世界のごはんとアリーナ&スタジアムグルメ生活

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2007.10.19
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里芋中華煮


見た目はごく普通の里芋の煮付ですが、これ、れっきとした中華なんです^^

昨年まで仕事で行っていた中国は江蘇省のとある街での名物は、里芋とかぼちゃ。
特に里芋は有名みたいで、秋冬にはいろんな里芋料理が出されました。
揚げたり、お肉に巻いてこってりケチャップ味になってたり、ただ蒸したのもよく出てきたな~。
中でも私がいちばん好きだったのがこれ。シンプルな煮物です。

3年ほど前に初めてこの街を訪れた時、歓迎の会食を開いてもらって初めて食べたこの一品。
お芋がゴロっとたくさん煮てあって、スープはまっ黄色。
どんな味なのか想像がつかず、パクッと食べてみたら・・・美味しいんですよこれが!!

周りに聞いてみたところ、「鶏だよ」との明快な答え。なるほど、さすが中国です^^;
初めの頃は、日本で食べる中華とは明らかに違う料理が物珍しくて、勧められると何でもパクパク。
「ぱんだ隊長は何でも美味しいって喜んで食べてくれるから嬉しい」って言われてました^^;
まぁ・・・いわゆるゲテモノ以外は、ですけどね・・・(笑)

ちなみに、一緒に写ってるのは一尾65円のいわしのつみれ汁です。
和食と合わせてもまったく違和感のないこの煮物!
私は市販の鶏ガラスープの素でお手軽に作ってます。簡単!大好き^^


≪里芋の中華煮≫レシピ:2人分

   <材料>
        ・里芋         5~6個(食べたい分だけ)
        ・(あれば)かぼちゃ   1/4個
        ・(あれば)乾燥わかめ  ひとつかみ


1) 里芋は皮をむき、かぼちゃ(なくてもいいです。その場合は里芋の量を増やしてください^^)は食べやすい大きさに切る。

2) 芋とかぼちゃを鍋に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、鶏がらスープ(ちょっと濃い目かな?ぐらいの方がおいしいです。スープが黄色くねっとりするぐらい)入れて、柔らかくなるまで煮る。
 あれば、乾燥わかめもひとつかみ入れてください。鶏ガラのクセが消えるし、舌触りや彩りがアクセントにもなります。(現地ではわかめは入っていませんが、きちんと取られただしなのでクセはあまりありませんでした)
 たったこれだけ!超カンタン!!^^;


★現地では里芋だけで出てきたり、かぼちゃと一緒に煮てあったりしますが、彩が寂しかったので一緒にわかめを入れて煮ました。舌触りも芋とよく合うし、おいしかったです。



中国出張中は、地元の特産物を使った、素朴だけど美味しいお料理をい~っぱいご馳走になりました。
季節ごとに出される食材は次々に変わり、人々はいつもその時々の旬のものを食べていました。「どうだい、ここの食べ物は美味しいだろう」と自慢しながら。
地元で穫れるものを喜んで美味しく食べる。ごく当たり前のことですが、そうしたことが、忙しさの中で季節の移り変わりすらわからなくなっていた私をふと立ち止まらせ、息をつかせてくれた気がします。
経済的には決して豊かとは言えない田舎町でしたが、食に関しては皆、やはり貪欲でした。

最近、中国製の製品に関して様々な問題が発生しています。
問題が多いのは当時から私も認識していましたし、売られている食べ物には特に注意が必要なことも知っていましたが・・・
こうした経験もあって、一概には・・・、と思ったりもします。
同じ食べ物の多くが向こうでも売られ、現地の人々も食べているんですから・・・。

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Last updated  2007.11.21 10:59:02


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