あたしには神さまが見えない

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nipponites @ Re:過去に遡る旅(06/24) お帰りになさい~ユウリィさん(^^) もう…
Ikuho @ げんきなんだ☆ ユゥリィさん、お元気でしたか? なつか…
Ikuho @ Re:Not, it's too late(09/14) わあ、ユゥリイさん! お久しぶりです! …
Marketplace @ Re:Not, it's too late(09/14) 夏はまた来るよ! 今年と同じ夏とは限ら…
nipponites @ Re:Not, it's too late(09/14) ユウリィさん、こんにちわ、お久しぶりの…
2008/04/21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
次に行くのが待ち遠しくなっている自分に気付いたのは、今晩のことだった。

その店は、繁華街に取り残された長屋横丁にある。
もっとも、当世風なのは、長屋の中にこぎれいに改装したアクセサリーショップやら、服屋さんやらが軒を連ねていることだろう。昼時ともなれば近所のアパレルや美容院勤めの若い子たちで賑わうこの店も、夜は落ち着いた客層が主流となる。会計事務所や法律事務所といったお堅いところからネクタイの要らないオフィスの勤め人なんかが静かに飲んでいる。あたしのようなひとり客も結構いる。

まるで「花の下にて春死なむ」の香菜里屋のようなシチュエーションにひとりにんまりとしながら、横丁にぼうっと灯っている提灯を目印に、ほの暗い路地を目指して歩いた。今日は朝からずっと忙しく、ほんとうにひと息もつく間もないままに夜になってしまった日だった。あたしは元来ナマケモノなので、いくばくかの金銭的自由があるならずっとふらふらしていられる、根っからのキリギリスなのだけど、さまざまな巡り合わせによってこの仕事をするようになり、性にあわないながらも日々をありんこの様に動き回って暮らしている。ワインは、あたしを外の世界へと連れ出してくれている。

席について、あたしは逡巡した。最初のとば口はビールかしら。それとも、日本酒かなァ。
仕事が終わってからの最初の一杯目のビールは、それはもうたまらない美味しさなのはようく承知しているのだが、今日は清涼飲料水のようにお酒を飲みたいわけではなかったので、品書から越後銘酒・満寿鏡を選んだ。だれかと一緒だと、飲みたいわけではない時も、なんとなく最初の一杯はビールを付き合ってしまったりすることもあるけれど、ひとりの時は気兼ねなく飲みたいものを飲める。最初の一杯目でビール以外のものを飲みたい人だって、結構いるはずだとあたしは踏んでいる。

最近は、日記を書こうとして、なんどもなんどもパソコンに向き合ったけれども、なにか筆が進まなくて、書けない自分に苛立ったりもした。言いたいことがたくさんあって、書きたいこともたくさんあるのに、書けないというのが実にストレスの溜まることだとあたしは知った。今晩は筆が進むなァ。今晩に限っては推敲はせずに、そのままアップしてしまおう。

いつも不思議に思うのだけれけど、この店のサラダのドレッシングは、なぜか満寿鏡との相性が良い。もちろん、黒豚が売りの店なので、たとえばさっと炙った生姜焼きの、香ばしい味わいにもぴたりと寄り添う。とろろと麦飯にだって合うのだけど、一見合わなさそうなドレッシングというあたりが面白い。

食べ終わって少しの間、読みかけのミステリを10ページあたり読んだところで看板になった。


酔いは家に帰り着くまでふんわりと残っていた。

たまには、こんな夜もいいね。





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Last updated  2008/04/21 11:51:29 PM
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