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昨日、一昨日と2日連続で物をこぼしてジーンズを汚しました。一昨日は、ピザの最初の一口を食べようとして、ピザの先っぽが具の重さに耐えきれず、落下。ジーンズが3cm四方にわたって、トマトソースでべったり…。昨日は、カフェで友人とアイスコーヒーを飲んでいたところ、まだ一口ぐらいしか飲んでいないカップのストローに手を引っ掛けて、氷入りのアイスコーヒーが両股から太股にかけてドバ~ッと…。氷が太股のところで小山を作るほどいっぱいこぼれました。もちろん、ジーンズだけでなく、ガードルを通り越して、パンツまでぐっちょり。2日続けてジーンズを汚すということは、何か意味があると思っていたのですが、ふと気づきました!これは、自分の体型に合ったピッチリとしたジーンズを買いなさいということだと。ここのところ、体のラインが大幅に変化してスリムになり、体重も5kg落ちて、自分でも驚くくらいに体型が変化しました。以前は、三段腹の下半身デブ。ウエストも最高で74cmありました。そのため、ジーンズは“男性用の29インチ”を穿いていたのですが(太股とふくらはぎは太くて、女性用は履けませんでした。足が入らないのです)、それが痩せてしまって、ブカブカだったのです。ある施術者の方から、そんなに格好いい体型になったのだから、ブカブカのジーンズでなく、もっと体にぴったりとしたものを穿いたほうがいい、もったいないとアドバイスを受けました。その翌日、別な方に、ダブダブやブカブカの服を着る人と、ピッタリとした服を着る人では、生き方にも差がでてくる。姿勢や外見、服装は、その人のあり方を表していると教えていただきました。その人曰く、私は髪の毛にしても、ダブダブのTシャツにしても、口紅しか塗らない化粧にしても、野放し状態の眉毛にしても、すべてが中途半端だとか。う~ん、なるほど!その通りかもしれない。確かに私は外見や服装には、昔からまったくの無頓着。着やすくて、動きやすくて、シンプルなものが好み。そっかあ。だから、生き方も中途半端だったんだ!ということで、数人から同じ時期に同じようなご指摘をいただいたので、2日連続でブカブカのジーンズを汚したということは、「ピッチリしたジーンズを買ったほうがいい」ということなんだろうなあと、今日、体にピッタリしたジーンズを2本購入しました。何十年もダブダブ派だったので、ピッチリジーンズはなんだか違和感がありますが、痩せて体型が激変したおかげで、“女性用の27インチ”が穿けるようになりました。ウソみたい。毎日運動していた高校生の頃よりも痩せて、40代半ばでこんなにも軽快に動けるのが、自分でも信じらせません~~。
2009.06.26
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先日、ショックなことがありました。玄米を研ぐ時に、よ~くお米を見てみると、何とお米に黒カビがいっぱいついていました。ガ~ン。大ショック!虫がかなりたくさんわいていたことには気づいていたのですが、研げば浮いてくるので、まったく気にせず食べ続けていました。合鴨農法の玄米なので無農薬だから、虫がわいていても当然だし、仕方ないかなあ~なんて。薄茶色の玄米のため、黒カビが見にくかったこともありますが、ひどい近視と乱視の私は、最近は老眼も入ってきていたので、あれほどの黒カビにもちっとも気づきませんでした。きっと3か月以上は食べ続けていたと思います。何となく味や食感が変だなあと感じていたので…。幸いにもタフな体をもったおかげで、心身ともに超快調を維持しています。でも、あまりの自分の鈍感さにショックを受けました。食糧危機の際には、この鈍感さが生きるかもしれませんね。
2009.06.23
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池袋の駅でトイレに入りました。(ちなみに私は一応、女です)すると、一人の女性が私のことを上から下まで舐めるように眺めて、怪訝そうな顔をしています。トイレの扉が全部塞がっていたので、入口のほうに一人で並びました。すると、私をシゲシゲと眺めていた女性が、一言。「ここは、男子トイレですよ!」どぎゃ~~ん!!「あ、すいません~。有難うございました~」と驚き叫びました。その女性は、お掃除の人だったのです。「私の後ろについてきて、入ってしまったのね」と笑っていました。その通りです。私は女性の人がトイレに入ったので、そのまま後ろについて入ってしまったのです。お掃除の人は、私が一目で女性だとわからなかったようで(外見がとても中性的なのです)、しばらく私を観察していたようです。私も、男性用トイレには必ずあると思っていた小便用のチューリップがなかったので、男性用とは気付かなかったのです。最近の男性トイレって、小便用のチューリップがなく、女性用と同じように個室になっているのですね。びっくりしました!
