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直島（２００７．１２．９）

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2005年10月04日

金木犀の甘く柔らかい香りに包まれました。
あぁ、今年もそんな時期になったんだなぁと、感慨深い朝でした。
みなさんの街ではいかがでしょうか？

実はここ１週間、少し苦しんでいました。
毎日、そのことを日記に書こうかなとPCの前で座り、
延々と考え込んでは時間だけがすぎてしまい、
テンションがガタ下がり・・・、
遂には日記自体が書けずにいることが多かったです。

そんな今朝、金木犀の花の香りは、
硬かった私の心をスッとほどいてくれた気がしました。
自覚できるくらい、少しらくになりました。

自分のためにも書いておこうかな、と言う気になりました。
書き始めると長くなるかもわかりませんが、書きます（笑）。

私の持病は日記に折に触れ書いてきていますが、「腎臓病」です。
小学校６年生の時に、「ネフローゼ症候群」を発病してから、
腎臓病ともかれこれ３０年のおつきあいです。
うふふ、ちょっとプロ？

で、この病気（ネフローゼ症候群）の特効薬と言うのが、
副腎皮質ホルモンと言うお薬で、
２６歳に腹膜透析を始めるまで、
再発のたびに何度も大量の投薬治療を行ってきました。
このお薬は本当によく効くんです。
（他の病気でもよく使われていますよね。）
しかしそのかわりに副作用も強く、
数々の強い副作用に悩まされてきたのも事実でした。
目に見えてすぐに副作用が出るものと、
身体に蓄積されてしまったように、
年数がたってから出てしまうものがあるようです。
余談ですが、若かりし頃はこの副作用がとても嫌で、
そして一旦服用を始めると、
そう簡単には退院できず学校も留年が決定するから、
病室でわんわん泣いて服用拒否して主治医を困らせたことも。
今となっては懐かしい（そして、恥ずかしい）思い出ですが。

実はこの副作用の一種で、
２０歳の頃から骨の脆さを感じるようになって、
転んだだけで骨折をしたり、
股関節に痛みを感じるようになってきました。
最初はなんとか騙し騙し過ごしていたのですが、
段々痛みがひどくなって診察を受けました。
その時、「大腿骨骨頭壊死」と言う病名を告げられました。

がが～ん。

股関節の骨頭が、ゆっくりではあるのですが潰れてきているのです。
この症状は良くなることはないそうで、
とにかく現状維持でゆけるように努めよとのことでした。
ひどくなると人工骨頭に交換する手術をするのですが、
それには耐久年数があってしまうと言うことで、
若いうちからそうすることも勧められず、
なんとか最近までやってきていました。

しかしここ半年、どうも骨盤（仙骨）の動きが悪くなってきているそうで、
足腰は痛いし、仰向けに足を伸ばして寝るのも大変になってきました。
（骨盤がずれている感じ。仰向けに寝ていると段々元の位置に戻るのがわかり、
それで少しらくになるのです。）

痛みもその日その時々で、大きさが違います。
多分、股関節がずれたり動いたりして、
いろんな痛みのツボを踏んでしまってるのでしょうね。
体重が乗せられないくらい痛くて、
海老のように腰を曲げて歩いたり、
ぴょこんぴょこんと不自由な足を引きずって歩いたり。
痛み止めを飲んだら少しらくになるけど、
できるだけ飲みたくない。
ここのところそんな毎日です。

楽しい事も多いし、
好きな人に囲まれて大事にしていただいているし、
不自由のない環境で生活をし、働かせてもらっています。
が、正直に言うとここ１週間は、
現実を直視すると、なんでなんだろうな～とへこむ事もあったし、
足さえ痛くなかったらなぁ～と悔しく思うこともありました。
とにかく情けなくて仕方なかったり、
もうだめだーっと叫びそうになる事も。
嫌な自分、全開だったです。

そんな時に、金木犀の香りに救われました。
不思議です。
また少し頑張れそうな気がするんです。
近い将来、手術をしなければならないんだろうなとは思うのですが、
痛みと共に生きてゆくことを、
こんなに悲しんだり、捨て鉢になってはいけませんね。
いろいろあるけど、
私はやっぱり自分の人生が大好きで愛おしいです。

なんだか今日、
金木犀の風の中で、
心をリセットできた気がしました。

とにかくありがたいです。

やっぱり人は、ひとりじゃない。
水や空気や太陽や雲や、
花や木や草や動物までも、
全ての人やものと共存しているんだなぁと、
なんとなく百万パワーを与えられた気がしました。

変な日記になっちゃいましたね。
すみませんm(_ _)m
決して暗くはなってないですからご安心くださいね。

体調はいいですし、とても元気です。
少し養生しながら、
また現実を味方につけて楽しく歩いてみます。
（現状を大事にしたいです。）

たとえ一歩一歩が大変でも、
歩むことは諦めていません。
いろいろあるけど人生って素晴らしいから！

亀の歩みの私ですが、
みなさま今後ともどうぞ宜しくお願いいたします！

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