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一昨日(28日)、生駒の叔母(父の妹)宅を訪問。 今日は、その叔母宅の庭で見つけた蝶の幼虫の話であります。(ルリタテハの幼虫A) 叔母が「庭の花に蝶の幼虫がいる」というので、庭に出てみたら、ホトトギスの葉裏にいたのがこの虫。 「蛾の幼虫かな。」と言うと、「蛾なの・・。」とがっかりしたような顔をするので、念のためとスマホで「ホトトギスの葉につく蝶の幼虫」でネット検索したら、ルリタテハがヒットし、蛾の幼虫ではなく蝶の幼虫であることが分かった。 ルリタテハの画像をスマホで示し、「このルリタテハという蝶の幼虫のようです。」と言うと、とても嬉しそうな顔になって「まあ、綺麗な蝶じゃない。」と上機嫌になった(笑)。蛹になったら、金魚用のガラスの水槽に茎ごと取り込んで、屋内に持ち込み羽化するのを観察してみよう、などと小学生みたいなことを言い出したので、「それはいい案・・」とこちらもつられて笑いながら賛意を表明する始末(笑)。(同上・幼虫B) 幼虫は2匹いました。 葉裏に隠れてじっとしている。 トゲトゲの針が刺されると痛そうな感じがするが、これは刺さないそうで、触っても問題なし、痛い目には合わないそうだ。 これは、イラガの幼虫に擬態しているのだという。 イラガの幼虫は毒を持っていて、刺されるとひどく痛いが、こちらは見かけだけのこけおどし。イラガの幼虫に擬態しているお陰で、ルリタテハの幼虫を捕食する天敵はいないとのこと。 しかし、カマキリはイラガの幼虫を捕食するようだから、ルリタテハの幼虫も捕食するのだろう。そういう災難に遭うことなく無事に育って欲しいものである。 イラガの幼虫は下記<参考>の過去記事にその写真を掲載していますので、ご存じでないお方はそれをご覧ください。 ルリタテハの画像は、過去記事にあるかと検索しましたが、無いようなので、Wikipediaから借用してその画像を掲載して置きます。<参考>虫も愛でつつ秋銀輪 2014.10.22. ルリタテハの画像・Wikipediaより ルリタテハの幼虫の食草は、ユリ、ホトトギス、サルトリイバラなどとのことですが、親の蝶は、その肢によってこれら食草を感知して産卵するのだそうな。 春に羽化する春型に比べて、秋に羽化する秋型は模様の色がやや薄めになるそうだ。 成虫のまま越冬するものもいるそうだから、この幼虫たちは蝶の姿で冬を越す可能性もあることになる。(同上・幼虫B) ルリタテハは、タテハチョウ科の蝶。 同じタテハチョウ科の仲間ではオオムラサキが有名だが、これは子どもの頃見たきりで、実物を目にすることはなくなっている。 タテハチョウ科の蝶は5000種以上の多数で、シジミチョウ科の6000種以上に次ぐ多さだそうな。因みに、蝶の種類は全世界で1万5千種~2万種だそうだから、タテハチョウとシジミチョウで70%以上の多数を占めることになる。 この辺のところは友人の蝶麻呂君が詳しいので、ヤカモチが事に非ずでありますれば、これ以上の言及は慎むべきか(笑)。 アカタテハとかキタテハなどは、今でも時に見かけるが、アカタテハの幼虫はカラムシの葉に、キタテハの幼虫はカナムグラの葉にいるので、これらの植物を見かけたら葉裏を覗いてみると発見できるかも。(同上・幼虫B、只今食事中) 葉裏に隠れていたものの、しばらくすると空腹になったのかホトトギスの葉を盛んに食べ始めました。 写真には、葉に付着しているゴミのようなものが写っているが、この虫の排泄物ではないかと思う。(同上・幼虫B 食べだすと、もうとまらない。)(同上・幼虫A) もう一方の幼虫Aも、もぞもぞと動き出し、食事を始めました。(同上・幼虫Aも食事中) 葉を齧られているホトトギスの方は、ホトホト困り切って居ります。 小万知さん風に言えば、トホホギスと言うことになる(笑)。 それでも枝先には沢山の蕾がついているから、頑張って花を咲かせることでしょう。SDGsなどと声高に叫ばなくとも、虫たちは食草に致命傷を与えるような食べ方はしないのだろう。生駒山 裾廻(すそみ)の里の 庭草(にはくさ)の その葉恋しき 時は来(き)にけり (瑠璃立羽)(本歌)玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声の恋しき 時は来(き)にけり (大伴家持 万葉集巻17-3987)<参考>虫関連の過去記事はコチラ。
2021.09.30
