よぴさんのつぶやき

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おっぱいがいっぱい・2


制限食の事は旦那の両親にうるさく言われるとやなので黙って実行していました。
そんな食事で栄養になるの?とか、そんなんでおっぱいが出るの?とか、うるさく言われるのがわかっていたので。

親戚を囲んだその食卓には肉類や、油っぽいものしかありませんでした。なのでとりあえずフレンチドレッシングであえた生野菜と、ナスの煮びたし(ナスは油で揚げてあった)を食べていました。

その日の夜、ねねはいやいやしながらおっぱいを飲み、吐きまくりました。
旦那もその姿には驚いていたわけです。やっぱり油っぽいものは乳質を変えるのね、と旦那と語り合った。恐るべし、赤ちゃん(ねね?)の舌。

制限食…肉類、油もの、甘いもの、果物、それらを控えつつ生活をする。初めはばか正直に守っていたけど、とりあえず今は甘いものと果物は多少とってしまっている。
っていうか、あまりにも制限が多くて、ストレスがたまって仕方なくなって。
大好きなビールも飲めない上にこの仕打ち(?)だもの。焼肉も、カレーも、シチューも、とんかつも…。でも、それはすべて自分の子供の為だから、我慢できるんだよね、これがまた。

でも、こんな事をしていると、私の母たちは黙っていなかったよ。実家の母は「大丈夫よ、食べちゃいなさいよ」とか言ってガンガン食べられない(制限している)食べ物をすすめる。
かなりしつこくてもとりあえず実家の母は無視できる。

しかし…旦那の母は、「何を食べてるの?」と聞いてきて、「魚と、野菜と、ご飯です」と答えると、「何も食べるものがないじゃない」「肉を食べないと栄養がつかないでしょ」「肉を食べないからカゼをひくんじゃないの?」とか、とにかく「あなたは何を考えているんだ」といわんばかりの勢い。

「昔の人の食生活がいいらしいんです」と言えば、「今の人は昔の人と体の作りが違うから、肉を食べないとだめなんじゃないの?」とか(肉教?)。

お言葉ですがお母様、肉を食べてたって人間風邪をひくでしょうが。
だいいち、ねねが選んだおっぱいなんだから、仕方ないでしょ。本当に孫の事思うんだったら、黙っててください、私はそう言いたかった。

でも、私がいくら言ったところで「本当に乳児におっぱいの味なんてわかるの?」と言って、ほとんどの人は信用しないですよね、自分の子がおっぱいをいやがる事なんて。
あなたって、神経質なのね、と思われてちょっと変わり者扱いなんじゃないかな。(制限食の話をすると、そんな風に私はみられてしまうのがわかるのだ。)

だって「おっぱいの味がわかる赤ちゃんの話」なんて、今まで一度も聞いた事ないもの。
私自身そんなの信じられなかったけど、実際にねねは、私がお肉や油っぽいものをある程度食べた時は「絶対」吐くんです。
ちょっとの時は吐きません。「絶対」吐かれるのがわかっているので、おいしい(油っぽい)食事も我慢できるのです、私は。

ねねみたいな赤ちゃんがいると言う事をちょっと心にとめておいてください。そして、自分の子供だって本当は味がわかるのに、それに気がつかないで「おっぱいを飲まないから母乳不足かしら?」なんて、簡単に思わないでください。

飲まないには、飲まないなりの理由が絶対あると思います。よく育児書や粉ミルク会社のパンフレットに「赤ちゃんのこれらの状態は母乳不足」と書かれています。

例えば「おっぱいを20分以上離さない」「3時間たってもおっぱいが張ってこない」「体重の増え方が悪い」「赤ちゃんの眠りが浅く、機嫌が悪い」などなどです。

しかし、半分以上その行動が当てはまっていた私のおっぱいは、今ではとってもよく出るよいおっぱいちゃんです。だいたい、いいおっぱいだったらおっぱい自体が張らなくても奥の方から湧いて出てくるものなのですよ(経験済み)。

