれている右後翅が羽化不全で少し短く、縁紋も変形しているオオシオカラトンボとは異なり翅(特に後翅)の付け根が黒くない(写真クリックで拡大表示)(2011/08/30) 3年前、同属近似種のオオシオカラトンボを紹介した。その時「住宅地の中にいるこの手のトンボは、シオカラトンボではなく、オオシオカラトンボのことが多いらしい.シオカラトンボは水田や湿地帯の様な開けた場所を好むので、住宅地には少ないとのこと」、と書いた。実際、その後もある程度注意していたところ、確かに、我が家にやって来るのは何時もオオシオカラトンボであった。 しかし、これでシオカラトンボもたまにはやって来ることが分かった。 尚、この個体、右の後翅が羽化不全でやや短く、縁紋も一応有るが変形しており、しかもその先の部分が無い。しかし、まァ、この程度の不全は飛翔には全く問題ない様であった。シオカラトンボ(雌)の頭部と胸部中々複雑な構造をしているが、時間が無いので解説はしない(写真クリックで拡大表示)(2011/08/30) シオカラトンボとオオシオカラトンボの違いについては、以前も書いたが、後者では翅(特に後翅)の付け根の部分が黒く、また、前者は後者よりやや小さいことが多くので、簡単に見分けが付く。 それでは、明日出発する。読者諸氏に於かれては、御風邪など召されぬ様、御自愛被下度候。
2011.09.05
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毎年、秋になるとセイタカアワダチソウや「北米産原産シオンの1種(紫花)」にやって来る、やや小型のガガンボが居る。ガガンボという虫はややこしい双翅目の中でも特にややこしい連中で、撮っても種類が分かる可能性は殆ど無く、普段は撮影しないことにしている。 しかし、この写真のガガンボ、口吻がある種のシギ類(ダイシャクシギ等のNumenius属)の様な形をしており、かなり特徴的である。しかもこの辺り(東京都世田谷区西部)では極く普通な種と言える。ヒョッとして分かるのではないかと思い、写真を撮ってみた。体長は約8mm、翅長は約7mmである。「北米原産シオンの1種(紫花)」に来たヒメガガンボ科のGeranomyia gifuensis.和名はまだ無い右後肢が取れて無くなっている(写真クリックで拡大表示)(2010/11/02) ガガンボの様な、体が細く脚が異様に長い双翅目昆虫は色々な科に存在する。ガガンボ科の他に、近縁の科としてはシリブトガガンボ科、ヒメガガンボ科、オビヒメガガンボ科等があるが(これらを全てガガンボ科に含める研究者も居る)、一見非常に良く似ているにも拘わらず、それぞれ下目のレベルで異なる全く遠縁のガガンボダマシ科、コシボソガガンボ科、アミカ科等と云うグループもある。全く困った連中としか言い様がない。羽ばたきながら吸蜜することも多い.偶然に翅を拡げたところが撮れた吸蜜中も常に体を上下に揺すっている(写真クリックで拡大表示)(2010/11/02) これらの科の違いは、主に翅脈をみれば大体の見当が付く。しかし、1つの科の中でも翅脈にかなりの変化があるので注意が必要。写真のガガンボの翅脈(写真の解説を参照)を見ると、どうやらヒメガガンボ科の様である。 ヒメガガンボ科には、口吻が体長よりも長く、しかも真っ直ぐなクチナガガガンボと云う種がある。しかし、口吻の細部を見ると、これとはかなり違う。翅脈を拡大.前縁脈とR脈基幹の間にあるSc脈が無い様に見えるが他のぼけた写真を見ると、Sc脈は前縁脈とR脈の間に存在しており矢印Aの所で、Sc1とSc2(Sc-R)の2本に別れ直後にSc1は前縁脈に、Sc2はR1に終わっている矢印Bの所はどうなっているのか良く分からないヒメガガンボ科では、普通R1は前縁脈に合すがここではR2+3に繋がっている様に見える(写真クリックで拡大表示)(2010/11/02) 北隆館の新訂圖鑑の解説を読むと、口吻の長いヒメガガンボ科のグループは他にも幾つか存在する。しかし、図版を見ても殆ど何も分からない。お手上げである。 其処で、例によって双翅目の掲示板「一寸のハエにも五分の大和魂・改」のお世話になることと相成る。此処には、達磨大師様と云うガガンボの権威が居られるのである。横から見ると後肢の取れた跡が生々しい常に体を上下に揺すりながら吸蜜する(写真クリックで拡大表示)(2010/11/02) 達磨大師様は、一年程まえ白神山地の研究室に転勤され、研究棟の建設とか今かなりお忙しい筈なので、気長に御返事を待つつもりで居た。ところが、何と一時間も経たない内に御返答を賜った。 「交尾器の詳細がわからないので「絶対に」とはいえませんが、ヒメガガンボ科ヒメガガンボ亜科のGeranomyia gifuensis Alexander, 1921 に一票.本州で記録されているGeranomyia属既知種で翅に斑点模様がないのは本種のみです」との御答えであった。 北隆館の圖鑑に拠れば、このGeranomyia属に属すヒメガガンボは「口吻が鳥のクチバシ状に突出している」そうである。