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ソルボンヌ大学などで学び、仏文で著書を出版、東洋文化を紹介。帰国のたびに世界を敵とすることの愚を力説。三七年『食物だけで病気の癒える・新食養療法』が実業之日本社から刊行。たちまち300版余をかさねる。戦時中、反戦平和運動のため軍部の圧追を受ける写戦後、真生活運動、世界放府運動速、青年教育あたり、海外に多数送り出す。五三年、インド、アフリカ、ヨーロッパへと旅立つ。本書はアフリカのシュヴァィツァー病院での労作。五六年ヨ‐ロッパに渡る。各地に研究団体、正食品工場、レストランが生れ、著書が各国語で出版ざれる。正食による奇跡的な心身改造の事実、綜合的字宙観とその技術が欧米人の心をとらえた。仏・ケルヴラン博士の生体内原子転換説に注目、低温低圧原子転換の研究を開始。
〃オ-サワ〃と〃マクロビオティックの言葉はひろく世界に知られる。
東洋医學最高のネライは、人間の判断能力を開眼するコトにあります。それは各人が自分のために、自分の方で無限の自由、永遠の幸せ、絶対の正義を実現化する方法を教えるものです。それは万人が必死になって求めているものが、実は万人を十重、二十重に世の始めの昔から、無終の未来までとりまいているものであること、つまり天国は近くにあり、遠くにはないことを理解させるものです。東洋医學にとっては 病氣は実際に、この事を教えるための絶対唯一のチャンスでしかありません。
病氣の階級
東洋医學的に見ると、病氣には次のような階級があります。病氣というモノは、その第一階級から始まるもので、第二、第三と進み、ついに最大の難病になるのです。仮に第七級の病氣をもっていて、しかも第六、第五-の病氣を持っていない人があるとしたら、それは見せかけで本当は、第六以下の病氣をミナもっているのです。ソレがいろいろな条件でかくされているのです。あるいはちがった形をとっているのです。だからドーセー度にその清算をやるときがきます。それは急死という形になったり、たいへんな苦しい症状になって爆発したりします。
第一級の病氣は秩序のない生活です。
それが総ての病氣の基地です。これは、たいてい父母の規律のない生活、卑劣な表裏のある精神、混乱した言動などが培養基です。だから病氣というモノは総て環境から来るモノです。しかし父母のうち、一人例えば母が規律のある人であり、そのために母が悲惨な生活を耐えしのぶ、というような場合には、その子は母の生活を見ているので、父を僧むようになり、父の性格とは反対の人になります。たとえばアプトソ・シソクレヤのように、酒乱の父をもち、哀れな母の苦しみを、毎日毎日見たモノは、酒ものまず、タバコものまず、正義のためにどんな苦しい生活をしても戦いぬく人になります。
第二級の病氣は低判断力です。
(キママ・キマグレ・感覚的快楽を追う・センチメンタルになる・概念遊戯の徒になる・疲れやすい・排他性かせのびる...等第一級生活の当然の結果です)
第三級の病氣は▽または△の過食から来るもの。
最も進んだものが精神薄弱児・ライ病・癲癇・パラノイヤ・精神病(食物の好き嫌いがはなはだしく、摂生の心が無いから、放縦であるから、好きなものを我侭にとり過ぎ、他人のことを考えずに、飲み食いする。その結果、軽い頭痛・風邪・消化不良・胃腸病・下痢・吐瀉等を起こす)
第四級の病氣-交感神経緊張症・副交感神経緊張症
(筋肉の痙攣、感情のたかぶり、早熟性、または萎縮性のあらわれ、注意散マン、粗コッさ、恐怖症、肩のコリ、憂鬱、怒りっぽい、脱毛症、肝臓病、リウマチ、神経痛、書痙等)
第一から第四までは、あまり人目を引かないし、治しやすい。しかし第五からは難治、不治になる。
第五級の病氣
-心臓病、胃腸潰瘍、結核の末期、月経不順、月経痛、ゼソノク、糖尿、白内障、緑内障...
第六級の病氣-二元論、唯物論、唯心主義、イロイロな人生観、哲学
第七級の病気-ゴーマン、排他性、不寛容性、エゴイズム、記憶力低下、前コペルニクス的地球中心説的な観念
総ての病氣は互いに関連しあっていますから、完全に区別するコトは難しいです。しかし病氣がどの級に入るかというコトは、大体は定められます。この階級は、病氣という大木のスケッチです。第一級が根で、第ニ級が幹、第三、第四は枝、第五、第六、第七は花や実です。
第一級は五、六年から十年くらいで総ての病氣の基礎を作り上げます。第二期はイロイロな病気の芽生えです。第三級は突然的に現われます。しかしモー初めから数十年たっているコトさえあります(脳血栓、日射病、脳溢血など)。第四期に入ると厄介な病氣の出現です。眼、歯、鼻、耳、心臓の結滞、第五期はワゴトニイやシンパティコトュニイの終点です。第六期は心理的精神的病氣。ここで人間の相場が決まります。一生の幸、不幸がきまります。
白痴や魯鈍は第二期ですから治しやすい。ライや乳癌は第二期ですが、喉頭ガソや胃潰瘍や糖尿は第五期の症状です。
黄疸は御存知のごとくニ種ありますが、一つは第五期、他は第二期に属します。
ドンナ病氣を治すにも、第一級から治さなくてはなりません。
それは第一に病人にvivereparvo〈つつましく生きよ〉を教えるコトです。第一級、第二級の症状が治らない限り、根治はありません。
われわれは病氣の階級の反対、ウラガェシの段階を進まないと、幸福にも自由にもなりません。しかも多くの人は病氣の階級をのびてゆきます。
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