らぴすらずり・うぃ~くりぃ~

らぴすらずり・うぃ~くりぃ~

学校と保育園の違い


学校や、学童保育の日常の、ささいな、だけど他では聞けないようなことをと思ってます。
第三者から見ると「なんだか、もう、そんなささいな話」かもしれないけれど、当事者はそう感じている、また、その輪に入らなくてもいいけれどこう思っている人もいることは知っておいたら?という話を書きためていきます。
お仕事をされていないママも、プレ・新入生ママもご覧下さい。


【小学校に入ったらもう安心?】2004/8/25
専業主婦のママが「子どもが小学校に上がったら働こうかな」と言ったり、働いているママが「これで小学校に行ってくれたらずいぶん違うだろうな」と言ったりします が、本当でしょうか? 
確かに「送迎」という毎日の親の負担は減ります。
自分で歩いて学校に行ってくれるというのは、画期的な出来事ように感じられます。
(その前に、自分で歩いて行けるように仕込まなければいけませんが)。
問題は帰ってきてくれるかどうかです。
学童から携帯に電話が来ます。「お仕事中すみません、まだ登所してきていないのですが」と指導員さん。ひー。
「他の1年生3人は、もう来ていますが」 えー。
そんなお電話を頂いても、こちらは会社で仕事をしている身。
どうしようもできないのである。
「心当たりを聞いてもらえませんか?」と言われても、そんな先はないのである。
とりあえず自宅に電話してみると、「はい、もしもし」と息子が出た。....なんでいるの?
「あのね、帰る前にトイレに行ってから、下駄箱のところに行ったら、もうみんながいなかったの。
だから、どうすればいいのかわからなくて、帰ってきたの。」....ため息しか出ません。
学童に再登所させるわけにもいかず、学童に帰宅している旨連絡を入れ、その日はあわてて早退しました。
帰宅後、一人になった場合はしかたがないから一人で登所すること、と伝え、
私に連絡が取れるように携帯を購入(3箇所しか電話できないというタイプ)し、
携帯を持たせるが緊急時のみ使用ということで許可頂きたいと学校の連絡帳に書き、
同じ学年の学童メンバーに必ず待っているように電話でお願いしました。

この、『どうすればいいのかがわからない』というのがね、何年経っても読めないんです。
一見しっかりしているようでも、男の子はダメだと思う....。
女の子は不測の事態でも機転が効くのに。
とにかく、会社にいるこちらが遠隔操作できないっていうのが、もうなんともいかんとしがたいですね。

ということで、小学校に上がると別の心配は十分増えるのであります。

【先生が教えてくれない、という主張】
1年生の時のある日息子が図工の宿題をもって帰ってきた。
息子の持ち帰り作品は白紙なので、家で全部やらせるのかと思ったら、
別件で電話で話したクラスメートの女の子ママが
「え、学校でやりきれなかった分をやるのよ」と教えてくれた。
はぃ? じゃぁ君は授業中どうしていたの?と聞くと、
「だって、クレヨンでやるのか、クーピーでやるのか、わからなかった」。
わからない時は先生に聞けばいいじゃないの。
「だって、先生にいつ聞いたらいいのかわからなかった。」
うーん。
確かに、保育園では先生が先に先に「わからないことはないかなぁ?」と聞いて回ってくれていた。
でも、学校はそんなことはしてくれないのだ。
「先生は、『はい、やりなさい』しか言わなくって、そのまま教室をぶらぶらしていたから、聞けなかった」
いや、先生は机の間を巡回していたんだよ。
やれる子はちゃんとやっているんだし。
聞くきっかけは難しいかもしれないけれど、自分から聞かなくっちゃ。

これは何年経っても変わらないのだけれど、「わからない時に聞けない」。
しなかなか先生の話のペースがつかめなかったりして(つまり、ぼんやりしがちなのだが)、
先生を呼び止めて、手をあげて質問することができない。
呼び止める程度の問題もあるが、学校の集団生活では内気傾向だとちょっと辛い場面が増えてくる。
それどころか、保育園では「先生の言うことをよく聞く、従順ないい子」が評価が高いが、
学校では「はきはきと活発で、みんなと仲良しで、音読が上手」な子が評価される。
そんな大きな価値観の転換が待っている。
子どもが6年という人生の大半を過ごした保育園から、学校という新しい場になじむのは大変な努力が要るので、
(要らない子もいるけれど。個人の資質にもよるし、上にお兄ちゃんがいたりする子は、もうあっさりと)。
急に積極的になりなさいと言うわけにはいかないけれど、
自分で問題解決をするように促していくことが必要だ。
そのために、子どもの状況を見ながら、親は自分の立ち位置を変えるようにしていかないといけない。
手をつないで横にならんでいたのを、背中の後押しができるように子どもの後ろに回りこんでいく。
いきなり背中をどんと押すのでなく、少しずつ自分が後ろに下がってやる。
これが、難しいのだけど。


