ノニ物語:神様からの贈り物・・・

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2006/08/07
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カテゴリ: お仕事!



4年前に熱中症で亡くなったAさんのケースを紹介します。こまめに水とお茶を飲んでいましたが、ゴルフ部の合宿中に熱中症で死亡しました。熱中症は、重症になると体中の血管に異常が起こり、多臓器不全になり死に至る場合もあります。

「いきなり型」について
番組では、Aさんのように、暑い環境での活動中に起こる熱中症を「いきなり型」とわかりやすい表現にして呼んでいます。ただし、これは医学的な分類名ではありません。だれでも暑い環境で大量の汗をかいた場合に発症するケースをさしています。

「ホントの!疲労回復術」より
野球部員に、練習中に水だけで水分補給をしてもらいました。練習後に血液を調べてみると、水をたくさん飲んだにも関わらず血液はドロドロでした。大汗をかくと塩分も体外に出てしまいますが、こんなときどうして水だけを飲んでも体内に吸収されず血液はもとの状態に戻らないのでしょうか?

大汗をかいた時に水だけを飲んでもだめな理由
脱水が起こったときに、塩分(=ナトリウム)を含まない水分だけを摂取すると、血中塩分濃度が低下してしまうことになります。体は血中塩分を薄くしないため、余分な水分は尿や汗として排泄します。これによって、血中塩分濃度が低下しすぎるのを防止しますが、脱水状態は回復しません。

一方、このような時に塩分を含む水分を摂取すると、血中塩分濃度が維持されたまま水分量が増加するので、脱水状態から回復することができます。



※ 塩分の摂りすぎは高血圧などの原因になります。摂りすぎには注意しましょう。
※ 汗に塩分が出てしまっているかどうかは汗をなめてみるとわかります。塩辛い場合は、塩分の含まれる飲み物などを補給する必要があります。

「熱中症 真犯人は脳!?」
体温を一定に保つ役割を担うのは体温中枢。汗を出したり、血管を開くことで体温を調節しています。暑さなどで体温が上がり始めると、皮膚血流を増やし、体温を放出します。さらに、汗を出して気化させることで、体温を一定に保とうとします。

しかし、汗をかきすぎて体が極度の脱水状態になると、血液がドロドロになるので、もうそれ以上は汗を出さないようにします。すると、体温が上昇し続け、死に至る場合も出てくるのです。

熱中症の症状について
熱中症には、さまざまな症状があります。軽いものでは、たちくらみやめまい、けいれん、失神などがあります。重くなると、強い疲労感、頭痛、吐き気が起こります。さらに重傷になると、意識障害、多臓器不全などが起こり、死に至る場合もあります。

「発見!熱中症予備軍」
大学生8人に、ある基準で赤と青のチームに分かれてもらいました。エアロビクスを45分間行った時の体温の変化と、かいた汗の量を調べてみると、青チームの方が多く汗をかいていたのに、体温が遥かに上昇していました。なぜでしょうか?

青チーム、赤チームの人の汗を顕微鏡カメラで観察すると、体温が上昇していた青チームでは、皮膚が汗で水浸しになっていました。一方、赤チームでは、出てきた汗がすぐに蒸発していることがわかりました。

暑さに慣れていないと、蒸発することなく流れ落ちてしまう無駄な汗が多くなります。つまり、水分ばかりが体外に出てしまい、体温が下がらないので、熱中症になる可能性が高まるのです。


熱中症の発生は、梅雨の合い間に突然気温が上昇した日や、梅雨明けの蒸し暑い日などに多く、もっとも気温の高くなる8月中旬以降では発生件数が低下する傾向にあります。

その原因としては、からだが暑さに慣れていないということが考えられます。人間が暑さに慣れるには3~4日かかることが実験でわかっています。この時期は、各個人のコンディションに合わせて発汗量や体温の上昇に注意を払い、暑さに慣れてゆくことが必要です。

「高齢者は注意 これが落とし穴だ」
感動することで体温が変化するかどうかを調べる実験だと伝え、若者と高齢者に、ある部屋の中で感動的なビデオ鑑賞をしてもらいました。この実験、実は、温度をどれくらい感じることができるかを試すものでした。

部屋の温度を20度から40度まで徐々に上げていったところ、若者は30度ほどで暑さを感じましたが、高齢者は40度になってもほとんど暑さを感じませんでした。


番組では、暑い環境で気付かないうちに脱水が進み、発症する熱中症を「じわじわ型」と名づけました。ただし、これは医学的な分類名ではありません。特に高齢者の方の熱中症はこのパターンが多いと言われています。

「高齢者発汗実験」
60メートル走(85~89歳の部)日本記録保持者の阪本昇一さんに協力してもらいました。阪本さんの頭と胸、腕、脚にセンサーを取り付け、暖かくした部屋の中で出てくる汗の量を測りました。比較のために、若者にも同じ条件で汗をかいてもらいました。その結果意外な事実が!







高齢者の方の汗のかき方について
汗をかく機能の老化は、足→背中→お腹→腕→頭の順番に進みます。年をとっても頭や顔からの汗については若いころとほとんど変わりがないので、高齢者の方は自分が汗をかけなくなっていることに気付かない場合が多いのです。しかし、年をとっても汗腺機能は運動を続けていればある程度は維持できるとも言われます。

高齢者の方は、次の3つの落とし穴によって、気づかない間に室内で熱中症を発症する場合があります。

汗をかくなどの体温調節能力が老化のため低下している
暑さを感じにくい
体の水分が失われても喉の渇きを感じにくい

まとめのガッテンタワー
「水を飲めば大丈夫」の落とし穴 → 「塩分」「体温中枢の鍛錬」も必要
「家の中なら大丈夫」の落とし穴 → 高齢者は「温感鈍り」「汗も減少」
高齢者3つの落とし穴 → 体重を量って水分補給 温度計を見る習慣





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Last updated  2006/08/07 04:00:45 PM コメントを書く


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