偐万葉・童子森の母篇(その8)
本日も偐万葉です。ブログを長期に休止されているもう一人のブロ友の童子森の母さんの偐万葉もアップし、ひとまず閉鎖することと致します。
<参考> 過去の童子森の母篇は
コチラ
からどうぞ。
童子森の母氏のブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持が森華郎女に贈りて詠める歌16首ほか
はつ恋の 実なる林檎の 赤々と 津軽の夕映え ひと恋ひしかり
津軽猫 林檎初恋 我が事に 非ずとい寝て 餌待つらむか(偐猫持)
(注)「林檎初恋我が事に非ず」は、藤原定家「明月記」の「紅旗征戎吾事に非
ず」のパロディである。
北国も 春になるらし 花咲きて 津軽むすめの 今し目覚むる
やはらかき 風吹き来れば 津軽野の 桜カフェも 店始むらし
あけぼのの 空うち染めて 咲く花の 津軽の富士も 人な忘れそ
(本歌)見わたせば 雲居はるかに 雪白し
富士の高嶺の あけぼのの空(源実朝)
いかにかと 吾家 の家紋 人とはば 朝日に匂ふ 桜花これ ( 本寄偐也 ) (本歌)敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花(本居宣長)
雨まじり 風は吹きつつ しかすがに 吾家 は春の 盛りなるらし
猫たちも 花は摘まねど 爪つみつ 今ぞ津軽は 春と言ふらし(偐猫持)
うらうらに 猫も昼寝の 花の庭 津軽は春の 盛りなりけり
吾が言ひて 遣はせし春 やうやうに
着きて津軽に 花咲かすらし(浪花の春団治)
木瓜 の花 まづ咲くなれば あと追ひて わすれな草も 咲くものならし
森華郎女が作れる句
に偐家持が付けたる脇句
無残でも 香りかはらぬ 桐の花(森華郎女)
雨に濡れつつ 赤川に咲く (偐家持)
たとひ身は 津軽をとめに ありとても
渡島に散れる をのこ
恋
しも(津軽郎女)
(本歌)たとひ身は えぞの島根に 朽ちるとも
魂
は 東
の 君やまもらん(土方歳三)
<参考>土方歳三辞世の歌、異説は以下の通り。
よしや身は 蝦夷が島辺に 朽ちぬとも 魂は東の 君やまもらむ
鉾
とりて 月見るごとに おもふ 哉
あすはかばねの 上に 照る
かと
我妹子
の 庭にも咲きぬ
金花
千代の栄を
告
らむとならし
(本歌) 天皇
の 御代
栄えむと 東
なる みちのく山に 金
花咲く
(大伴家持 万葉集巻18-4097)
鬱々の われ励ますと 母の花 白きテッセン おほにし咲ける
白き蝶の 花とや咲きて 空高く きみ舞ふらむか
六月
の空
ぬばたまの 夢にし見ゆる 面影は 白きガウラの 花とや咲きぬ
<注>掲載写真は童子森の母氏のブログからの転載です。
<追記>何たる偶然。17日に同氏はブログ再開されました。 コチラ
。
閉鎖BOXから早速、元に復します(笑)。
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