【3種類ある避難訓練】2004/8/31
9月1日は避難訓練をする学校も多いことでしょう。
私が驚いたのは、避難訓練の種類です。昨年度のことです。
「今日ね~、ヒナンクンレンだったよ」と長男。
こちらは帰宅後は保育園の後片付けや夕食づくりで、半分聞き流し状態で「へぇ~」などと生返事。
「そいでね~、今日はね~フシンシャのヒナンクンレンだった」と長男。
「へぇ?」思わず振り返ってしまいます。
「あのね~、地震の避難訓練と、火事の避難訓練と、不審者の避難訓練と3種類に増えたんだよ」。
公立の学校で、ですよ。
絶句としかいいようがありません。

そういえば夏休み前に配られた、学校からの防犯のプリント。
「必ず行き先をおうちの人に伝えましょう。」などは、ふむふむと読み過ごします。
1学期中に管轄警察署に届出があった例の紹介が書いてあります。
「車から道を聞かれて、そのまま連れて行かれそうになった」
怖いです。車からモノを聞かれたら、絶対返事をしないように言ってあります。
子どもに聞く用事なんて、本当は無いんです。
道がわからなかったら、すみませんが大人に聞いて下さい。
どうしても返事をしなくちゃいけない時は、車のドアが開く距離以上は離れてお返事をしましょう。
と、教えてあります。
「帰り道に後をつけられた」
怖いです。一人で帰らないようにしましょう。
すぐに近くのお店やマンションに入りましょう。
と、教えてあります。
「兄弟で公園で水遊びをしていたら、『足が汚れているよ』となめられた」
......なめられた...それは、また、別の怖さがあります。
なめるか。まったく。
刺されたり連れ去られるのも嫌ですが、なめられるのも嫌です。
なめてどうするのでしょう。なめられた女の子の恐怖心はいかばかりでしょう。
過去に学校ではPTA主催で、CAPプログラムの講習がありました。
大声を出そう、というものです。
被害にあった場合は大人はまず子どもを抱きしめて、よく話してくれたね、怖かったでしょうと言ってあげるのです。