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友人・岬麻呂氏からの旅便りが届きました。 今回も北海道。 7月(No.273)から5回連続しての北海道旅行ですが、今回は、毎年恒例の、紅葉を求めての旅。(旅277報告 旭岳紅葉・富良野&同写真説明)※写真をクリックすると大きいサイズのフォト蔵画面の写真が新しい窓で開きますので、それでお読みいただくと読みやすいかと存じます。<参考>過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ9月21日関西空港➝新千歳空港➝石狩市➝(旭川北IC経由)➝「きたいち」(夕食)➝旭岳➝新富良野プリンスホテル(3連泊) 最初のご訪問先は、同氏現役時代の若き日からのご友人(今年7月ご逝去)の石狩市のご自宅。退職後も、ご夫妻同士「札幌ビール園で毎春4人でビールを楽しむ」というお付き合いが続いていたというご友人。親しい友に先立たれるというのは、悲しくさびしいものです。合掌。春さらば 花めで酒酌み また語らむ 言ひし悲しき 遺影の友よ (偐岬麻呂) さて、日本の秋はここから始まるという、大雪山系旭岳です。(旭岳と鏡池)日の本の 秋はここより 旭岳 今年ももみぢ 妹と恋ひ来し (偐岬麻呂)(旭岳・旭平 第一展望台から)との曇る 旭平の 秋の葉に 心ぞ痛き 面影立てば (偐岬麻呂) 9月22日旭岳再挑戦➝上野ファーム(旭川市)➝ファーム富田➝鳥沼公園 この日は晴れて・・。旭岳再挑戦。 旭岳の紅葉を、心置きなく楽しまれよ、との「晴れ」であります。(旭岳・ロープウェー) ロープウェー山麓駅(標高1000m)と姿見駅(同1600m)との中間地点付近の紅葉。(旭岳・姿見駅から) 姿見駅付近の紅葉。ここから旭平周辺の散策路が始まる。(旭岳・全景) 姿見駅から木道を登った小広場で、最初に出会うのが上掲写真の風景。 旭岳の山容が眼前に迫る。 この小広場から登山道に入り、これを50mほど下ると、下掲写真の風景となる。(旭岳・登山道から) 岬麻呂氏の写真説明では、「右に登り」とか「右に行くと」とか「左側の景色」などとありますが、これに従ってその位置を姿見駅との関係で頭に描いているうちに、混乱してきて何やら矛盾が生じましたので、ヤカモチの説明文では左右の表現をすべてカットしました。 左右というのは前後が決まって初めて成立する概念であるから、前後について書き手と読み手との間に共通した視点を欠く場合は、誤解、混乱が生まれる(笑)。ましてや地理感のないヤカモチが「駅を背にして右」とか「向かって左」とか、下手な説明を加えると、ますますややこしくなりかねません。(旭岳・ロープウェー姿見駅) 上掲写真の建物は姿見駅。 上掲写真の左上側の景色をアップで撮ったのが下掲の写真。 撮影場所は、上掲写真の撮影位置よりも少し低い地点に下ってのものであるかと思われる。 奥に見えるのは十勝連山。その中央付近にたなびく噴煙は十勝岳のそれであるとのこと。(旭岳・遠景は十勝連山) 下掲写真は、姿見駅到着直前に見える風景とのこと。沼が点在する中、ナナカマドの紅葉が点々とあって印象的な風景。(旭岳・沼とナナカマド) 上野ファームやファーム富田は、お花が大好きな岬麻呂夫人のお気に入りの場所であるのだろう。 岬麻呂旅便りでは定番のご訪問先になっているようです。(上野ファーム)(ファーム富田)(鳥沼公園)9月23日十勝岳温泉・凌雲閣展望台(十勝岳安政火口)➝麓郷・藤林商店➝麓郷展望台➝かなやま湖・ホテルラーチ(ランチ) この日最初の写真は、マンホールでありました。(中富良野町のマンホール) 下掲の上富良野町のマンホールには「LAVENDER TOWN」という文字が刻まれているから、図柄の花はラベンダーであるのだろう。 上富良野町も中富良野町も、町の花はラベンダーであるから、上掲の中富良野町のマンホールの図柄の花もラベンダーであるのでしょう。<追記>中富良野町のマンホールもよく見るとLavenderと書かれている。(上富良野町のマンホール)(十勝岳・安政火口) 上掲の写真は十勝岳安政火口の紅葉とのこと。(麓郷展望台) そして、富良野市、麓郷展望台からの眺めです。9月24日風のガーデン➝朝日ヶ丘公園➝占冠・アイリス伊藤ガーデン➝新千歳空港➝関西空港(風のガーデン) 最終日は、お花めぐりであったのでしょうか。 占冠町のアイリス伊藤ガーデンのトリカブトの花です。(トリカブト・紫) 紫色の花のトリカブトは日本固有種。 白色のそれは外来種との雑種だそうです。(同上・白)<追記:2021年10月1日>旅報告277の裏面に記されていたトリカブトの写真と説明文に気が付きましたので、遅ればせながら、これを撮影、その写真を追加掲載いたします。(旅報告277の裏面) 以上、全941kmドライブの3泊4日ご夫婦旅でありました。 今日もご覧いただき、ありがとうございました。
2021.09.28
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風は音でそれと知るというのが相場であり、目にはさやかに見えぬものではあるが、それを写真に撮ってみました。(秋の風 奥がホソムギ、手前はイヌビエ) これは、加納北公園に生い茂った草(ホソムギだと思うが)が風になびいている姿であります。 風の音も葉や枝を揺らす音にてそれと知るのであってみれば、風そのものの音ではなく、葉がそよぐ音を以て「風の音」と言ったりしているのであるから、何かが風になびき、揺らされているその姿を以て「風の姿」と言っても間違いではないだろう。 加納北公園は、銀輪での近隣散歩コースでよく走る恩智川沿いの道からは少し西に外れているので、最近(今年の6月5日)になってその存在を知った公園であるが、その後は時々立ち寄ったりもしている。 