ちょっとコワイ忘年会(連載)


またこの過ちが繰り返されないことを願って手記をしたためておくことにする。

【トラウマ】




別に期待はしてなかったし。
そう、期待なんかしてないさ、期待なんか・・
そ、そりゃ、ちょっとは期待したかもしれないケド 汗

要は、楽しく過ごせればよいわけです、楽しく。

場所は熱海。イマサラ熱海って、どうなのよ?
忘年会シーズン突入で安くてイイところがなかったらしい。幹事の弁解。
別に何処だっていいんです、飲み始めたら場所なんてどこも同じなんですから。

目的は「忘年会」なんですから。
でも一応コンパニオン付きパックです。
4人に1名付パックですから。


コンパニオンといえば、実は、トラウマがあります、私。
「石和」で同様の忘年会をやったときに、ダブルブッキング食らって、
2時間にも及ぶ交渉したことがありました。

「なんとか揃えさせていただきます。ただ、事情が事情ですので、
2つの会社から2名づつということでお願いします。」

って今にも消えそうな声でいうものだから、こちらもチーム対抗ゲームを準備していた関係もあったし、それくらいの条件はのみましょう。なんて了解したんです。

「20代ですよね?」「ええ・・・まぁ・・」
「はい?よくきこえませんけど・・?」
「別系列の会社からの2名派遣ですので、そちらのほうはちょっと・・」
「できないということ?」
「いえ、出来る限りのことはさせて頂きます」
「じゃ、おねがいします」

勝ち取りました。コンパニオン。




宴会開始30分前。


キタ-ッ


・・・

コンパニオン!?

どう見てもお婆さん。

口元の皺が妙に気になる。
それにそのハグキ。
人工物のような。
まさか「入れ歯」?


はぁ?

シルバーシートご用意しましょうか的おばあちゃま。2名。
お年も召されているし、体格もしっかりされている・・
・・・ではなく、完全武装だった。
それは、ガ、ガードル?
防弾チョッキのようにも見えた、らくだ色の装甲。



神様、あんまりです。
迷える子羊たちにこの仕打ち。


そして、2名は20代。
どう見ても20代。
宴会の花とはこういうものか。
華やかなオーラが漂う。


これを横一列に4名並べると・・・


修羅場。
超新星とブラックホール。
決して相容れないものがこうして並んだ。



お色気ゲーム大会は一転して修羅場になりました。



全身鋼鉄製かと思われるようなガードルを装着したお婆さん相手に怒号が飛び交い、自我崩壊する連中が続出。
アルコールのピッチは急上昇、浴びるように飲んで飲んで飲みまくる

そして始まったダッコちゃんゲーム。
コンパニオンを抱えてのチーム対抗リレー。

壮絶、悶絶・・ 
書けない・・。

コンパニオンには怪我をさせることはなかったことがせめてもの救いか。
(ウチの連中には腰痛、突き指、擦り傷、打撲・・少々あり)

あれ、まだ今年の忘年会の話になってなかった。。

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