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2006年03月09日
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これ


例によって ヨシタケ 監督から、メールが飛んできました。


何をぅ、吉田うどんだとぉぉ!!

食べる、食べる。絶対食べるうぅぅぅ!!


ナ「でも、ヨシタケさん、富士吉田って山梨県でしょ? さすがに行けませんよ・・・」


ヨ「神田の『ゆやま』ってお店で、食べられるそうですよ」


ナ「何ですって!? 行きましょう。今日、行きましょう。さあ、行きましょう。




・・・ってなわけで、夕刻、日本代表は神田入りしたのでした。


それにしても、これだけうどんを食っているというのに、まだまだ知らないうどんが出てくるのですから、大したもんです。


今回の吉田うどんは、山梨県は富士吉田の名物。


富士吉田もまた、米が育ちにくい土壌で、粉モノを食べるようになっていったようです。

結婚式などの祝いの席では、今でも必ず最後にうどんが出てくるのだそうで。


富士吉田の街には、異常な密度でうどん屋があるらしく、中には民家そのもの、といった風情のお店もあるとか。

まさに「東の讃岐」ですね。



そして、何よりも、うどんが特徴的なのです!



まず「麺」! 極太で硬い!

吉田うどんに関するサイトでは、


「一口食って、ビビるんじゃねえぜ、坊や」






続いて「おつゆ」! 味噌と醤油の合わせたもの!

関東と関西のおつゆの、間を取った感じ、とおっしゃる方も。



そして、何より「具」! 茹でキャベツが珍しい!

さらに、肉うどんの肉は馬肉を甘く煮たもの!

これに、きんぴらごぼうや、油揚げの刻んだやつが加わることも!





モチロン、ねぎや七味は、ここでも登場しますが、何と言っても特徴的なのは「すりだね」!

唐辛子、ゴマ、味噌、に調味料や油などを合わせたものでして、これこそが吉田うどんの味の決め手です!

お店ごとに、いろいろ工夫をしているようです。

さらには、大きなタッパに入った天かすが、取り放題!!




どうですか。

いろいろと想像力がはたらくでしょう?


普段、何を食っても「うまい!」としか言えず、「日記を読んでも、お前がどんなうどんを食っているのか、全く想像できない」と評判のワタクシでも、これなら大丈夫!

だって、特徴だらけだもん。


それにしても、よくもここまで異質なうどん文化があったものだと思いますが、これこそが本物の地方の力ってものなのでしょうね。

キャベツも馬肉も、たまたま土地の名物だったってことじゃないのでしょうか?

それを、ただただうどんに入れてみただけだと。

そして、それがうまいのだと。


そういうシンプルな事情でできていったものなのでしょうね。



で、さて、目指す神田の「ゆやま」さんに、日本代表、到着。


「ゆやま」さんは、「東京に吉田の雰囲気を、そのまま持ち込んだ」と言われていまして、期待度が高いわけです。

お店の外観から、気取ってなくって、いい感じ!

夜は居酒屋として利用されることが多いようです。


果たして、先客は中高年のカップル様が一組。


「もつ煮」「玉子焼き」など、酒の肴のメニューが、いちいち手書きで壁に貼ってあって、ちょっと小学校みたいですが、それが何ともいい味なんです!



早速、注文。


酒の肴に混じって、「今日はほうとう(山梨名物)があります!」という紙が貼ってあって、正直迷ったのですが、いやいや、今日は吉田うどんを食べに来たんだもんね。

もっとも吉田うどんらしいと思われる「肉きんぴらうどん」をセレクトしました。


ヨシタケさんは、「肉つけうどん」の大盛りにトライ。


例によって、つけ麺方式のうどんです。

魔人は、やはり、コシが味わえる冷たいうどんがお好みなのですね。



注文を取ってくださったマダムが、


「麺がカタいですよ?」


と、わざわざダメを押して下さるのが、おもしろかったです。



いやいや、マダム、ご存じないのも無理はありませんが、我々、うどん日本代表ですから。

吉田うどんの麺がどれだけカタいか知りませんが、なんのなんの。

どーんともって来いっちゅーんだ!!



で、どーんともって来られました。



「すりだね」と天かすを、力一杯突っ込んで、まずは、気合もろともズルズルズルーッ!!


うーむ、太いっ! そして、なるほどなるほど!