初めて立ち寄った時は草茫々であったが、7月に立ち寄った時は除草作業の業者による草刈りの最中でありました。 しかし、昨日(25日)立ち寄ってみると、もう草茫々の状態に戻ってしまっているのでありました。 イヌビエ、ホソムギ、ヌスビトハギなどが群生。 涼しい秋の風がそよりと吹くと、その草むらが一斉になびく。 風が「目にもさやかに見えて」という心地にて気分のいいものである。 こういう光景は、同種の草が群生していてこそ見られるもので、雑多な草が立ち混じっていると、その草の形や草丈の高さが異なる結果、そのなびき方もそれぞれに異なるので、動きがバラバラとなり、統一感の欠けたものになってしまう。 ホソムギなどイネ科のひょろりとした草は「風の姿」を体現するにはもってこいの草である。カゼクサ(風草)などという粋な名前の草もあるが、そのような草が群れて風になびく様は美しく、それはヤカモチの好きな光景でもある。 そんなホソムギのそよぎの中に、白い絮を付けた穂が遠目にも見えたので、近寄って撮影してみた。 風に盛んに揺れるので、撮影はそれなりに苦労する。(ホソムギの絮)(同上)(同上)(同上 手前はイヌビエ) ヌスビトハギも群生している。 その実は所謂ひっつき虫で、取り付かれると大変難儀する嫌われ者であるが、花は可憐。(ヌスビトハギ) よく見ると、既にその実がびっしりとなっている。(同上) 盗人を寄せ付けまいと、手前にはイヌビエが繁茂している。 差し詰め、番犬といったところか。(同上) エノコログサがヌスビトハギに混じって見えるが、上のイヌビエとは違って、ヌスビトハギの側に立ってこちらを見ている風であるから、これは盗人に手なづけられてしまった犬ころであるか(笑)。 遠くには、葉が少し色づき始めた木もある。(秋の色) 遠くにあるのをズームで撮ったので、何の木であるかは定かではないが桜の木かも。秋の色になりつつある葉、もみつ秋の葉である。 近くの田圃では、稲が穂を垂れている。(稲) ♪実れる田の面は 見わたす限り 穂波のたちつつ 日影ににおう 垂穂は色づき 敏鎌を待てり いざいざ刈らずや 時すぎぬまに♪(讃美歌504)(同上) 加納北公園から恩智川沿いの道に戻って来ると、土手にクズが生い茂り、葛花が咲いていました。 秋の七種の一つである葛花で、秋の色を感じていただきましょう。(葛花)萩の花 尾花葛花(くずばな) 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢばかま) 朝貌(あさがほ)の花 (山上憶良 万葉集巻8-1538)(同上) 中央大通り(国道308号)を北から南へ越えた付近は、土手一面が真葛原の風情。(真葛原)真葛原(まくずはら) なびく秋風 吹くごとに 阿太(あだ)の大野の 萩の花散る (万葉集巻10-2096)赤駒の い行きはばかる 真葛原 何の伝言(つてごと) 直(ただ)にし良(え)けむ (同巻12-3069) クズは、花が詠まれるよりもその生い茂る葉の方に注目して、真葛原として詠まれることが多い。 その真葛原、土手の斜面を覆っているクズの群生であるから、正確には真葛原とは言えないけれど、これをパノラマ撮影してみると、下掲のような写真になりました。 (真葛原となっている恩智川の土手) 左側に見える高架道路は、国道308号の上を通っている高架自動車道(阪神高速13号東大阪線)です。 パノラマ撮影だと土手や道路がカーブしているように写ってしまいますが、実際は左から右へ一直線で、曲がっている訳ではありません。<参考>近隣散歩関連の過去記事は下記から。 近隣散歩(その1)(その2)
2021.09.26
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昨日(21日)は、深北緑地まで銀輪散歩。 土日、祝日などの休日と違って、人影も少なく閑散としていた。(深北緑地) 恐竜広場など、子供が遊べる施設のあるブロックは多くの子ども達の姿で賑やかであるのだが、ご覧の通り閑散としています。(同上・恐竜広場)(同上・とりで広場) パンパスグラスが秋風に吹かれているだけでありました。(パンパスグラス<シロガネヨシ>)(アオサギ) アオサギも手持無沙汰である。 写真を撮っていると、急に飛び立ちました。 左手方向から、男性が接近して来たからでありました。 アオサギ「ソーシャルディスタンスを弁えぬとは無粋な奴じゃ」(深北緑地のケヤキ) 上掲及び下掲のケヤキの写真は、昨日撮影のものではなく、8月26日撮影のものですが、同じく深北緑地のそれなので、この際、便乗して掲載することといたしました。長谷(はつせ)の 斎槻(ゆつき)が下に わが隠せる妻 茜さし 照れる月夜(つくよ)に 人見てむかも (柿本人麻呂歌集 万葉集巻11-2353)天(あま)飛ぶや 軽の社(やしろ)の 斎槻(いはひつき) 幾世まであらむ 隠妻(こもりづま)そも (万葉集巻11-2656)(注)槻=ケヤキ(同上) さて、明日23日は秋分の日である。 秋のお彼岸です。 お彼岸というのは、春分の日、秋分の日を中日として、その前後3日間の合計7日間のことである。 従って、今年の秋のお彼岸は、9月20日から26日までの7日間ということになる。 ヒガンバナは彼岸花と書き、この時期に咲くが、お彼岸に咲くから彼岸花となった訳ではない。サンスクリット語でマンチューシャカ(天上の花の意)と言ったのを音訳して曼殊沙華、意訳して彼岸花としたのである。 しかし、ヒガンバナはやはりお彼岸の内が花というものであるから、ブログに掲載するのもお彼岸の内がよかろうと、深北緑地で見かけたヒガンバナを掲載して置きます。 これも、露出を抑えて撮影するといい感じの写真になりました。(深北緑地のヒガンバナ)路の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ わが恋妻を (柿本人麻呂歌集 万葉集巻11-2480)(注)壱師=ヒガンバナ ケヤキの木の下は「隠り妻」であったが、路の辺の壱師の花は皆に知られてしまった「恋妻」である(笑)。 まあ、こんなに目立って咲いては、隠しようもないと言うものである。(同上) シロヒガンバナもありました。(同上・シロヒガンバナ) その近くにこんな花も咲いていましたが、クフェア(メキシコハナヤナギ)でしょうか。(クフェア?) 深北緑地を出て、寝屋川沿いの道から外環状道路の津の辺交差点に至る府道162号線に入ってスグの左側(北側)にあった石標です。(河内街道の石標) 裏面には明治36年4月に建立されたことが読み取れる文字が刻まれていたことは記憶として残っているが、「何日」という日付まで刻まれていたのかどうかまでは記憶が定かではない。 この石標については、今回その存在に初めて気が付いたのであってみれば、当初から此処にあったものであるのか、何処か別の場所にあったものが此処に移設されて来たのであるかなど、その由来などは存じ上げぬことであります。<参考>近隣散歩関連の過去記事は下記から。 近隣散歩(その1)(その2)
2021.09.22
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今夜は中秋の名月。 雲が広がり、月は見られないかと諦めていましたが、夜が更けて雲の隙間から月を見ることができました。(中秋の名月 午後9時43分)
2021.09.21
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一昨日(9月18日)の銀輪散歩で萱島駅からの帰途、加納緑地のベンチで休憩していたら、何やら黒っぽい虫が顔近くに飛んできて、上腕か肩の辺りにとまろうとした。虻か何かかと体をひねって手で追い払うと、右膝付近のズボンの上にとまった。 ヨコヅナサシガメかと思ったが、何となく感じが異なる気がしたので、帰宅してから調べてみようと、用心しつつカメラを取り出して撮影したのが以下の2枚の写真。(アトジロサシガメ) カメラを近づけると、これを避けるように離れる。 膝の上にとまられているので、撮影角度が制限され、自由に撮影できない。もう少し鮮明な写真を撮りたかったが、言わば右膝が拘束されているのと同じで、不利な条件下の撮影。状況がそれを許しませんでした。何度かの駆け引きの末、虫は飛び去ってゆきました。(同上)<参考>ヨコヅナサシガメ・Wikipedia アトジロサシガメ ネットで検索した結果、アトジロサシガメというカメムシではないかという結論に達しました。 近年に中国から渡来した虫のようで、急激に数を増やしているらしい。 在来種のヨコヅナサシガメにとっては、強敵現れるといったところであろうか。 ヨコヅナサシガメは、2018年5月29日記事(ヨコヅナサシガメとコナガ)に写真を掲載しているが、肢の付け根に赤い色がある。同記事では、これを見てダニが3匹取り付いていると誤解したヤカモチであることが見て取れるお粗末な文章になっているが、写真の今回の虫にはそのような赤い部分は写真からは見て取れない。 で、そのようなサシガメは他にいるかと探した結果、アトジロサシガメにたどりついたという次第。 サシガメというカメムシは、その名の通り、不用意に触れると刺されることもあり、刺されると激痛とか。また病原虫を媒介する種類もいるらしいから要注意な虫である。<参考>サシガメ・Wikipedia 虫関連の過去記事はコチラ。
2021.09.20
