本日は銀輪散歩のついでに、花園公園の桜の咲き具合のチェックと新作絵画を仕入れるための智麻呂邸訪問をして参りました。
花園中央公園の桜は一部の品種が見頃を迎えていますが、染井吉野はチラホラ咲きで、どうやら来月4日の若草読書会のお花見が丁度見頃になるのではないかと見込まれる状況であります。
智麻呂さんはお元気にて、新しい絵画8点が完成して居りました。近々に皆さまに公開いたす所存にてありますれば、乞うご期待であります。
(同桜広場・白い花の桜はもう八分咲きで見頃です。)
春雨に 争ひかねて わが
屋前
の
桜の花は 咲き 始
めにけり (巻10-1869)
恋ひ恋ひて 待てば咲きたる 桜花
散らずあり待て わが行く日まで (偐家持)
恋ひ恋ひて 待ちにし桜 花園に
どちと行く日に 咲きてぞ匂へ (偐家持)
春は梅、桃、桜の花に目を奪われますが、柳の芽吹くさ緑も亦捨て難い春の景色であります。
(青柳)
わが背子が 見らむ
佐保道
の
青柳
を
手折
りてだにも 見むよしもがも (巻8ー1432 坂上郎女)
うちのぼる 佐保の川原の
青柳
は
今は春べと なりにけるかも (巻8ー1433 坂上郎女)
霜枯れの 冬の柳は 見る人の
蘰
にすべく 萌えにけるかも (巻10-1846)
春の日に 張れる柳を 取り持ちて
見れば都の
大路
思ほゆ (巻19-4142 大伴家持)
(水仙) (鈴蘭水仙・スノーフレーク)
銀輪の道の辺には、水仙の花と共に、早や鈴蘭水仙もあどけなく咲き始めていました。
水仙の 花咲く道は 春の道
妹と寄り添ひ たぐひて行かめ (偐家持)
さ緑の 波立つ北の 春風の
恋あどけなき スズランの花 (偐家持)
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