風光る 脳腫瘍闘病記

素晴しきワーホリ生活



ワーキングホリデーをサポートしてくれるセンターに頼んで、ホストファミリーの手配やビザの手続き、チケットの手配など面倒くさい事を全部やってもらった。オーストラリアでは空港での出迎え、仕事も紹介しますって事でそこのセンターに支払った額はたしか30万。30万ですべて面倒みますってカンジ。

しばらくしてホストファミリーが決まったと一枚の紙を渡されて、そこには家族構成が事細かに書かれていた。ミシェッル、スティーブン夫妻にチェルシー、ステファニーの子供が二人。上が四歳で下が2歳の姉妹だ。私は両親が離婚していて家族ってものにスゴイ憧れをもっていたのでホームステイの3週間は映画で見るような和気あいあい家族が疑似体験できるんだと、とてもワクワクした。

前もってハガキを出し、二人の子供のお土産にキティーちゃんのバックといろんなシールを買ってスーツケースに入れた。

他にはコンタクト(一年分)、メガネ、ビオレパック(一年分)日焼け止め、カメラとフィルム、日記帳、ジーパン(三本)Tシャツ、下着、靴下、水着、靴、辞書、文房具一式、シャンプー、リンス、薬一式、爪きり、十得ナイフ、履歴書・・・etc

ハッキリ言ってこの頃は,旅行下手としか言いようがないほど,いろんなモノを持っていって、後に後悔するとはその時には夢にも思っていなかった。

オーストラリアに旅たつ日、飛行場まで友達が見送りに来てくれた。そこまではいい。次の瞬間、目を疑った。友達の一人が何やらデカイ物を抱えてる。

「ま、まさか!」その正体とは1メートルもある巨大なウサギのバックス・バニーだった。

その頃私は、バックス・バニーにハマっていてトイザラスに行くたびに「これ欲しいなぁ・・・」とよくその友達に話していたのだ。

バニーちゃんには真っ赤なリボンがかけられていた。

「す・すごい・・・」私はこのバニーちゃんと一緒に行くのか?「デ、デカイ・・・」うれしかったけど、ジャマだった(笑)でもしょうがないので連れて行く事にした。友達は名前まで付けていた。「これ、うさじろう」

私はみんながジロジロ見ている中、うさじろうを連れてチェックインを済ませた。

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