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駅ホームを突き抜けてクスノキの巨木があるという特異な景観の京阪電鉄本線の萱島駅。 このことを知ったのはかなり前のことであるが、今までその実景を目にしたことがなかったので、昨日(18日)、銀輪近隣散歩のついでに行ってみることにした。 まず、途中にある石切の馴染みの喫茶店・ペリカンの家に立ち寄ってアイスコーヒーを注文。この日は坂の郎女さんが店のお手伝いに来て居られました。店主のももの郎女さんが「お抹茶セットもありますよ。」と。 勧められると断らないのが「無抵抗派ヤカモチ流」なので、それもいただくことにする(笑)。 少しばかり雑談して、出発。 恩智川沿いの道を走り、加納緑地へ。ヒガンバナが咲いていました。(加納緑地のヒガンバナ) 万葉集の「壱師の花」はヒガンバナのこととするのが最有力説。(同上)路の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ わが恋妻を (柿本人麻呂歌集 万葉集巻11-2480) などと口ずさみながらさらに川沿いを北へ。 大東市に入ると恩智川は北向きから西向きに流れを変える。 西に少し行ったところで恩智川を北に渡り、大東市役所の前を通り大東中央公園へ。子供たちが野球をしていて、いつになく賑やか。(大東中央公園)※この日撮影の写真ではありませんが、以前(2021年8月26日)に撮影した写真がありましたので、追加で掲載して置きます。(大東中央公園と深北緑地の位置関係)※以上青字部分2021年9月20日追記 大東中央公園から寝屋川沿いの道に出て、北へ。 寝屋川に沿ってその東側に南北に広がっているのが深北緑地。 深北緑地に入って少し休憩。 萱島駅は寝屋川を跨ぐ位置に設置されているので、寝屋川沿いに行けば自然に駅に到着する。 深北緑地を出て、寝屋川沿いに、さらに北へ。 第二京阪道路を越えて直ぐのところに、小さな丘の公園があった。その小丘に上ってみた。小丘上のベンチで休憩。友人と電話で少し話をしてから丘を下って、再び寝屋川沿い左岸の道を上流へ。 萱島駅が見えて来た。自宅からは思っていたよりもずっと近い。(萱島駅) 遠景写真では分かりにくいが、淀屋橋方面行きのホームとその屋根を突き抜けてクスノキの巨木が聳え立っています。 線路の複々線化・高架化に併せ駅ホームを拡張、駅西側にあった萱島神社と神社のクスノキを呑み込む形となり、これを取り込んだプラットホームの設計となった結果、このような景観が現出した次第。(萱島神社) 萱島神社は、その社殿が高架下にある特異な神社である。(同上)(同上・拝殿) クスノキは拝殿の右側にある。(大クスノキ) 正面からは鳥居などが邪魔になって、巨木の全体を撮影するのは困難。右に回って撮影するのがよさそう。(同上) 旗の間からカメラを差し入れて撮影すると、さらによく見える。(同上) 木は駅ホームを突き抜け、ホームの屋根を突き抜けているのが、下からも見て取れる。 頭上で、電車が入って来て停車する音、駅の案内アナウンスなどの音が流れる。(京阪電鉄の説明板)(神社の説明板・繁栄の砂) 神社は、天明7年(1787年)の創建。 萱島を開拓した神田氏の祖霊を祀るための神社として創建されたようですから、祭神は神田氏の祖先神であり、菅原大神即ち菅原道真、豊受大神も同時に勧請してこれを祀っている。(神社由緒) 駅ホームに上がっての撮影も考えたが、駅前がせせこましく、適当な駐輪場所もないので諦め、駅の北側に出て、寝屋川沿いを更に上流方向に行くと友呂岐緑地という川沿いの細長い緑地が続いていた。この緑地帯をしばらく上流へと走ってみた上で、引き返すこととした。 コースの概略を地図で示せば以下の通りです。(友呂岐緑地⇔萱島駅⇔深北緑地)(深北緑地⇔大東中央公園⇔恩智川沿いの道)(加納緑地⇔喫茶・ペリカンの家⇔外環状道路) 帰途、加納緑地の手前まで帰って来て撮った恩智川べりの風景写真が下掲の写真です。(恩智川沿いの道・写真奥右手に加納緑地がある。) そして、今日(19日)は、そのペリカンの家が協賛して喫茶コーナーに店を出すというフリーマーケットのイベントが外環状道路沿い被服団地前交差点南側にある「メイプルホール石切」で催行される日。 店主のももの郎女さんから是非ご来場をというお誘いを受けていたことでもあったので、銀輪散歩の後のランチにと立ち寄らせて貰った。しかし、生憎と「サンドイッチは売り切れました」とのこと。他にランチの役を果たせそうなものはなく、是非に及ばずである。(メイプルホール石切) ここでのランチは諦めて、別の店で食事をと、ホールを後にする。 旧国道170号に出たところで目に入ったレストラン。 ここで昼食を済ませ帰宅することとしました。<参考>近隣散歩の過去記事は下記からご覧ください。 近隣散歩(その1)(その2)
2021.09.19
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友人の岬麻呂氏からの旅便りです。 前回に続き道東ですが、前回の便りで「岬のヒグマを見るボートクルーズ欠航のため9月9日に延期」と書かれていた、その旅ということになります。これまで何度も知床をお訪ねになっているが、半島のオホーツク海側と初挑戦となる根室海峡側の両方をクルーズで訪ねるという、前回悪天候で果たせなかった部分を実現することを中心とした、9月8日~11日、3泊4日の「再挑戦ご夫婦旅」であったようであります。草もみぢ 岬のひぐま いかにかと ゆくらむ君が 知床の旅 (偐家持)(旅・岬巡り報告276・知床&同写真説明)※写真をクリックすると大きいサイズのフォト蔵画面の写真が新しい窓で開きますので、それでお読みいただくと読みやすいかと存じます。