阿蘇



カルデラとは大きな火山の中にできた平らな大きな凹地のことです。
もともと1つの巨大な火山が大きな4回の大噴火を起こして火山の中にカルデラを形成しました。最大で雲仙普賢岳の100万倍の規模だったといわれています。

阿蘇カルデラは、南北25キロメートル、東西18キロメートルの大きな楕円形をしており、世界でも有数のカルデラといわれています。ぴんと来ないかもしれませんが、ものすごく大きな山が噴火した後、死火山になり、その火口の中にいくつもの町や村があるという表現が分かりやすいでしょうか?

その後、カルデラ内に新しい火山活動が始まり中岳や高岳など10個以上の小型の火山ができ、これらは中央火口丘群と呼ばれています。この中でも中岳は活発に活動中で、有史以来多くの噴火記録があり、現在も火口から噴気を上げています。


外輪山に囲まれた楕円形陥没カルデラと、その中央に中岳、高岳、鳥帽子岳、根子岳、杵島岳からなる阿蘇五岳を見ることができます。

【阿蘇山(南方より俯瞰)】
中岳


出典:IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/






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