十何年か前のちょうど今の季節、JR北陸本線・金沢~富山間の車窓から見た景色
ほんの数秒、たまたま見ただけだったけど今も鮮明に覚えてる
背後の山は緑色を主体にしてはいるが秋らしく赤、茶色を斑模様に混ぜた衣装に身を纏い、
近景周囲の民家・林などは当然の如くそこらに溶けこんでいた
不意を付いたように1本の高木だけが黄色の葉を纏って黄金に輝いていた
大げさではなく本当に輝いているような感じ
光の当たり具合もあったのかもしれない
それより周囲とのコントラストが見事だった事と
何より、数日後には裸になってしまう木の発する刹那的オーラが圧倒的であった
一瞬である事、一点である事、
時速数十キロで運ばれてゆく単なる乗客の一人
時間軸と空間軸と事象軸の一致
その記憶は褪せず
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