9月8日関西空港➝女満別空港➝サロマ湖(サンゴ草)➝上湧別チューリップ公園➝遠軽太陽の丘公園・コスモス園(臨時休業中)➝北見・端野経由➝ホテル網走湖荘(3連泊)(サロマ湖のサンゴ草) サンゴ草(アッケシソウ)は、「オホーツクの秋」の象徴。絶滅危惧種に指定され、地元の方々による保全活動が行われている。 これは、たまたま今日(15日)のお昼のTV(NHK)で能取湖のサンゴ草が紹介されていて、その放送のナレーションを参考に記述してみました。(佐呂間町長の武田温友氏) サロマ湖では、たまたま行き合った親切な男性から色々な説明・案内を受けたそうですが、何とその男性は佐呂間町の町長の武田温友氏であったとのこと。 別れ際にそれと知って岬麻呂さんもビックリ、という次第(笑)。 きっと、町長さんもサンゴ草の色づき具合などが気になって視察に来られていたのでしょう。(遠軽・太陽の丘公園・コスモス園) 此処は臨時休業中であったらしいが、人影がなくて写真的にはむしろ良かったという気がしないでもない(笑)。9月9日宇登呂港➝岬航路・ドルフィン号乗船(岬めぐり)➝知床五湖(一湖)➝オシンコシンの滝➝天に続く道(カムイワッカの滝) 海に落ちている部分の滝がカムイワッカの滝で、上流の滝はカムイワッカ湯の滝と呼ぶらしい。写真奥にその湯の滝の一部が見えています。 温泉が流れている川。滝壺の湯の温度は下流になるほど低くなるが、最下部のカムイワッカの滝の滝壺では22℃とのこと。(カシュニの滝) 滝の水が直接海に注いでいる滝は、日本国内では、屋久島にある滝とこのカシニュの滝の2ヶ所だけだそうな。(知床岬・オホーツク海側) 前回の旅便りでは、オホーツク海側の岬観光船は「4度乗船」と書かれていましたから、今回が5度目ということになる。9月10日知床五湖(一湖)➝知床峠➝羅臼国後展望台➝クジラの見える丘公園(羅臼灯台)➝相泊➝知床ヒグマボートクルージング乗船(知床五湖<一湖>) 知床五湖(一湖)は、前回の旅報告でも写真をご紹介いただきましたが、「約2週間前の風景に比べ秋の色に少々変化している」と書いて居られますから、北の国の秋は足ばやにその色を濃くしてゆくのでしょう。 旅の土産にと、羅臼町で見かけたというマンホールの写真2点も送られてまいりました。(羅臼町のマンホール) これは規格品タイプ。中央には羅臼町の町章があしらわれているのだろうが、かなり摩耗が進んでいてその形は不鮮明になっている。(国土交通省北海道開発局のマンホール) こちらは、羅臼町にあるものの、管理者は国土交通省北海道開発局のものであります。これも規格品タイプ。 さて、以下は、今回の旅のメインである知床岬根室海峡側のヒグマクルージングの船上からの目撃写真。 こちら側をクルージングされるのは、岬麻呂氏にして初めてということであります。(二つ滝) 二つ滝(雄滝、雌滝)が流れ込むあたりに鮭やカラフトマスが集まるので、それを目当てにヒグマが集まり、それを目当てのヒグマクルージングで人も集まるという次第。(兜岩) さて、そのヒグマでありますが、鮭を狙っています。 鮭か鱒かは知らぬが、鮭ということにして置きます。(ヒグマ1) はい、見事キャッチ。鮭をゲットしました。(同2)(同3) 何処かへ運ぼうとしているのであるか。それとも、この場で食べてしまおうというのであるか。 おこぼれがあるかと、オジロワシもやって来た。(ヒグマとオジロワシ)(知床岬・根室海峡側)<追記:2021年9月18日>上記の知床岬の写真が掲載漏れになっていることに気が付きましたので、追加で掲載しました。9月11日能取湖(卯原内のサンゴ草)➝女満別空港➝関西空港(網走・卯原内のサンゴ草)(同上) 能取湖、網走・卯原内のサンゴ草。 見事に紅葉しています。 オホーツクの 秋はサンゴの 草もみぢ 萩も尾花も さらに用なし (北家持)(本歌)人皆は 萩を秋と云ふ よしわれは 尾花がうれを 秋とは云はむ (万葉集巻10-2110)<参考>過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。 さて、余談になりますが、「岬麻呂旅便り」カテゴリの記事は今回の当記事で122回目になります。 一方、旅・岬巡り報告に付されている番号は276でありますから、両者は一致していません。 ブログを始めてしばらくの間は、岬麻呂氏の旅報告を記事に取り上げるという発想はなくて、今日のようなシリーズ記事として紹介するようになったのは、かなり後になってからのことであったからであります。 岬麻呂氏の旅便りのことをブログ記事に取り上げたのは2007年11月5日の記事が最初であるが、これはたまたま立山の写真を送ってくださったことでもあり、大伴家持の歌とも関連のある立山なので、記事の話題にしたというもので、まだ旅そのものの紹介ではありませんでした。 旅便りそのものを紹介した記事は2013年4月17日の記事が最初のようです。 この頃は、旅の写真を紙に焼いて郵送して下さっていて、それをヤカモチが撮影してPCに取り込み、ブログに写真を掲載するという形でありました。 