(承前)
つづきです。中村城址の丘の上にお城の天守閣風の郷土歴史資料館があり、入館してみた。天守閣最上層は展望台になっていて、四万十川、後川を一望できる。
(歴史資料館の最上階からの眺め)
四万十の 風に吹かれて ゆく鳥に
あらねど旅は 道がまにまに (偐家持)
(臨済宗の寺、太平寺)
(中村駅)
(中村駅前のオブジェ)
(はりまや橋)
(追手門)
(詰門)
(国宝・高知城天守閣)
(一豊妻像) (山内一豊像)
(立志社之碑) <立志社>
(龍馬生誕地之碑)
(潮江天満宮) <潮江天満宮>
(神門) (菅原道真歌碑)
海ならず たたへる水の 底までも 清き心は 月ぞてらさむ(新古今集1697)
(石立八幡宮)
(江の川)
(上:鏡川、下:鏡川自転車道)
坂本龍馬も子供の頃はこの川で泳いだという、鏡川の川べりの自転車道を上流目指して走ることに。
もっとも、少し行った処でアクシデントが発生した。実は前日から前ブレーキがぺキぺキという妙な音を立てて違和感があったのだが、突如パキッと音を立てて切れてしまったのである。道行く人に自転車屋さんの所在を尋ね、修理のために引き返す。幸い、直ぐに見つかり、人の良さそうなお爺ちゃんがテキパキと修繕して下さったので、ロスタイムは30分位で済んだのはラッキーでした。
自転車の旅はこういう想定外のことが起こるものでなのである。それをも面白いと思うのが、旅を楽しむコツである(やせ我慢?笑)。
(鏡川緑化公園)
(新月橋)
(鏡川の上流、岩ヶ淵地区)
(白花栴檀)
鏡川の川辺に、遠目からは満開の桜かと見まがう白い花をいっぱいに付けた大木があった。近づいてみると栴檀であった。
栴檀は、万葉集では「あふち<楝>」として登場する花であるが、こんなに見事な花を見るのは初めてである。木の下で行き合ったご婦人は「桜栴檀」だと言っておられたが、 シロバナセンダン
が正しい名のようだ。
普通の栴檀は薄紫色の花であるが、これは白い花で、花も小振りで密集している感じである。
鏡川 もとほり来れば 大空に
咲きて匂へり あふちの花は (偐家持)
妹が見し 楝
の花は 散りぬべし
わが泣く涙 いまだ
干
なくに (巻5-798 山上憶良)
<妻が見たおうちの花はもう散ってしまったことだろう。彼女が亡くなって私の涙がまだ乾きもしないのに。>
珠に貫く
楝
を家に 植ゑたらば
山霍公鳥
離
れず
来
むかも (巻17-3910 大伴書持)
<ホトトギスが珠として貫く楝の花を家に植えたら、ホトトギスはいつも来てくれるかなあ。>
ほととぎす
楝
の枝に 行きて
居
ば
花は散らむな 珠と見るまで (巻17-3913 大伴家持)
<霍公鳥が楝の枝に来て止まったなら、花は散ることだろう。珠かと見紛う
ほど。>
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
飛鳥川銀輪散歩(上) 2024.11.10 コメント(2)
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