2009.06.12
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昨晩は朝の5時に「おちんちん痛い」「死んだ~」と苦しそうに唸ってから排尿。その後1時間ほどグズグズ言っていたが、夜は良眠できていた様子。7時起床。朝食前、居眠り。食後すぐに「トイレへ行く」と言い、便器に座ってスムーズに中量排便。母に手を出したりして、不機嫌な状態のまま、9時半、Kホームのデイサービスへ。15時半、N先生より血液検査の結果の電話がある。白血球数は6300で、特に異常はないと言う。電解質は下限に近い値だが、腎臓、肝臓の働きはOKで、貧血もナシ。少しミネラルが足りない感じはするが、N先生の所見としてはやはりせん妄と認知症の合併ではないかとのこと。15時40分、父が帰宅。頭が下がっている。水を一杯飲んで、「寝る」とベッドへ。その後は最近お決まりの「起きる」と言って車椅子に座ると「寝る」と言い出すパターン。3回ほどベッドと車椅子を行き来する。ベッドに横になっても眠りはせず、喋り続けて、ベッドの柵をガチャガチャ揺らす。そして、数度に渡る失禁と尿パッド千切り。せん妄になると急に尿量が増えるのはなぜか‥。20時15分、ベッドから車椅子へ移るが、「寝る。寝る」と多動状態になる。夕食も食べず、洗面もせずに21時15分、ツナギに着替え就寝。もちろん、眠るはずもなく、喋りっ放し‥。ベッドの柵を縛ると、麻痺側の左半身を下にしてベッドの柵に掴まり、手を放して仰向けにゴロンゴロンと何度も転がる。普段は左側の柵に掴まることすらできないのに‥。23時半、ドスン、ガチャンという大きな音で駆け付けると、父がベッドから落ち、下の布団に仰向けなり、扇風機が倒れている。左の眉をぶつけたらしいが、少し腫れているだけ。布団があってよかった。寝ていても、柵を縛ってあってもベッドから落ちるのでは、目が離せなくなる。「下に寝る」と言うので、布団に寝せるが、すぐにグズグズ言い出し、ベッドのマットレスを引っ張る。気を紛らわすために“しりとり”を始める。「カラシ」に対し、「シラク」と答えるので、「何それ?」と聞くと「フランスの大統領だ」。父は考えもせずに瞬間的な返答をするのに対し、私は父の何倍も返答が遅い。しりとり終了後、父をベッドに戻す。0時半、ようやく静かになる。昨日は500ccだったのに、今日は排尿量1390cc。水分摂取量1340cc。
2005.09.06
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朝8時半起床。3時間ぐらいしか寝ていない割には目は開いている。朝食後の10時半にケアマネージャーのTさん来訪。せん妄が日中から起こり、長時間続くと話すと、血中の電解質のバランスが崩れているかもしれないという。Tさんが担当していてせん妄がひどい人が、血液検査後、不足していた電解質を点滴したら劇的に良くなったとか。 念のために血液検査をしたほうがいいとのことで、N先生にその旨を電話してくれる。Tさんとの会話中、「トイレ行く」と中座するが、あと一歩のところで尿パッドに排便。以前は同郷のTさんとは会話が弾んだが、今日は一瞬頬を緩めただけ。Tさんも父の様子を見て、血液検査で異常がなくても、一度入院して全体的に検査をしたほうがいいとの助言。13時、Sさんのマッサージ。痛いとは言わないが、人差し指でSさんの手をコンコンと叩いたり、腕を掻いたりする。マッサージが終了と同時にN先生の往診。血圧は130-80mmHg。父は血管が細く、採血は大抵やり直すが、右手の甲から一発で採取。先生曰く、電解質のほうは大丈夫だと思うが、せん妄と認知症の合併ではないかとのこと。昼食はナマリと厚揚と野菜の煮物にシラス掛け玄米。昼食後、「空振り4回、トイレ行く」と言う。出るかなあ?と思ったが、便器にて今日2回目の排便。15時半、辺泥先生の治療へ出発。17時に到着し、父、母、私の順番でアジャスト。父はアジャスト後、右肩を下にして横になって安静状態に入るが、母のリラックスタイムが終わるまでの約40分もの長い時間、そのままの状態でいられた。過去最高記録。少しは体が楽になったかな。帰宅途中から車内で痒みを訴え、ガムのように伸びる粘着性の痰が10回以上も出る。唾もよく出て、ティッシュを多量に消費。顔は上がっていることが多い。20時半帰宅。夕食を食べ、洗面後、22時に就寝。すぐにぐっすり寝入る。顔が真上を向いており、リラックスできているようで良かった。今日は眠そうにはしていたが、それなりに目も開いていた。排尿量500cc。水分摂取量1530cc。
