ビタミン デイズ

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前置胎盤


名前は聞いたことがあったけど、まさか自分と関係があると思わず
知識はまったくなかった。
でも、あんまり良くないことなんだろうなというのだけはわかった。
前置胎盤のせいであろう出血は、13週と14週に少量だけどあった。
そのせいで入院は長引いた。
退院を許可するタイミングが、先生にも難しかったそうです。
結局16週まで入院することとなりました。

前置胎盤と言われたけど、子宮が大きくなるにつれて胎盤は上がるので
まず問題はないことです。
ただ、私の場合切迫流産があったので上がる可能性が低いと言われました。
なので、最悪の場合を考えておかなければならないと。
まず、前置胎盤の場合出血が多くなる。
それも、大出血になる可能性があること。
そして、前置胎盤の人は早産や未熟児での出産になることが多いこと。
そのため、赤ちゃんが小さく生まれても大丈夫なように設備の整った
病院で出産することが望ましいこと。
出産も、自然分娩は無理で帝王切開になること。
また、帝王切開でも普通の場合より出血量が多くなるので輸血が必要になること。
その際、病気の感染などを防ぐために自己血が確保できる設備の整った
病院の方が望ましいこと。
以上のことを言われ、高度医療設備の整った大きな病院への転院を勧められました。
この話を聞いて、怖くて怖くてたまらなかったけど最善の道を選ぶのは
当たり前のことだと思い、退院後は大学病院へ転院しました。
転院する前の最後の診察のとき、先生に「この子は絶対に産まなきゃ駄目だよ」と言われ泣きそうになりました。

大学病院の先生には、とりあえず30週までは胎盤の位置が上がる可能性が
高いので、それまでは様子を見ましょうと言われました。
30週になっても上がらなければ、管理入院になると。
私は、今までも様子を見ている中でいい状態に近づく傾向がなかったのですが
20週でやっと、上がる兆しが見えました。
先生にも「正直なところ、無理かなという感じもあったけどこれでやっと
希望が持てますね」と言われました。
22週になり、子宮口に胎盤はかかっていないとやっと言ってもらえました。


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