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「専務島耕作第5巻」が発売された。ちなみに「専務島耕作」はこれが最終刊。つまり次回からは「社長島耕作」になるわけだ。ついに社長。島耕作シリーズを読み始めて、20年近くになる。また読み返してみようか。
2008年06月24日
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先日、ザ!仰天ニュースで紹介されていたので興味が惹かれ思わずおもしろ半分で買ったのですが、予想以上におもしい本でした。著者は椿姫彩菜。本名は中村有里、そして旧名は中村雄一郎。そう彼女は、性転換してさらに戸籍上の性別も変えたのです。いまはれっきとした女性。生まれつき自分は女性だと思い、男性の肉体を呪っていました。性同一性障害というものです。その障害、性転換の様子も詳しく書かれていますが、それよりも周りの理解をいかにして取り付けたか、さりて理解されなかったかです。中学高校は男子校に通っていました。その中で勉学や生徒会活動などに励み、そして劇では女役をやることで周りにも存在を認められていきます。周りから変わっている、個性的といわれていてもその生きる場所があり、力を精一杯出せる場所があれば、認められるのです。日本では、ちょっと変わっていると排除されてしまうことが多いですから、彼女は恵まれていたかもしれません。しかし大学に入ってからは・・・。男子校では女として認められたのに、共学の大学では認められない。皮肉なことです。250ページあまりの本ですが、一気に読んでしまいました。次回、本を出すのならもう一歩踏み込んで内面の苦しみ、喜びなどを書いてほしいと思います。好き嫌いのある本かもしれませんので・・・。発行:ポプラ社価格:1200円+税初版:2008/6/20評価:B
2008年06月22日
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父からの手紙家族を捨て、失踪した父。その娘、麻美子と弟伸吾のところには毎年父から手紙が届く。その麻美子の婚約者が殺害され、弟伸吾がその容疑者として逮捕されてしまう。その弟の容疑を晴らすため動き出すが・・・。そして父の行方も。一方、殺人の罪で服役し、出所してきた秋山圭一。何のために人殺ししたのか。一緒に過ごしていた恋人の行方、惹かれていた義姉は・・・。全く違う人生を歩んでいた二人、平行線と思っていた二人が、少しずつ接近し、接点を持つ。その結果・・・。ミステリーであり、人間ドラマである。人間ドラマに主眼をおくと、ミステリーが安っぽくなりがちですが、ミステリーとしても秀逸。やられました。そして結末は・・・。人間の絆の強さに感動です。発行:光文社(光文社文庫)価格:648円+税初版:2006/3/20評価:B
2008年06月07日
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