2005.09.05
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昨夜は母が父の隣に寝るが、熟睡していた様子。9時45分起床。立ち上がり訓練時、足が上がらない。カレンダーを見ても日付がわからない。「昨日、寅さん見たの覚えてる?」と問うと、首を振るが、「マドンナは誰だった?」と聞くと「吉永小百合」と正解する。どの辺までわかっているのか、よくわからない。朝食前から居眠り状態で、コーンフレークとバナナしか食べず、「寝る。寝る」とベッドへ。2時間ほど横になるが、グチュグチュ言ってばかりで眠らない。「起きる」と言うので、装具とリハビリ靴を履かせて車椅子に座ると、今度は「寝る」と言い出す。昼食は要らないと言うのに、私がお好み焼きの残りとパン、グレープフルーツを食べ始めると手を伸ばしてガッツクようにそれらを食べる。15時半、双子が遊びに来る。昼食後、再び「寝る。寝る」とベッドへ横になるが、グチュグチュ喋り続けるだけで眠らない。自分の右腕を犬のようにガチガチ噛み、Tシャツが破ける。今日も昼間からせん妄だ。双子が長靴を履いて出かけるのを見送り、室内に戻ると、濡れた尿パッドが千切られ、ポリマー散乱状態。掃除機を掛けたあとは、多少騒いでも無視する。20時、「起きる~」を連発。「ご飯食べてるからちょっと待ってくれる?いい?」と聞くと「いいよ」と答える。けれども、30秒ほどでまた「起きる~」が始まる。夕食を食べ終え、起こそうとしたら、洋服が尿でビッショリ。服を脱がせ、リハパンを交換。ベッドに腰掛けた状態のまま下着を取りに行っている一瞬のうちに、ドスンという音とともに床に転倒。幸いにもケガはなし。足の甲を掻いて、バランスを崩したようだ。車椅子に座ると、食卓に載っているおかずを指差す。夕食を少量食べてから、足の爪を切り、グラマリール服用。21時45分に就寝。その後もせん妄は続き、「死んだ~」「出た~」「終わった~」「せん妄だ~」と喋りっ放し+多動。20時20分、「うんち出た」との声で、キャスター付きのイスに乗せてトイレへ。一塊だけ排便。ベッドへ戻ると、尿パッドを千切り、ベッドの柵をガタガタ揺らす。21時半、ツナギに着替え。深夜も右腕を噛み、朝5時頃まで喋りっ放し+多動。2時間ほど話に付き合い、眠りに落ちる。ショートステイ後、日中から朝方まで一日おきにせん妄。以前より時間も長く、症状がひどいのが気になる。排尿量820cc。水分摂取量1180cc。
2005.09.04
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昨夜は父はほとんど眠っておらず、6時半頃から入眠。10時15分起床。ベッドに腰掛けると頭は下がっているものの、珍しく目は開いている。右腕を自分で噛んだところは5カ所ほどが赤黄色く痣ができている。母は刺絡療法のクリニックへ。朝食は一応目を開けて食べる。食後、「空振り2回だ。トイレ行く」と言い、便器に座ってスムーズに中量排便。12時過ぎ、N先生のところへ薬を取りに行くため、父の目の前に電話を置いて、「行ってくるね」と声を掛けると、「ウウッ」と言って泣き出す。久々の一人での留守番。1時間弱で帰宅すると、車椅子で熟睡中。「ただいま!」と声を掛けても目覚めない。30分後、突然電話が鳴る。3回目の音で父が受話器を取る。声が出ないため、すぐに電話は切れてしまったが、寝ていたのに瞬間的に受話器を取る素早さに驚く。母が帰宅後、15時に昼食。玄米だったが、3分の2ほど食べる。食後は阪神戦、巨人戦、中日戦を交互にボーッと眺める。