生まれてから1ヶ月間、まだまずいおっぱいをねねに飲ませていた時、ねねは40分ぐらいおっぱいを吸ってました。

授乳間隔だって、短かったです。飲んでるんだか、飲んでないんだかわからないし、ベットに置けば泣くし、うなるような顔をするし(これに関しては、身長が急激に伸びるからうなるという説や、うんちを出す練習をしているという説がありますが)。

ねねの場合、とりあえず体重が増えていたから、おっぱいを飲まないこと自体あんまり気にはしてなかったけど。(この辺はさりげなくのんきな私。)

おいしいおっぱいを飲ませるようになってから、確かにねねは落ち着きました。
授乳時間もだいたい決まってきましたし。

私が言いたいことは、「おっぱいを飲ませていきたいけど、母乳が不足しているみたいだからミルクを泣く泣く足そう」と思う事は、ちょっと待ってみた方がいいということ。
おっぱいだけでやっていける方法は、きっとあるから。ミルクは牛さんのもので、あくまでも人間が手を加えて作ったもの、母乳は自分が作り出したたった一人の我が子だけのものなのだから。がんばれ!お母さん。

赤ちゃんの体重の増え方で一喜一憂しているお母さんが多いけど(本当に多いよ)、ものすごくやばい以外は個人差の激しい事だから、もっとおおらかにしていた方が、いい感じがする。

たしかにねねは標準よりはるかに重くて、どこから見ても「健康的どすこい娘」だけど、重けりゃいいってもんじゃないんですよ~。
うらやましがられる事が多いねねだけど、持ち運びするママ(私)にしてみれば、軽い子の方がどんなにうらやましいか。

ないものねだりなんだけど、他と比べて自分の子をどうこう思うのは、ちょっと自分の子に失礼なんじゃないか、私はそう思います。
その子はその子なりに一生懸命がんばってるんだから、きっと。

でもね、制限をしていて思ったんだけど、とにかく外食がしにくくなった。
ファミレスなんて食べるものが全然ない。「ハンバーグ」「スパゲッティー」「ピザ」「ドリア」などなど。

私の食べたい「お魚の煮つけ」とか、「温野菜のサラダ」とか、「おひたし」とか、ないのね、本当に。あっても、肉が入っていたり、油っぽかったり。

今まで知らない間に、どれだけ余分な油をとってたんだろうと、改めて思いました。

この前テレビで「血管が詰まりにくい食事」(病気の人用)の特集をしていて、病気になった人が「食事を改善して健康になりました」って言ってた食事の内容を見たら、今の私の食事と同じでした。

今はハンバーガーとか、カップラーメンとか、手軽に買って手軽にお腹がいっぱいにできる時代だけど、何かが違うような気がする。

妊娠すると、「添加物の多いものはとらないようにしましょう」って言われるでしょ?
お母さんが食べたものの中で悪いものは、みんな胎児にいってしまうからだと思うのだけど。
ダイオキシンの問題もその辺にある。「母乳からダイオキシン」って、一時流行ったよね。

でも、胎児のいない人は(妊娠していない人って事)自分の体に悪いものが蓄積されるんだよね。
けれど人間のからだは「悪いもの、遺物を排除しよう」という機能が臓器に備わっている。
しかし、あまりにも多くの悪いものがからだの中に入ってきたら、臓器だって一生懸命その悪い物を外に出そうとするでしょ?、臓器自身働きすぎて疲れちゃう。
しかも、栄養のないものばかり食べてると臓器もきちんと働けない、そして悪いものがからだの中に留まっていったりする。現代病って、そんな所から来るんじゃないかな。(あれ、話がぐんとそれた感じ。)

そんなこんなで、おっぱい一つとっても、こんなに勉強ができちゃったわけです。
牛の子は、牛のお母さんから出るミルクで、人の子は、ママの母乳で。
当たり前のようで当たり前ではない世の中ですが、とっても基本的なことなのではないかと思うわけなのです。

がんばらずに、がんばれれば一番いいのだけれど・・・。

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