遥香と洸士郎の育児日誌

遥香と洸士郎の育児日誌

2022.09.11
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
家族をもって、子供をもって、母となり、
この20年は自分への物欲や投資が、全くといっていいほどなくなってしまいました。
いや。。。あったのでしょうが全部優先順位は最後に。

子供にこれをしてあげたい、これを買ってあげたい、こういう風に時間を使ってあげたい。。。
そんな隙間隙間に、自分のエレクトーンを「忘れない程度」に残してきました。

子供たちにお金がまだまだかかる中、
昨年、ステージアカジュアルというエレクトーンを買ったことは、自分にとって革命でした。
ずっと「あの曲弾きたい」「あのレジストの音を残したい」と思っては我慢していたことが形にでき、音源に残せ、それだけで楽しくて十分だなーと思っていました。

でも、1人で部屋で演奏していることには変わりませんでした。



・・・が、ウェブ環境の整えるのはとても苦手で、コード1本すら自分で買えません。
家族に迷惑がかかりそうなので「自分にはありえない」と思っていました。

ずっと1人に慣れてしまい、セッションをすることにもどこか他人事になっていました。

今回、アンサンブルの練習をするようになり、複数で音楽の(エレクトーンの)話ができるのは、やっぱり楽しいなと思いました。
自分が演奏しているときにちがう演奏音が聴こえると、全然違う脳みそが動きます。とても好きな時間です。

1つの部屋に複数台のエレクトーンがある部屋はそもそもが少ないのですが、今はコロナ禍。相手を思うがあまり、気兼ねして誘えない、安心して集まれない、安心して楽しめない自分がいました。

先日、友人からの強い勧めもあり、パパにも協力してもらって機材をそろえ配線し、
お試しで千葉、長野、埼玉にいる3人でセッションした音を、パソコンから聴くことができました。
エレクトーンは電化製品で、だれが弾いても同じ音・・と思われがちですが、違うんです。長年共にしている友人の音は、耳で聴きとれる。〇〇さんと△△さんの音が聴こえてきたことがうれしく思いました。
配信特有の「遅延」という問題もあり、知識不足のママはすぐに諦めようとしました。
でもほかの2人は、あきらめずに遅延解決の努力をしてくれました。



自分には、世間の目に留まるような高い水準の「音」も「パフォーマンス」もつくれません。いやいやそれどころか、目の前の譜面もちゃんと弾けないレベルの人間です。
だから、親友と呼べるこの2人の前に座ることは、怖いと思っていました。
今こうやって練習をしていても、とても勇気がいります。できないこと、隠そう、ごまかそうとしていることを丸裸にされる恥ずかしさや、認める悔しさや。
そして、単純な自分の「この空間が心地よい」という気持ちに正直になれる。
でもこの年になって、好きなことでこういう気持ちをもてることは、2人には感謝しかないです。


音を重ねているときだけはホームに戻れるような、普段背負っているものやしがらみを降ろせるような、そんな音楽や時間、空気をつくれるといいなと思います。
「シンクルーム」によって、これからの未来、また「もう1回」につながるかもしれないなら。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.09.11 08:27:20


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: