女性と子供のための鍼灸治療 Tomato

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過敏性腸症候群

過敏性腸症候群


【概念】
腸に器質的な異常がない にもかかわらず、腸管の運動や緊張の亢進
 分泌機能の亢進により、 便秘、下痢あるいは便秘と下痢を繰り返したり
 腹痛などの不定の胃腸症状を呈するものを過敏性腸症候群
という。
 大腸のみならず小腸の通過時間も短い事がわかり、腸管全体の機能異
 常としてとらえられるようになった。
 従来より慢性腸炎と診断されていたものの多くはこの範疇に入る。

【疫学】
 症状が軽微なことも多いので頻度は明らかではないが、日常的にみられ
 る疾患である。

【成因・病態生理】
 発症や増悪には 心理社会的な要因が関与している ことが多く、 自律神経
 失調症や心身症の一部
と考えられている。

【症状】
 便秘型、下痢型、交代性便秘・下痢型がある。
 それぞれ便秘、下痢、便秘・下痢を繰り返す。
 大部分は腹痛、特に左下腹部痛を伴い、排便・排ガスにより軽快すること
 が多い。
 固い便のため肛門部から出血し、便に血液が付着することはあるが、
 血便が出ることはない。
 消化器症状以外にも全身倦怠感、不眠、頭痛などの不定な症状を伴うこ
 とがある。



                 資料:「臨床医医学各論」第2版
                     社団法人 東洋療法学校協会 編
                     医歯薬出版株式会社



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