現在のように、Eメールで写真を送っていただくようになったのは、2014年3月31日記事「岬麻呂旅便り・越前大野」からです。 ちょっと話が変わりますが、過去の岬麻呂旅便り記事をいくつか遡って閲覧してみて気が付いたことがあります。それは、いくつかの掲載写真がブログ記事に表示されないという事態になっているということであります。 2015年11月24日記事の「岬麻呂旅便り179・寸又峡」に掲載の写真「清水灯台」と「旅・岬巡り報告179」の2枚、2015年12月19日記事の「岬麻呂旅便り181・石垣島、西表島、武富島」に掲載の写真「船浮海運の定期船」の1枚がそれです。 2017年8月22日に生じたフォト蔵のメンテナンス中の誤操作によって多数の写真が消失し、その復旧をフォト蔵さんでやっていただくも、復旧ができなかった写真がいくつかあります。上記3点の非表示写真もこの復旧できなかった写真だろうと思われます。 2017年8月29日以降の記事については、写真をブログに直接登録し、同写真のフォト蔵登録写真とリンクを貼るという方式にしていますので、フォト蔵写真がトラブルで消失してもブログの方の写真が非表示になることはありません。 しかし、同日以前の記事に掲載の写真は、フォト蔵写真からの投稿という形式でありましたので、フォト蔵側で写真が消えてしまうと、ブログ記事からも写真が消えてしまうということになります。 今後、同様のトラブルが発生してフォト蔵写真が消えてしまうというようなことがあると、同日以前の記事に掲載の写真については、非表示になってしまうリスクがあります。 これを防ぐには、当該過去記事について、フォト蔵からの直接投稿の写真はすべて楽天ブログに直接アップするという形に書き換えなくてはなりません。しかし、該当記事が極めて多数であるのでこれは大変な作業となります。よって、それは断念し、フォト蔵さんに於いて同様のミスが発生しないことを祈るだけ、即ち「無対策」ということにしました(笑)。
2021.09.15
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近ごろは余りネコを見かけなくなっている。 彼らも緊急事態宣言で不要不急の外出を差し控えているのであるか。 今日は、ネコロンと出会いましたので、久々の「ヤカモチ的ネコ歩き」の記事とします。(キジトラ猫のネコロン) 実は、昨日もネコロン(♀)はこの場所に居ました。 此処が彼女のお気に入りの場所なのか。 この付近は、同じキジトラ猫の清兵衛(♂)、ジャックナイフ(♂)などをよく見かけた場所。ネコロンも清兵衛グループの猫である。 しかし、このところネコロンを見かけるのみで、清兵衛やジャックナイフの姿はない。どうかしてしまったのだろうか。<参考>ヤカモチ的ネコ歩き 2020.4.27.(同上) カメラを向けた時は、ネコロンは眠っていたのか目を閉じていましたが、シャッター音かヤカモチの接近する気配に反応したのか、ぼんやり目を開けました。 ヤカモチに気づいたものの「何や、またアンタかいな。餌もくれへんくせに、なれなれしい顔して近づかんで欲しいワ。」と無視、再び目をつむってしまいました。 さて、以下は、かなり以前の撮影になりますが、同じく銀輪散歩で見かけたネコたちです。 先ずは、さまざまなポーズを取ってくれたポーズちゃん(♀)です。(ポーズちゃん・ポーズ1)(同上・ポーズ2) 彼女は、小柄な若い猫です。(同上・ポーズ3) 色々なポーズを、頼みもしないのにとってくれましたが、さすがに疲れたのか、最後は、投げやり気味に、ドテッと横になって「もう、おしまいよ。」と言いました。(同上・ポーズ4) 次は、加納のクロ(♂)です。(加納のクロ) この屋根付きベンチは、ヤカモチのお気に入りの休憩場所でもあるのですが、三毛猫ホームレス(♀)やこのクロが先客で居ることがあります。(同上) この日は、ホームレス嬢の姿はなく、クロだけでありました。 彼は余り愛想がよくなくて、ヤカモチが近づくとそれとなく立ち去ってしまいます。 今日は、ネコたちの休日風景でありました(笑)。 因みに、日本猫の種類は、白猫、黒猫、サビ猫、ブチ猫、三毛猫、キジトラ猫、茶トラ猫、サバトラ猫の8種らしいので、これを歌にすると、こうなります。日(ひ)の本(もと)に ありたる猫を 指折りて かき数(かぞ)ふれば 八種(はちくさ)の猫 (山上猫良(やまのうへねこら))(本歌)秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数(かぞ)ふれば 七種(ななくさ)の花 (山上憶良 万葉集巻8-1537)日本猫 白黒ブチに 三毛にサビ キジトラ茶トラ サバトラの猫 (偐猫持)<参考>犬、猫などの過去記事はコチラ。
2021.09.13