イマドキの子ども達は想像を絶する環境の中で育っているのです。


【校外パトロール】
校外パトロールという係りがある学校もまだ多いようです。
校外パトロールというのは、下校時の通学路の様子を父母がパトロールをして把握するものです。
学区内の校区を細分化したグループの中でもさらに3~4世帯に分け、毎月1度担当地域を回ります。
「実際に不審者を見かけても、何もできないのに。何の役に立っているんだか。」という意見もありますが、まぁ、防犯に気を配っていますよというアピールを地域にすることも狙いとしてあるそうです。(ふぅん....。)
で、実際に不審者を見かけたら、本当に声をかけてはいけません。警察に連絡をするだけにします。
ちなみに、中学生がタバコを吸っているのを目撃しても直接注意しないで下さい、と地元中学から近隣にお知らせが来ています。
理由は「危ないので。必ず、学校に直接お電話下さい。すぐに教師が行きますので」だそうです。あらら。
話がそれました。
うちの学校では、事故防止のため、一人では実施しないことという決まりがあります。
だいたい、2人1組になって回るのですが、このグループの方に働いているということを理解してもらえるかどうかで違ってきます。
「私、働いているからできません」では、反感買ってしまいます。
「働いているので平日は6時以降の帰宅になってしまうのですが、どうすればよいでしょうか」と、あくまでもお伺い立てる形の方がよいかと。
「土曜日に主人と一緒に回るということでも、よろしいでしょうか?」でも。
(下校時の通学路のチェックにはなりませんが。)
できれば、働いている方と組ませてもらえるとベストです。
校外担当は、新学年スタート時の集団下校の表を作成する都合などで、他の役員よりも早く決まります。
その、新校外担当者がパトロール予定表を作成するのが3月初め~中旬にかけてですから、
できれば2月位に、近所の上の学年のママに声をかけて、状況をリサーチし、校外担当者を紹介してもらってはどうでしょうか。
「来年から新一年生になります。しばらくはお兄ちゃん(お姉ちゃん)にお世話になるかもしれませんが、よろしくお願いします。
 最初のうちは、集団下校があるのでしょうか?(ない学校もある)
 校外パトロールとかがあるようなら、働いております都合などをご相談できればと思うので、担当の方がどなたになるか
 お伺いできますか?」
 といった感じではどうでしょう。
校外担当者を紹介してもらえたら、
これからパトロール表を作成されるところだと思うのですが、パトロールはいつどういったことをするのか、
できれば他に働いている方がいればその方と組ませて頂けるか、
と言ったことを聞くとよいでしょう。
とはいえ、相手から
「え、そういうの、イチイチ要望聞いたりはしていないんですけど。」
「働いているって、それはそちらの家庭の事情ですよね。 
 同じ学校に行っている以上、パトロールの仕事は専業主婦に押し付けられても困ります。」
など、あちゃーなお答えが返ってきたら、一度はすんなり引き下がった方が賢明。
そういう、価値観が全く異なる方と長い時間かけて議論しても、うまくいかないことが多々あります。
「あー、そうですよね。なにしろ学校のことがわからないものですから、つい不安になってしまい、相談させて頂いたのですが。
なにか、うまく行く方法があるか、また他のお母さん方にも聞いてみます。
どうもすみませんでした~(すたこらさっさ)」
としっぽ巻いておきます。
そんな返事したところで、できないものはできないのですが、とにかく「他を聞いてみます」「なんか考えてみます」でいったんその場をしのいでおき、同じグループか近いところで理解者がいるかを探し、
「働いていると大変よね。いいよ、うちと組んで。私がやっておくから」などと言って下さる方を見つけるようにします。
甘えっぱなしではなく、こまめに「明日のパトロールはやはり仕事の都合がつかず、参加できず申し訳ありません。
よければ実家から送ってきたりんごをお召し上がり下さい」など、心遣いを形で表しておくとよいと思います。

ちなみに、一番いいのは、都合をつけて参加することですよ!
一緒に回るのが同じ学年のママなら、学校での様子を。先輩ママからはアドバイスを聞ける、いいタイミング。
学校からの下校通学路で、危ない箇所のチェックをして
「ここは車からの死角になりやすいから、気をつけるように子どもに言おう」と思ったり、
「案外日を遮るものが少ないから、夏は帽子をかぶらせて登校させた方がいいかも。」
「あ、いつも毎朝なでるって話してたネコかな?」
と気づいたり。
休んだ甲斐はあるかもしれませんよ。
お子さんをおうちで一人でお留守番させることに抵抗があれば、最初は一緒に回って
「ここが同じクラスの○○ちゃんちね。」などと、ゆっくりおしゃべりできるといいですね。

【個人面談・授業参観・懇親会】
これらは本当に学校によってマチマチ。
うちの学校の場合は、個人面談は1学期に1回。
希望がある人はこの日はダメとかの希望票が事前に配られます。
だいたいはお任せします、とお答えするのだと思います。
時間帯は2時~4時で、一人30分。
子どもは家に帰ってお留守番の子もいますが、低学年のうちは学校のはまっことかで遊んで待ってくれています。
私は、復職後はほとんど主人に行ってもらっていました。お父さんが行くところは少ないようです。
授業参観は、2ヶ月に一度。年に2回ほどは土曜参観になりますが、代わりに代休が月曜日に入ってしまうので、それはあんまり嬉しくない....。
うちの学校は、お母様がとっても熱心で、ほとんどの方がいらっしゃいます。
行かなかった時に、他のママに「ずっと後ろを振り返っていたよ」と言われて、その時は切なかったです。あらかじめ「行けないけど大丈夫?」と聞き、うん、と答えてもらっていたので.....。
仕事を辞めたからずっと行けるよ!と言ったら、え~という答えが返ってきました。そういうものかもしれない。
懇親会は、クラスのPTAのママが企画します。1年に2回kらい。
低学年の時は、私は会社を休んででもして行きました(まだチビ助が産まれていなかったので、有休を長男に充てられました。)
基本的には、おほほなおつきあいなんですけど、やっぱり学校の様子、持ち物、お友達の様子などが本当によくわかりました。
何人かにはメールアドレスを教えてもらって、その後は夏祭りに一緒に行ったりと、交友関係を広げられたので。

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