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2022.01.20
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カテゴリ: 日常
仕事で会った72歳、68歳と一緒にランチ。
こうして年齢不問を数字にすると、二人とも老人だ。


だが、実際のところの見た目は、そういうわけでもない。
髪がまだあって、現役で仕事もしているから、というのはある。
私との相対的な年齢差が僅かだから、というのもあるが。

その二人と、Before還暦の若造の私の3人で囲むランチ。
すき焼き御膳をオーダーしたのに、運ばれてきたのはすき焼き定食。

「いいよいいよ」

と異口同音の3人。

「でもやっぱり、刺身と茶碗蒸しは欲しかったね」

食べ終わってから言うのか72歳。

オーダーを間違えたのは新人らしき若い女性で、

72歳「オーダー間違えで叱られたかな」
68歳「まだ新人だろうに、かわいそうだな」

と、優しい老人二人。

幾つになっても若くて可愛い異性には甘くなるね、と心に思っていても言わず。

ランチでの話題は、68歳のところのボスの近況。
80代半ばのボスの認知症の進み具合が最近顕著で、と幾つかのエピソードを聞く。
困ってしまうような、でも見方によってはどこかユーモラスなそれらのエピソードを聞き終えて、

「でも、それってあと10年ちょっとで私たちにも起きる事ですよね」

とぶっ込む。

「いや、俺たちは大丈夫なんじゃない?ボスは現役の時にそりゃもうフル回転であそこまで成った人だから老いてからの落差が大きいけど、俺たちはずっと気が抜けたような生き方してきてるから、もっと緩やかに行けるんじゃない?」

どうしてそういう理屈になるのかわからないが、72歳は楽観的で、なるほど知人に数百万円貸して返ってこなくても

「仕方ねぇなぁ」

で済ませられる人は違うもんだな、と感心する。

「ボスも1代であそこまでの財を成したけど、まぁ息子たちは箸にも棒にも、でなぁ」

と話題は次の世代に。

確かにジュニアは絵に描いたようなダメなジュニアで、でも68歳は

「代替わりの頃にはもう私は本格的にリタイアしてるから」

と他人事。

そして二人口を揃えて

「尻拭いは全部君に任せるよ」

と。

やっぱり定食じゃなくて御膳にしてもらえば良かった。
刺し身と茶碗蒸し、私も食べたかった。





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Last updated  2022.01.20 17:59:46
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