15時半、今日で満1歳6カ月を迎えた双子が来る。父と握手して、周囲を駆け回る。甥はまだ額が熱く、鼻水も出ているが、食欲もあり元気。父にボールを手渡したり、ピアノをやりたいと催促。父はボーッとしながらも、珍しく夕方まで居眠りをしない。18時半、父を買物へ連れ出す。散歩中は顔を上げていることが多かったのに、最近は斜め下を向いていることが多い。20時過ぎ、夕食はお好み焼き。21時、頭が下がった鼻眼鏡状態で寅さんを観賞。今回はほとんど笑わず、1時間ほどで興味を失い、なぜかカレンダーを手許に置いて、そればかり眺めている。3日を指差し、「今日はここか?」と数分おきに10回以上も質問しては、首を捻っている。寅さん終了後、洗面。「体がベタついているから、シャワーでもする?」と問うと、「お風呂入る」と答える。今日は浴槽での半身浴の最中に、肩にタオルを掛けたうえでシャワーする。浴槽から出る際に、父がいきなり手摺りを離し、支えきれず、浴槽の角にゴン!と頭をぶつける。危ない、危ない。0時、就寝。排尿量790cc。水分摂取量1560cc。今日は昨夜寝ていないにもかかわらず、ボーッとした状態のまま、遅くまで起きていられた。
2005.09.03
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8時起床。昨夜は排尿時に唸って苦しそうだった以外は良眠。着替え中、「うんちだ」との声に、キャスター付きのイスに乗せて、トイレへ引きずり、中量排便。朝食は居眠りして、半分も食べれない。「寝る!」とベッドに横になるが、30分で「起きる」と言う。13時、M病院でリハビリ。PTは仰向けになってSさんのストレッチ。今まで痛みを訴えたことはなかったのに「痛い」と言って、足でSさんの手を外そうとする。「コラコラ、何してるの?」と言うと「痛い、バカヤロ」とか呟いてる。 Sさんが「左腕を触ってもいいですか」と言うと「いいよ」と答えるが、ここでも嫌がり、右手でSさんの手を払いのける。ショートステイでの出来事を伝え、「昼間もせん妄になりますか」「たまにあります」と話をしていると、父がそれを聞いて思い出したように、「せん妄だあ」と声を上げる。確かにいつもとは違う雰囲気だけど‥。数分後、「終わった」と言うので、「何が?」と聞くと「せん妄だ」「せん妄が終わったの?」「そうだ」。Sさんと二人で大笑い。ボールのストレッチは拒否して、座位でのバランス訓練。Sさんの手に父が自分の手を合わせるが、そのやり方が乱暴。Sさんが「今日は乱暴ですね~」と笑う。K先生が通りかかり、「薬はどうだったかしら‥」「緊張を取る薬は止めていましたが、暖かくなったら硬直は良くなりました」と答える。立位での風船打ちは上手にできるが、輪投げを使った体重移動は今ひとつ。歩行は頭が垂れているが、左足の蹴りはまあまあ。Sさんに暴言、乱暴な態度で申し訳ない。OTは両腕を上下する器械をやるが、すぐに止めたがり、車椅子を動かそうとする。ベッドへ移動後、Aさんの左腕のマッサージを受ける時も「痛い。止めろ」と言う。Aさんが「来週はやってくれるかな?」と聞くと頷き、「じゃあ、指きりしましょう」と指きりするが、すぐに振りほどく。その乱暴さに「あれ~っ?どうしたの?」。PTでの話をして、謝る。ふと、思いつく。やっぱりせん妄かも‥。パンを買って車内に戻ると、眠っていたのにムクムクと起き上がり、買物袋の中に手を突っ込んで、餡ドーナツ2個を食す。帰宅後、ミニパンを1個食べ、「寝る。寝る」とベッドへ行くが、30分寝ると「起きる」と言う。これを2回繰り返す。完全にせん妄だ。「起きる~」と叫ぶが寝かせたままにしておく。19時半、「ご飯食べる?」と問うと「食べる」と答え、起こすが、車椅子に座ると「要らない。寝る!」と言う。仕方なく、20時、歯磨きもせずにベッドへ。その後は枕を投げ、ベッドの柵を揺すり、「眠れない」「お母さんのバカヤロ」「起きる」「おちんちんが痛い」「痒い」「お姉ちゃん」「死んだ~」と喋り続ける。父の次姉より電話。長兄が胃ろうの手術を終え、退院したとのこと。22時半、久々にグラマリールを服用。排尿量970cc。水分摂取量1300cc。深夜3時、薬の効果はなく、せん妄が続く。ベッドに腰掛け、私の足を蹴ってグチュグチュ言う。時々父の喋りに応答すると一時的には落ち着くが、結局、せん妄は朝6時まで続いた。最近の新技は自分の右腕をガチッガチッと噛むこと。痒いのか、ストレスからなのか、原因は不明。その音が気になってますます眠れない。