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ゆくあての なき銀輪は くものすがた そらのいろでも ながめてみるか (やかみち)(今日の空1) 「今日の空」と言っても、今日の空ではありません。 その日、その日の空が「今日の空」であります。空はすでに 秋の色なり 白雲の いてふのほつ枝に なびきぞあれる (やかくも)(同上2) 銀杏の葉も少し色づき始めているような。(同上3) 木陰のベンチに居て、雲を眺めてぼ~っとしているのも悪くはない。(同上4) 雲の形も色々。綿雲、羊雲、鰯雲。(同上5) 雲は音もなくゆっくりと西から東へと流れてゆく。(同上6) はい、今日は、空と雲で心和んでいただきました。ブログネタ これとてもなき 日にあれば 空の雲でも 並べてみるか (そらもち)
2021.09.11
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雲龍で思い浮かぶのは大相撲の横綱土俵入りの型式「雲龍型」であるが、雲龍とは、読んで字の如く「雲の中の龍」のことである。雲の中を天に向かって昇ってゆく龍のことである。また、そのさまを描いた昇龍の絵のことも、単に「雲龍」と言うらしい。 勿論、龍は想像上の生き物にて実在する訳ではないから、竜巻を見て人は龍が天に昇って行く姿だと思ったということなんだろう。 昨日は、その雲龍を目撃しました。 これは竜巻でもないから、正真正銘の雲龍である(笑)。(雲龍) 飛行機が墜落または急降下したのか、急角度で上昇したのかは知るよしもないが、手前の白い雲がその航跡であろう。その航跡の雲が背後の雲に影を落として、あたかも白龍、黒龍となって2本の線が天に昇っているところが面白い。(同上) 因みに、ウンリュウグワ(雲龍桑)という木もあるが、これは過去記事に写真を掲載していますので、ご参照ください。<参考>墓参・春ぞ立ちける 2017.2.4. ※ウンリュウグワの葉の茂った姿の写真は下記記事に掲載。 墓参・ムギセンノウでありましたか 2017.6.10.
2021.09.08
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このところまた雨が続いていますが、今日はその小止みになった雨間をぬって月例の墓参。いつもは朝のうちに墓参であるが、今日は午前中はかなり強い雨で、予報では午後3~4時頃には止むという予報であったので、午後に回すこととしました。 その雨の中、1通の葉書が届きました。 会社勤めの頃の仲間の一人、倉〇君のご逝去の知らせでありました。病気療養中のところ7月10日に亡くなったこと、葬儀は7月13日、四十九日は8月21日に、親族のみにて済ませたことなどを知らせるご遺族からのご通知でありました。 彼は、ヤカモチより2~3年後の入社だと思うが、当初は本社経理部に配属、長らく経理部で活躍された後、名古屋の支店に転勤されましたが、本社経理部勤務時代には、ヤカモチとは部署を異にするも、仕事面でもその他の面でも親しくさせていただいた仲である。最近は年賀状を交換するだけのお付き合いになっていたので、病気療養中であったことなども知らず、突然の悲しい知らせに絶句でありました。 友人・知人が亡くなるというのは、悲しく寂しいことであるが、それが自身とほぼ同年齢や年下の人物である場合には特にその思いが強くなる。 彼は山口大学の卒業で、学生時代には湯田温泉の旅館でアルバイトをしていたというようなことも聞いていたので、ヤカモチの記憶の中では何となく中原中也と結びついていたりもしていました。 同君のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。君逝きて いづちにありや 秋の日の 雨間の空に なびく横雲 (偐家持)今は君 いづちにありや 秋雨に 山は煙りて 泣けと言ふらし (偐家持)(本歌)この水は いづれに行くや 夏の日の 山は繁れり しづもりかへる (中原中也) さて、墓参の道で毎回門前を通るお寺の「門前の言葉」が新しくなっていました。(門前の言葉) 2019年秋から2020年末まで、寺の本堂や門の改修工事で、門前の言葉はお休みとなり、墓参の楽しみの一つが無くなっていましたが、工事完了に伴い、今年に入ってこれが復活し、新しい「門前の言葉」が掲示されました。しかし、従前は毎月新しいものに更新されていたのに、その更新がないままという状態が、先月8月13日の墓参の折まで続いていました。 まあ、今回も、従前のように毎月更新されるのかどうかは、来月になってみないと分からないのではありますが、何となく従前スタイルが復活したような気がします。 今回の言葉の仲野良俊という人のことは存じ上げないので、ネットで調べると、浄土真宗の僧、仏教学者、1916年生まれ、1988年1月6日没とありました。<参考>仲野良俊・Wikipedia 道の辺では、コオロギが鳴き秋めいた雰囲気を醸す一方、ツクツクボウシが鳴いて夏の終わりを惜しんでいる風でもありました。(棗の実) 雨に濡れたナツメの実が少しばかり色づき、これもそこはかとなき秋の気配であります。(今日の墓地からの眺め) 大阪市内の方はまだ雨の中のようです。<参考>墓参関連の過去記事はコチラ。
2021.09.03
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