偐万葉・ひろろ篇(その4)
恒例の偐万葉シリーズ、第59弾。本日は「ひろろ篇(その4)」であります。ひろろさんの素敵な絵にあやかっての偐家持の歌も併せお楽しみ下さいませ。
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偐家持がひろろの郎女に贈りて詠める歌20首、俳句1句 並びにひろろの郎女の返しける歌3首
わが背子の メールなるらし 夕されば
相見む場所の
下延
への音 (デートの娘子)
ランタンの 遠き旅路や 鬼燈 と 浅き夢見の 窓辺なるらし
カランコエ 咲きて
明日
はも 小品展
春の磐梯 連れても行かむ (偐ひろろ)
沈丁花 今年も咲きぬ こっちゃんも ひとつ大きく なりて春なり
こっちゃんの 笑みし春なり 沈丁花 (筆蕪蕉)
磐梯の 山は真白き 雪 装 ひ 春待つらむか 青き大空
もやひ船 白きたゆたひ ひたひたと 朝のみなとは 春の色なり
ふきのたふ 芽吹く土の香 ほこほこと
野に菜の花も 咲ける春なり
さっちゃんも 鳩にまじれば 鳩ならし
はしゃげる声に 桃の花咲く
ひろろの郎女の返しける歌
駆け回る 小 さき手より こぼるる 餌 首かしげ 食 む 春の群れ鳩
磐梯の 雪し 来 生 せる 岩間に走る 水は光れり
サクラ草 ひとつ咲きたり 苔玉に 今は春べと ひとつ咲きたり
ひろろの郎女の贈り来たりける歌
をりをりに 掲ぐるフォトの うつくしき
添ひたるうたも またうつくしき
うすべにの 花を窓辺に 置く朝は 墓参 の日なり 父母 思 はる
わが里に 花は咲きたり みちのくの
会津の丘に 咲かまくはのち (貼付天皇)
見る人の なけれ野の花 それぞれの
春や咲くらむ それぞれ
愛
しき
光追ひ 妹や行くらむ みちのくの 花の春はも 近付きにけり
木漏れ日が ボーダー柄なす やまみちの
すれちがひびと ブナ森に消ゆ
はれの日は レディーとなれる わらはめも
めかして小首 かしげたりけり (家持幼稚園)
をみくじの 中味はしらず 桜木の
枝垂れに結ぶ 思ひぞ重し (たいがいにせい堀川)
やうやうに 雪も止みたり 朝晴れて
吾
ふたたびの 春踏み出さむ
春の宵 うすきむらさき リラ冷えの
空より星の
雫
降りしく (満天星リラ持)
みちのくの かぜまとひつつ をとめらは
青葉通りへ ふみ行くならむ
見が欲しき きみし来たるや 五月雨に
濡れて弾けて 墨田の花火
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