2005.09.02
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7時起床。昨夜は排尿時に目覚めた以外は良眠。ショートステイで体がなまったのか、ベッドの柵に掴まっての立ち上がり訓練がうまくできない。いつもの倍の時間が掛かる。歩行も頭が下がり、体が九の字になって重い。朝食前、朝食中も目をつぶったまま。朝食に40分掛かる。デイサービスの車が来る5分前に、玄関で靴を履き替えようとしていると、「うんち出た」と叫ぶ。「えっ?おしっこじゃないの?」「うんち!」。大焦りで左足を蹴りながら、トイレへ。リハパンを降ろすと、うんちが5cmほど出掛かってる!便器の位置にお尻を合わせ、中腰姿勢のまま中量排便。時間がない時に、リハパンも汚さずスムーズに排便できてラッキー。お尻を拭いているとお迎えの車が到着。1、2分遅れで、A苑に送り出す。16時半に帰宅。直後から車椅子でウトウトし始める。17時、N先生より脳のCT検査の結果の電話がある。脳はかなり萎縮しているが、新たに脳梗塞が起きるなどの大きな変化はないとのこと。脳が萎縮すると、脳室が大きくなり、水頭症になりやすくなるが、まだ水は溜まっていないらしい。多発性脳梗塞の増加もない様子だが、そうだとすると現在の状況は何が原因なのだろうか?ショートステイでの出来事を話すと、気分に改善が見られないのは薬が弱過ぎるのかということで、薬を変更することになる。18時から阪神×中日戦を観戦。19時半、鰻重の出前を取って、双子が駆け回るなかを義妹と一緒に夕食。甥は今朝37.5℃の熱が出たが、よく食べ、元気はある。姪はますますオシャマな感じになり、“パンダ、ジイジ、あった、頂戴、赤”など単語をよく喋る。状況をきちんと理解して話すのにはびっくりする。姪が入浴のため2階へ上がると、父が「寝る」とベッドを指差す。洗面中、甥は父が座っている椅子の肘掛に両手を掛けて、歯磨きの様子をじっと観察する。リハビリ後、21時半就寝。すぐに寝入るが、途中で何度か目覚め、尿パッドを交換。0時半過ぎには、「起きる!」と言うので、「まだ夜の1時だよ」と体に触れながら返事をすると、「わかった」と答え、安心したように眠る。排尿量620cc。水分摂取量1610cc。
2005.09.01
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15時20分、Kホームへ父を迎えに行く。おやつ食べ終えたところ。声を掛けると「うぇ~ん」と大声で泣き出す。16時、帰宅。麦茶を飲むとすぐに居眠り。ケア記録を読み始めたが、途中で沈鬱な気持ちになる。--初日。入所後、ポカリゼリーを150cc摂取。直後より車椅子を動かし、落ち着かず。居室を指差し、険しい表情。静養するが、30分でコール。「起きたい」とリビングへ。下を向いて浅眠。昼食は少量。居室を指差し、戻りたいとアピール。多動のため、静養。15時、尿失禁で全衣類、リネンを交換。おやつを食べ、居室にて静養。コールがあり、「起きたい」とリビングへ。この繰り返しが数回。17時、リビングに見当たらず、居室にて倒れているところを発見。血圧185-108mmHg、脈拍113。痛み、外傷ナシ。18時半、家族が薬を持って来園。22時、ダイパーを千切り、ベッドサイドが散らかり、服も体も千切ったダイパーにまみれている。ダイパーを交換し、ダイパーカバーの下にサラシを巻き、手で引き出せないように覆って対処。1時、5時、7時ともダイパー千切っており、交換。2日目。朝7時に声掛けにより起床。午前、リビングにいても、車椅子を自操し、居室の前にいることが多い。右下肢より引っ掻いて出血し、消毒と保護。入浴後、軟膏塗布。