テニスとの出会い


 当時、一番興味があったのは野球・サッカー・陸上部の3つ。
まず最初に対象から外れたのはサッカー。理由はリフティングが全く出来なかったら。当時の僕は「キャプテン翼」の影響もあってリフティングはサッカーをする最低限のものという考えがあった。今みたいにサッカーが盛んじゃなかったこともあって「サッカー」というより、「球蹴り」のイメージしかなかった。結局、センスが無いんだと思い込みあっさりあきらめてしまった。
 次は陸上。理由は先輩が少なかったのと、入る友達もほとんどいなかったから。
陸上は好きだったけど人見知りしやすかった自分にそんな勇気も無く断念。
 最後は野球。昔から野球は好きだったけど、野球部に入るのは小学校から学童野球をやっている奴らばかり(ウチの小学校は学童野球が強くて、北信越大会にはいつも出ていた、全国大会に出た事も)。そんな中でやっていけるのか当時は不安でいっぱいだった。

 そんな時に、出会ったのがテニス。仲のいい友達・先輩が多かったのがきっかけだったが、その内に、体育の科目にないテニスなら皆同じラインからスタートできる事に気付き、やればやっただけ上に進める可能性にも惹かれ出すのだ。
 そんなこんなで、テニス部に入部。この時の決断が、そのあとの自分を変えていく事になる。

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