エジプト再訪録 6

アブシンベル


結局、川下りとイギリス人かわいこちゃん「ザウィちゃん」の魅力には逆らえず、
ナイル川を下ることにした。

「わかった。おいらも行くよ。」

そう答えてからは話が早かった。
フルーカのキャプテン、「エディー」はすぐおいらをエジプト航空のオフィスに連れて行き、帰りのフライトはキャンセル。
次の日以降の、ホテル宿泊予約もすべてキャンセル。
さらに、翌早朝4時からのアブシンベルへの車を予約してくれた。
準備万端。
「じゃあ、アブシンベル、楽しんできてね。午後二時ころ、ここで待ってるから」
ザウィちゃんはそう言って手を振って去っていった。


翌日、早朝4時。
ホテル前には予定通り、アブシンベルへ行くタクシーがやってきた。
あたりはまだ真っ暗である。
出発。
アスワンの街を抜けると、まわりはただただ闇だ。
とりあえず眠いので、後部座席でぐーすか寝る。

一眠りして目を覚ましたのが5時半ころ。
空がうっすらと明るくなってきていた。
そうして6時前、突然ビカーッと太陽が昇り始める。
砂漠の中の一本道、といった感じの、周りには何もない景色の中の日の出であった。
感動。
「わし、この景色は一生忘れん!」と思った。
実際、今も忘れていない。
この景色を見れただけでも、来たかいがあった。

アブ・シンベル大神殿には、8時半ころ到着した。
このアブ・シンベル大神殿とゆうのは、実は「アスワン・ハイダム」建設時、湖に沈む運命であったのだ。
ここからはおいらの想像の話だが、恐らくエジプト人は「まぁ、沈むんならしょうがないね」とか言ってた気がする。
しかし、イギリスをはじめ、各国の学者などが「オイオイオイオイ!沈めちゃイカンでしょうに!」と言って待ったをかけたあげく、
なんと、 どっこらしょ! と、遺跡を丸ごと移設してしまったそうな。

このエピソード、訪問前にガイドブックで読んでいたのだが、実際に見ると
なにしろでかい。
移設? いや、ありえんって!

アスワン

 アブシンベル大神殿の正面で記念撮影。
 小さくて見えないでしょうが、これが素顔です。


 こんなものを、そのまんま移動させてしまった
 とゆう快挙に乾杯!



いや~、堪能させてもらった!大満足。
帰りの道では”蜃気楼”までおがませてもらって、さらに満足。

さて、アスワンに戻り、いよいよナイル川下りに出発だぁ!


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