昼食後、少しテレビを見て、居室にて静養。訪室した際、失禁のため全衣類、リネン交換。おやつ後、落ち着かれ、リビングにて過ごす。夕食後はリビングで過ごし、18時50分頃居室へ案内し、就寝。とても表情が穏やか。ダイパーを千切る行為もナシ。夜間巡回時も目を覚ましていることなく、良眠。3日目。7時過ぎに声掛けするが、「まだ、眠い」とのことで、朝食を遅らせる。8時45分起床。午前中は本人の希望で、静養。その間、何度かコールがあり、「寝かせてくれ」との言葉あり。「今、休んでいるので、このまま休んで下さい」と言うと、安心する。昼食は数口のみで、ゼリーを300cc。居室へ自操し、静養。--今回のステイは職員さんにとっても、父にとっても大変だった様子。せん妄、不穏、度重なるダイパー交換にも笑顔を絶やさず、優しく接して下さる職員さんに、感謝の念が堪えない。17時、疲れた様子だが、「お散歩でもする?」と尋ねると「行く」と答える。18時まで近所を回り、公園の木陰で休む。家に戻り、阪神×中日の首位決戦を付けるがボーッとして、「眠い。寝る」との発言ばかり。テレビの真ん前に車椅子を置くとそれなりに観戦しているが、顔を合わすと「寝る」と言う。20時、夕食。眠いせいか、あまり食べない。「寝る。寝る」攻撃を何度もかわしながら、21時までもたせる。洗面後、入浴せずに21時半、就寝。
2005.08.31
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6時45分起床。昨夜は排尿時に唸っていた以外は良眠。それでも尿パッドは千切ってあるが‥。朝食前、朝食中も居眠り。歯磨きを始めると「うんちだ~」と叫ぶ。慌ててトイレへ連れ込み、リハパンと尿パッドを汚さずに済む。出たのは1本のみ。9時半、ショートステイ先のKホームに到着。職員さんへの引継ぎ時も居眠り。看護師さんが覚醒しないのは、安定剤のドグマチールの影響では‥と言う。職員さんもドグマチールは蓄積すると聞いたとのこと。 胃薬と聞いて安心していたけど、最近の異常なまでの居眠りを考えると頷ける。結局、薬は持ち帰る。「明後日迎えに来るね」と声を掛けるが、無言のまま‥。帰宅後、父がいない時にしかできない、大片付け、大掃除を行う。祖母と祖父とのラブレターや昭和初期の5円葉書などが出てきて、時間の経つのを忘れていると、17時半、Kホームより電話が掛かってくる。父が車椅子からベッドへ自分で移動しようとして、転倒したらしい。血圧が180あり、落ち着かない様子なので、安定剤を明日のお昼頃までに持って来て下さいとのこと。電話を切ると、タメ息が出て、母共々沈鬱な気分に。明日までこの気持ちを持ち込むのは嫌なので、即出かけることにする。18時40分、Kホーム到着。部屋へ入ると、床にポリマーの残骸を発見。見た瞬間に疲れ倍増。昼間からオムツ破りしたんだ。ベッドで寝ていたが、目は開いている。「転んじゃったの?大丈夫?」と声を掛けると、「うぇ~ん」と響き渡る声で泣き出す。「静かに」となだめるが、目をむき出し、興奮して話し掛けてくる。さっぱり聞き取れないため、車椅子に座らせ、外へ出て、夜風にあたって落ち着かせる。父は寝ようと思って、立ち上がって転んだと言う。嫌なことはないが、帰りたいらしい。目の前にある家の車に気づき、「乗る。帰る」と指を差す。「今晩と明日、泊まってからね」と言うと頷くが、すぐに泣き出す。部屋へ戻り、歯磨き後、ベッドに横になる。しばらくすると、ベッドの柵をガタガタ揺すり、壁を叩き、ナースコールを押す‥。「寝る。バカヤロー」と何回も大声を出す。明らかにせん妄状態。30分ほど傍にいるが治まらず、職員さんにその旨を伝え、後ろ髪引かれる思いで帰る。途中、ボーッとして赤信号を無視してしまう。事故を起こさなくて本当によかった‥。父の姿に動揺している自分が情けない‥。脳出血後の入院中を思い出す。今日と同じ感じ。回転寿司を食べ、21時半帰宅。
2005.08.29
