書物の森へのいざない

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かしこい節税


 橘 玲著 幻冬舎からの抜粋


資産形成の10のルールから
 ルール10 最速の資産形成法は税金を払わないことである。
  誰もあからさまに言わないが、自営業者(あるいは中小企業の経営者)になって、所得に対して税金をはらわないこと


 我々サラリーマンでもできる節税方法があります、少しでも自己防衛しましょう。




 「神は細部に宿る」という言葉がありますが、まさしく日本の税制は知らず知らずのうちに我々の生活行動様式を制御・規制しています。又税制に関心を持つ事により、自分がいかに官僚のカモ(税金のかなりの部分は人件費です)になっているか、納めている(取られている)税金・保健料がいかに大きく又無造作に使われているかが納得できると思います。




自己防衛力向上の第一歩


(1)年末調整で何が行われているか理解しよう。

 サラリーマンは年末調整でほとんど税金の関係は終わってしまいますが、どうしてそうなるのか自分で計算しましょう。又いい加減な会社では計算を間違えているところもあります。場合によっては確定申告することにより還付されることがあります。


(2)確定申告の誤解

 確定申告して税務署に受理されると税金に間違いがないと思いますが、実は税務署は申告事項に対して単に税金の計算が合っているかどうかしか判断していません。たとえば間違って申告したり申告漏れ(特に控除の場合気が付かないケースが多いですね)があっても教えてくれません。
 とりあえず個人の申告に従って税金を取ったり還付したりします。その後疑問のある場合やたぶんサンプリング調査で引っかかったものについて、税務署から問い合わせがあるのですが(たぶん国が損する場合は電話はこないでしょう)、残りの大半の申告はそのままとなります。
 税務署員は厳しいノルマ(勤務時間に対する成果=脱税の発見額)を科せられているので、無駄な作業(時間をかけてもたいした追徴税が取れない案件)はしないと思われます。


(3)税務署を利用しよう(納税準備は秋口から)




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