よぴさんのつぶやき

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おっぱいがいっぱい・3



私は左のおっぱいの決まった場所がだけ詰まりやすい体質みたいなのです。
そして、おっぱいの出る穴って一つかと思っていましたが、実は何ヶ所もあるのだわかった時は、結構カルチャーショックでした。

赤ちゃんの飲み方によって、よく吸われる穴と、吸われない穴ができちゃって、吸われない穴は詰まりやすい・・・。
そこが詰まると乳腺炎になったり、しこったり(固くなったり)、トラブルのもとになってしまうようです。
乳腺炎になったりするとひどい場合は病院でもらった抗生物質を飲んだり、手術しなくてはいけない場合も出てくるそうです。そうなると、当然母乳はストップしなくてないけなくなるし、母乳で育てられなくなる…。

私のおっぱいが詰まったのは本当に突然。おっぱいの一部分だけカチンカチンに固くなって。
本当は出ていくはずのおっぱいが、先が詰まってるからどんどんたまって、しかもたまっててもおっぱいはどんどん作られていくからもう、パッツンパッツン状態。
自転車の空気をどんどんいれていくとタイヤが固くなるでしょ?そんな感じでした。
痛さもまさに限界。

前に読んだ本に書いてあった桶谷式の母乳マッサージの先生(助産婦さん)の所に速攻電話して、(藁をもすがるるる思いでした・・・)次の日にそこを尋ねました。

「こんなになるまでなんで我慢してたの?」と言われた私のおっぱいは、ちょっとひどい状態。
病院にいってたら、間違いなく抗生物質を飲まされていて、「はい、母乳は止めてね」状態だったそうです。

その日はマッサージをしてもらって帰りました。まだ詰まった感じはしていましたが、あの空気を入れすぎたパンク寸前のタイヤからは脱出できました。

そして次の次の日の夜中、突然熱が39℃でました。(平熱が35℃の私にしてみれば、それはすごい高熱だし、最高記録更新したという感じでした。でも、なんだかうれしい感じがしたのはなぜなんだろう…。)

夕方から寒気がしてて、「風邪かな」とは思っていたのですが、後から聞けばそれは乳腺炎なりかけ?の熱だったようです。
ひえぴたをしながら授乳してる私の隣で、旦那はぐっすりと寝ていました。
女の人の強さってここからくるんだろうな…なんて、朦朧とした意識の中でそう思ってました。

実はおっぱいが詰まってしこりになって、そのまま治るかと思われた私のおっぱいですが、その後おっぱいを1周する勢いでしこりは出ては消えを繰り返し、私をさんざん悩ませました。

今は落ち着いていますが、いつまた再発するかもしれない不安は、私を油ものから遠ざける一つの要因となっています。
そう、マッサージは決して安くない・・・(保険がきかないから)。
けど、おいしいおっぱいの為なら「♪どこまでもー限りなくー」の、ママにならざるをえないのでした。

おっぱい先生(と、私は呼んでいる)から言われた事は、

1:「ママのおっぱいはホルモンの関係で3時間おきに出る様になっているから、とにかく3時間おきに子供に飲ませる事(飲ませ終わって、飲み残しを搾り終わってから2時間半)」

2:「3分、5分、5分、5分(トラブルのあるおっぱいのほうからこの時間で右、左、右…というふうに飲ませる。なぜ初めが3分かというのは、初めは赤ちゃんも吸う勢いがあるから1回目は3分で十分との事)」

3:「おっぱいを赤ちゃんが飲み終わったら、残りを軽く搾る事」
(☆これに関しては、あんまり搾らないほうが私にはあっていたようでした。)

4:「お肉類、油物は控える事」

でした。

3時間以上たった溜まった乳は質が悪い乳(たまり乳という冷たいお乳)なので、赤ちゃんにはできたてほやほやのおいしいおっぱいを飲ませてあげようという事なのだそうです。

果たしてできたてほやほやのおっぱいとは?!
3時間たつと「ツーン」とした感覚がおっぱいの先に現われ、おっぱいが自然とわいてくるのがわかるようになります。
それこそがおいしいおっぱいなのだそうです。

湧いてくると「ぴゅー!!」ってな感じにおっぱいの先のたくさんの穴から飛び出してくる白い液体は、ねねの大好物となっているわけです。

今でこそおっぱいの出具合が自分でわかるようになったけど、前までは3時間たつと勝手におっぱいが出てきちゃって、気がついたらシャツが濡れてた!!なんて事がありました。
今は、吸われて初めて「お、きたきた。」と、ツーンときます。

この為においしい食べ物(ケーキとか、油たっぷりのお肉とか)を我慢して、高いお金を払ってマッサージに行っているのか、私は・・・。
他の人から見たら、信じられないんだろうな…と、思う事、ある、ありありです。

でも、続けられるのは、ねねの苦しそうな顔を見たくないから、そんな簡単な理由なのです。

でもね、実際3時間おきにおっぱいを子供にあげるのは、結構めんどくさい事です。
だって、1日中なんにもできないんですもの・・・。

3時間おきっていっても、おむつ替えて、おっぱいあげて30分、搾って20分、すると次のおっぱいまで約2時間。その間ねねの相手して、ちょっとぐずって寝たと思ったら次のおっぱいまで1時間。

その1時間を、離乳食作ったり、朝、昼、夕ご飯作ったり、テレビ見たり(余裕あるじゃん?)、洗濯したり。
そんな感じで1日が終わってしまうわけです(とほほ)。

お散歩してあげなきゃ、とか結構思うんだけど、そんな時にかぎって子どもは寝ちゃったり、うんちまみれになってたり・・・。
出かけるのも一苦労。こんな時、思うんだよね、おっぱいが3時間おきじゃなかったらどんなに楽なんだろうって・・・。

3時間おきっていうのは実はママのおっぱいのペースであって、子供のペースではないのだそうです。3時間おきにママが搾ればいいだけであって、子供は3時間たつと絶対お腹がすいて、絶対泣きながら訴えてくるわけじゃないのだそう・・・。


実際ねねは最近、飲みが甘くなってきました。
右、左って飲ませると、「もういいの。」って顔して、見つめてきます。
私がその後無理矢理飲ますと、「しつこい!!」と言わんばかりに、はえてきた自慢の2本の歯でおっぱいをさくっと噛むか、さもなければ吐きます。
吐くぐらいはいいけど、おっぱいを噛まれた時は「痛ー!!」と、ねねの顔をとっさに払いのけてしまいました。

しかし子どもって、話せないなら話せないなりに、色々な手段を使って人に何かを伝えようとするんですね。ってなふうに、ちょっと感激したりして(親ばか?)。

そうそう、なんで無理矢理飲ませるかっていうと、単に搾るのがめんどくさいし、もったいないからです。
でもね、絞らないとどんどん古いおっぱいがたまっていって、おっぱい自体もおいしくなくなるし、おっぱいも張って痛くなってしまうんだな、これがまた。
だからせっせと搾るのです。

(おっぱいがいっぱい・4に続きます)

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