横から見たGeranomyia gifuensisの顔「宇宙人的」と表現する人もいる(写真クリックで拡大表示)(2010/11/02) 御話に拠れば「本州で記録されているGeranomyia属既知種で翅に斑点模様がないのは本種のみです」なのだから、殆ど決まったも同然の様な気がするが、大師様は「・・・に一票」としか書かれていない。 これは、ガガンボ類(ガガンボ科とその近縁科)の研究が圧倒的に不足している(研究者が少ない)ことに起因している思われる。「一寸のハエにも五分の大和魂・改」での情報に拠ると、ガガンボ科の代表的な属の一つであるTipula属では、日本で記録されている種は約100種だが、実際には400種以上が生息するとのこと。この様な事情はTipula属に限らず、ガガンボ類全体に通じると思われる。既知種よりも、未記載種や日本未記録種の方がずっと多いのである口吻は形や太さが部分により異なり、かなり複雑な構造をしている途中左側に飛び出しているのは小腮鬚と思われる(写真クリックで拡大表示)(2010/11/02) ヒメガガンボ科(Limoniidae)は九大目録ではヒメガガンボ亜科(Limoniinae)に入っているが(ガガンボ類の上位分類には議論が絶えない様である.近縁の科として上に挙げた数科を全てガガンボ科に含める研究者もおり、九大ではそれを採用している)、亜種も含めて488もの記録が出て来る。 また、Geranomyia属(九大目録ではLimonia属の亜属として扱われている)には、7種8亜種が記録されている。この属(亜属)がどの程度研究されているのかは分からないが、Tipula属と同じ程度とすれば、他に20種位は未記載種や日本未記録種が居る可能性がある。単純に、Geranomyia gifuensisと決めつける訳には行かないのである。オマケの1枚.右後肢が無いのが目立つ(写真クリックで拡大表示)(2010/11/02) ・・・と云う訳で、今日の虫はヒメガガンボ科(Limoniidae)ヒメガガンボ亜科(Limoniinae)の「Geranomyia gifuensis?」と、「?」を付けて置くことにした。尚、Geranomyiaを亜属とした場合の学名は、Limonia (Geranomyia) gifuensisとなる。
2010.11.15
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今日の朝、表を見ると、何と雪が積もっている。4月半ばも過ぎた17日に積雪である。全く、今年の天候は異常としか言い様がない。 7時の気温は1℃、しかし、雪は既にかなり溶けており、降っているのは氷混じりの雨。マンリョウの幹が地に接するまで倒れているにも拘わらず、その上に雪がないところを見ると、2cm程度は積ったが、直ぐに雨となり溶けてしまったらしい。シュロの葉に積もった雪.大部溶けているが2cm位は降ったのかも知れない(写真クリックで拡大表示)(2010/04/17) 4月半ばに雪とは、全く参ったが、気象庁の「過去の気象データ検索」で調べると、1979年の同じ4月17日に2cmの積雪がある。残念ながらこの年、私は東京に居なかったので全く記憶がない。理科年表を引っ張り出して見てみると、この記録は1877年の統計開始以来最も遅い雪となっている(単に「雪」とあるので降雪か積雪は不詳だが、多分降雪)。リュウノヒゲの上に積った雪(写真クリックで拡大表示)(2010/04/17) 私はTVを見ないのでよく知らないが、昨日の早い内から雪が降るかも知れない、と予報が出ていたらしい。しかし、TVは見なくても、気象庁の天気図は毎日何回かInternetで眺めているので、非常に雪が降り易い気圧配置であったことには気が付いていた。低気圧が関東の南を通り、三陸沖に高気圧がある。こうなると、湿った冷たい北東気流が関東に入り込んで屡々大雪になるのである(勿論、上空の寒気団が必要)。 只、今回は低気圧が北側に膨らんでいたので、北東風ではなく北風となった。この「膨らみ」がなければ、昨日の夕方位から雪になり、かなり積もったかも知れない。地面の上にもチャンと積っている(写真クリックで拡大表示)(2010/04/17) 理科年表(2005年版)に拠ると、日本で最も遅い「雪」は、網走と根室の1941年6月8日である。それから較べると、4月17日は随分「早い」と言える。因みに、札幌の最晩雪は1941年5月25日、大阪では1996年4月12日、九州で一番遅いのは長崎と厳原(いずはら:対馬市)の1982年4月9日である。クリスマスローズの咲き終わった花の上にも雪が残っている(写真クリックで拡大表示)(2010/04/17) 今日は、例のチャタテムシ幼虫のその後を掲載するつもりであった。しかし、記録的な晩雪が降ったので急遽変更した。雪は「我が家の庭の生き物たち」ではないが、植物が一緒に写っている(シュロとリュウノヒゲは初出)ので、まァ、御勘弁の程を。
2010.04.17
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