カタいカタいと散々おどかされて、こちらに準備がありましたから、それほどでもなかったのですが、これは、知らなかったらビックリですね!


麺をこう、一口サイズに輪切りにしていけば、そのまま「白玉」として食べられてしまうような・・・。


そして、また、この具が!!

「きんぴらごぼう」なんてものは、それだけでもう、限りなく「男」の食べ物じゃないですか!

むしろ、おっさんの食べ物じゃないですか!


それだけでも、相当なものなのに、さらに「肉」だと。

そう、吉田うどんは言うわけです。


「肉うどん」。その、炭水化物+肉という、イヤになるほど色気のないメニュー。

こんなもん、ニキビ面の高校生か、体育会系でも相撲部やアメフト部なんかの猛者系の男子諸君しか選べないものでしょう。

さらに天かすで、油まで加味してしまっています。



しかし、それを、「すりだね」の刺激を含んだ、味噌+醤油のおつゆが優しく受け止めることで、オシャレさはカケラもないけど、栄養満点で、なんとも荒々しい風味が完成するのです。




ちなみに、ヨシタケさんの「肉つけうどん」も、よく見えなかったんですが、つけ汁の中に多量の肉が入っていたそうです。

(あ、両メニューとも、肉が馬肉かどうかは、解りませんでした。少なくともワタクシには)

麺もきっと、さらにカタかったのでしょう。


通常、食べてる時は食べに集中して、感想を言わない日本代表ですが、



ヨ「実に、無骨な・・・」


ナ「そうですね! まさに無骨」



などと、言葉を交わします。



なるほど「無骨」は、このうどんを、一言で表すのに適した言葉です。


そう、要するに、吉田うどんというのは、見事に「田舎うどん」なわけなのですね。


洗練はされてないけど、実にこう、あったかみのある味わいと言いますか。



一所懸命食べていると、マスターとマダムが、隣の中高年カップルと雑談を始めました。


聞くと、どうもゴルフの話題のようです。

マスターやマダムは、静岡の方のコースに最近出られたとか。


やっぱり、マスターもマダムも山梨県の方なのかなぁ、と思ったわけですが、どうもそうらしいですね。



そして、他所のサイトに書かれていた情報では、


・毎日、山梨から神田まで麺を持って通ってきている。

・店内のお水は、富士山麓のミネラルウオーター


とのこと。


なるほど、確かに、お水もおいしかったです。

すごい「こだわりの店」だったんですね・・・。



いやぁ、吉田うどん、よかったなぁ。

そして、これは、いいお店に出会ったなぁ。

今度は飲みに来てもおもしろいかもなぁ。


などと思いながら、お勘定。



マスターもマダムも、気さくにいろいろと話してくださいまして、それは「客商売特有のお愛想」と言うよりも、なんだか、古い親戚を訪ねたような感じの温かみが感じられたのでした。


そして、マダムがワタクシに、


「あら、変わったTシャツですね」


と。



ええ、まあ、ハッキリ言って、 コレ を着てたワケなんですが・・・。


「いやははは! ま、ま、ま、まぁ、自分でデザインして売ってるんですよぉ!!」


などと、ここぞと主張するワタクシ。



んもう、こんないい気分にさせてもらっちゃ、また来ないワケには行かないなぁ・・・。


ね、ヨシタケさん!!



ヨ「この前の『めんこや』さんが、お店の構えまで含めて、やや繊細な、女性的な感じのうどんでしたけど、今日のは、男性的でしたね」


ナ「麺の感じは、こないだもらった、ヨシタケさんの打った奴にも似てましたよ!」


ヨ「まあ、思ったほどカタくはなかったですけどね(やや、虚勢を張って)」


ナ「(負けずに)そうですね、そうですね。もっとカタくても、おれは平気でしたけどね!

    でも、この無骨さ、荒々しさは、大好きです! 吉田うどん、もっと流行ればいいのに!」



でも、このお店ほど気合を入れようと思ったら、並大抵のことではないでしょうね。

まだまだワタクシ達の知らない、こんなお店がたくさんあるのかと思うと、うどん競技の奥深さを感じずにはいられないのでした。


いやーっ! 今日もいい練習できたなぁ・・・。






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最終更新日  2006年03月09日 23時40分18秒 コメント(2) | コメントを書く


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