偐万葉・ひろみ篇(その1)
本日はシリーズ第213弾、偐万葉・ひろみ篇であります。ひろみちゃん8021さんは偐万葉初登場ですが、今年6月からブログ交流が始まり、やがて中学の同級生であったということが判明するという愉快な偶然となったブロ友であります。と言っても小生は何故か1296歳の超高齢になってしまいましたので、彼女とはいつの間にやら随分の年齢差になって、その差も今ではもうよくは分からぬという妙なことになって居ります(笑)。
<参考>ひろみちゃん8021氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持がひろみの郎女に贈りて詠める歌14首
並びにひろみの郎女が作れる歌1首
薄桃に 咲くもあるなり ノウゼンの 雨に濡れたる 見らくしよしも
ほととぎす いかにかあらむ 佐保山に 卯の花くたし 間なくし降れば
(注)卯の花くたし=5~6月上旬、梅雨に先駆けて降る長雨のこと。走り梅雨に近
いか。「くたし」は「腐し」と書く。
(本歌)卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす 佐保の山辺に 来鳴きとよもす
(大伴家持 万葉集巻8-1477)
今咲ける 定家葛の 花よけど 無きて惜しきは 家持葛
(注)定家葛=万葉では「石綱(いはつな)」「都多」と詠われている。
右足は 左程 上がらず 己 が 家 の 敷居高みか 鈍 のつき指
梅ならず 咲くやこの花 何の花 ハイビスカスに その他もろもろ
(咲くやこの花館一日館長)
(咲くやこの花館のハイビスカス)
難波津に なるやこの実の テンコ盛り
汝
も食ふべと なるやこの実は
(生るやこの実館長)
(同上・ライチ)
記事中に あるや我が歌 驚きの 今日の記事はも あるや我が歌
(本歌)難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花
(古今集仮名序)
億年を かけてこの身は かくなれり 伊達や酔狂 吾が事に非じ
(原案)「紅旗西戎吾事に非ず」(藤原定家 明月記)
戯れ歌も 楽しからずや 咲く花に
なれるその実や いやその葉さへ(戯家持)
高々に 待つらむ秋は 大空ゆ 尾花が 末 に 風とやなり 来
ひつじぐさ はすにあらねど うちひさつ
みやこのみてら いろどりさきぬ(偐八一)
ひつじぐさ はすときほひて さくてらの
いけへめぐれば べんてんましぬ(偐八一)
(喜光寺の睡蓮) (同・睡蓮と弁天堂)
ひろみの郎女が贈り来れる歌1首
かしましい 蝉も鳴く朝 猫の声 むさぼる朝寝 水差す腹立ち
偐家持が追和せる歌1首
朝床に 聞けばうるさき クマゼミと
朝鳴きすなる 庭の野良猫(猫丸)
(本歌)朝床に 聞けば
遥
けし 射水川 朝こぎしつつ 唱ふ船人
(大伴家持 万葉集巻19-4150
)
ちはやぶる
ふるべふるべの
ふるみたま
妹が道草
みそなはすらむ(石切の布留人)
(石切神社)
(注)掲載の写真はひろみちゃん8021氏のブログからの転載です。
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