< 承前 >
JR吉備線東総社駅は、総社駅から国道180号に出て、これを東に走ると道路沿いにある。駅から東へ100m位の処にあるのが総社宮。総社市の市名はこの総社宮に由来する。
<参考>総社市観光ガイド・
総社宮
総社
・wikipedia
総社とは、その地域の神社の祭神を集めて祀った神社で、全国あちこちにある。赴任した国司の最初の仕事が国中の神社を参拝するということであったことから、誰か横着な国司が、国府の近くにこれらの神社の神様をひとまとめにして祀れば国中を巡回する必要もない、と思い付いたのであろう。
遥任と言って都に居たまま任国に赴かない国司も居たのだから、これ位は許されるそうじゃ。
総社宮を出てその南の辻で左折、県道272号を北へと行く。
JR吉備線を渡った処で道は斜め右(北東)に進むがやがて大きく左にカーブして北へと進む。
(鬼ノ城への道・奥手前の丘を越えた辺りで突き当りを右に行く。)
この道の突き当たりを右折、東に向かい、岡山自動車道の高架を潜って700mほど行った交差点で左に入る。ゆるやかな坂道を上って行くと砂川公園である。
上の写真の正面奥にポッコリ見えている山が鬼ノ城山だろう。
砂川公園は鬼ノ城の方などから流れて来る川に沿ってあるいい雰囲気の公園である。キャンプ場などもある。バーベキューを楽しんでいるグループや川遊びをしているのか楽しそうな声を上げている子供たちの姿も。
公園管理事務所の前で小休止していると、事務所の人が出て来られてトレンクルに興味を示される。どうぞ、と少し乗って戴く。慣れない所為で少し危なっかしい走りぶりでしたが(笑)。鬼ノ城までの所要時間をお尋ねすると、1時間はかからないだろうとのこと。ビジターセンターまでずっと舗装された道であるとも。
公園が切れた辺りから段々と坂道が険しくなって来る。それでも堪えて喘ぎつつ漕いで行くが、それを嘲笑うように前方に更にも厳しい急坂が見えて来る。そんな景色を見てしまっては意気阻喪、ギブアップ。押して上る。
山の中の池。下の砂川公園の川へと流れている水系なのだろう。
水面に映る景色が美しい、このクヌギは美しく色づいているではないか、などと自分への口実を設けて、ひと休みしつつの道中でありました。
漕いだり、押して歩いたり、休憩したりを繰り返しながら、少しづつ高みへと上って行く。所々で道が狭いので車も対向車待ちをしなければならないようで、トレンクルもその巻き添えで対向車待ちをしたり・・この感じは、わが地元の暗峠への道に似ている。ただ、道の舗装状況はコチラの方がまさっている。
道脇には点々とお地蔵さんがある。第○番と番号が付してあるが何番まであるのかが分からないので目的地までどれ位の距離なのかを知る役には立たない。砂川公園の辺りだったか、「鬼ノ城まで3000m」という表示板があったのだが、その表示板が500m間隔で設置されていて、それが残り距離を教えてくれる。
かなり上った処の山中に小さな集落。新山集落である。何軒かの家がある。この風情も暗峠に似ている。
くがね咲く 吉備の 鬼
ノ山 峠道 黄金 色なり 稲穂も柿も (偐家持) しかし、この先まだ急坂の上りがあって、漸くにして鬼ノ城ビジターセンターに到着です。
ここから先は自転車も入れない。ビジターセンターの前に駐輪して、徒歩にて鬼ノ城に向かう。ビジターセンターの方のお話では1周約1時間とのこと。
うらうらの 秋の日差しも やさしみと
来ればなかなか 温羅の城跡 (偐家持)
(鬼ノ城遠望)<参考> 鬼ノ城 ・Wikipedia 鬼ノ城ホームページ
鬼ノ城については上の「鬼ノ城ホームページ」をクリックしてご覧戴くともうそれで十分であり、小生の下手な写真をご覧戴く必要はさらさらないということになりますが、それではブログになりませんので、次回は鬼ノ城をグルリ1周の写真を掲載させて戴きます(笑)。
その前に、鬼ノ城の温羅伝説のお話を知って置いて戴くのがよろしかろうと、吉備津神社のホームページにあった絵本仕立のものをご紹介して置きます。
<参考> キビツヒコの温羅退治
(吉備津神社ホームページより)
ということで、本日はここまでとします。(つづく)
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
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