(承前)
二日目は四万十川の背後をながれる後川
(うしろがわ)
を走って、途中から四万十川に入り、前日の折り返し地点の佐田沈下橋の更に上流を目指す。日差しは夏のそれにも近いが、風がひんやりしているので、木陰に入ると一気に涼しくなるし、川面から吹いて来る風が汗ばんだ体を心地よく冷やしてくれる。
(四万十川自転車道・下流)
(四万十川自転車道・上流)
(三里沈下橋)
右岸の標識は「深木沈下橋」、左岸の標識は「三里沈下橋」、どっちが本名なのか?調べると、「深木」は通称とのことでした。
<参考>
四万十川の沈下橋
沈下橋
(高瀬沈下橋)
(高瀬沈下橋のたもとに野苺がひとつ。)
野苺の 赤き実ひとつ 高瀬なる 沈下橋ゆく 小舟のありき (偐家持)
(四万十川)
(四万十川河川敷の緑)
上のユキノシタを写真に撮っていたら、道の反対側で小梅を収穫しているご婦人が居られました。漬けて商品として出荷するのだという。ホテルでの朝食にあった小梅はこの方が出荷されたものであったかも知れないなどと想像すると愉快な気分に・・。
上は、ツユクサに似た草であるが、花が白色で三菱の形をしている。三菱の祖、岩崎弥太郎は土佐の出身だから、この地に三菱の草花があってもおかしくはないが・・、何という花だろう。初めて目にする。
(郷土歴史資料館)
中村城址の丘が公園になっていて、お城の形をした歴史資料館がある。下からはお城と見えたので訪ねむと坂道を自転車を押して登る。すると、幸徳秋水の碑があった。彼は中村の出身であったのですな。
(幸徳秋水詩碑)
區々成敗且休論
千古唯応意気存
如是而生如是死
罪人又覚布衣
尊
死刑宣告之日 偶成 秋水
区々たる成敗 且
(しばらく)
論ずるを休
(や)
めよ
千古、唯
(た)
だ応
(まさ)
に意気を存すべし
是
(か)
くの如くして生き、是
(か)
くの如く死す
罪人、また覚ゆ 布衣の尊きを
幸徳秋水 (つづく)
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
飛鳥川銀輪散歩(上) 2024.11.10 コメント(2)
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