湊 葦 に 交 じれる草のしり草の人皆知りぬわが 下 思 ひは (万葉集巻 11-2468 )
(河口の葦にまじっている草のしり草のように、人皆が知ってしまった、私の心の中の思いを。)
(注)しり草(知草)=不詳であるが、サンカクイとする説がある。 君が行き 日
長くなりぬ山たづの迎へを往かむ待つには待たじ
(衣通王 万葉集巻 2-90
)
(あなたが行ってしまって日も経ちました。やまたづのように迎えに行きましょう。待っているだけなんてしてないで。)
この歌は、ニワトコの葉に注目しての歌。ニワトコの葉は対生である。枝の左右に向き合って(正対して)葉がつく。つまり対面しているのであるから、そんな風に対面すべく迎えに参りましょう、と言っているのである。 人もなき国もあらぬか 我妹子
と 携
ひ行きてたぐひて 居
らむ
(大伴家持巻 4-728
)
(人の無い国が無いものか。貴女と手をつないで行って、二人一緒に居たいものだ。)
この実には、こんな歌が似合いだろうか(笑)。墓参・壱師の花の咲く道を 2024.10.04 コメント(6)
墓参・チョウセンアサガオなど 2024.09.07 コメント(6)
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