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10時起床。昨夜はよく眠れなかったせいか、朝食前も朝食中もウトウト。12時過ぎ、「トイレ行く!」と声を上げ、スムーズに中量排便。珍しく目が開いているので、「“寅さん”でも見る?」と聞くと、「寅さん、見る」と乗ってくる。私の部屋へ移動し、ソファへ腰掛け、“寅さん”の録画を見る。途中、何度か泣き笑いするが、眠り掛かることもあり、肩を突くと目を覚ます。それでも最後まで観賞。14時から1時間半ほど車椅子で眠る。15時半、昼食はチキンライス。17時から弟夫婦と双子、父、母、私で大学構内まで散歩。双子をグランドで放牧し、その後を父が車椅子で付いて行く。風が気持ちいい。18時半、帰宅。19時半、夕食は焼きソバ。お替りして驚く。阪神戦を見たのち、「洗面!」を要求。しかも、久々に「お風呂に入る」と言う。入らないものと思って、まだ沸かしていなかった。歯磨きとパタカラを終え、右足の湿疹の膿に絆創膏を貼る。服を脱がせて、浴室の椅子に座らせ、洗髪し、体を洗う。次に介護ベルトを巻き、手摺りを掴んでもらい、立ったままお尻を洗う。浴槽を右足から跨ぎ、麻痺側の左足は私が持ち上げて入れる。手摺りに括りつけた、サラシの結び目を父が右手で掴み、滑らせながら、介護ベルトを持つ手を緩め、今日届いたばかりの新品の浴槽台に腰掛ける。高さを調節できるため、借りていた台より8cmほど下げて使用。お湯がみぞおちまでくる半身浴だが、早い時は30秒で「出る!」と言い出す父が、5分も入浴できた。「寒い」と言うので、肩や背中をシャワーで流す。出る時はサラシの結び目を掴んでもらい、右足を曲げたあと、エイヤッと介護ベルトを引き上げて、浴槽の縁に腰掛ける。そこで右手をサラシから手摺りに持ち替える。最後は右足で浴槽台を蹴ってもらい、その弾みを利用して、浴槽の縁の傍に置いた椅子にお尻を介護ベルトで引き上げる。椅子に座ったあとは浴槽外に右足、左足の順番で出す。今日は浴槽台を8cm下げて使用したところ、父の蹴りが弱く、うまく椅子に引き上げられなかった。父の蹴りとタイミングを合わさないと、浴槽の縁に乗っかったお尻が滑って危険。浴槽台の高さも調整が必要。入浴後、立位、リハビリ訓練後、22時20分に就寝。あっと言う間に寝入る。頭も真上を向いて、気持ち良さそうに寝息をかく。入浴してリラックスできたかな。眠そうだった割には、落ち着きがあった一日。排尿量1150cc。水分摂取量1470cc。
2005.08.28
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9時半起床。頭が垂れて、体が重い。朝食前から居眠り。朝食中も目をつぶったまま口を動かす。朝食後も居眠り‥。最近の居眠りは変過ぎる。12時、「寝る。寝る」と、ベッドへ。30分ほど眠ると、ベッドの柵をガチャガチャし出す。ウルサイなあ。「起きる?」と部屋に入ると、目が点。右手、ランニング、ベッドの柵にうんちがベットリ!惨状を前に、母も私も茫然自失‥。30分間、動けず。脱力後、気を取り直して、お腹、右手に付いたうんちを拭き取る。父に「うんち出たって言った?」「気づかなかった?」と問うが、「言った」「気づかない」と矛盾した答え。わからないにしても、手に付いた時点で変に感じないのかしら。認知症が進んだのか‥。キャスター付きの椅子に父を乗せ、トイレまで引きずる。リハパンを外すとお煎餅状に平たく固まったうんちが中量。ウォッシュレットとお尻拭きで張り付いた便を落とし、浴室でシャワー。1時間の後始末ののち、車椅子に座らせると、また「寝る」を連呼。母も私も疲れ果て、言われた通りにベッドへ。14時から3時間も昼寝。離床後、バナナを1本食べて、また「寝る。寝る」。18時半、母が父を無理やり買物に連れ出してくれる。私が行けばいいのだが、頭がボーッとして体がだるく、その気力がない。帰宅後、阪神戦をつけると、「テレビ消せ」と言う。それでもテレビを見るが、「現実か。これは現実か」と何度も確認する。どういうことなんだろう? 夕食を半分残し、すぐにまた「寝る!寝る!」。21時から“寅さん”と言っても、耳を貸さない。次第にイライラし始め、母の細腕をつねり、私の腿に小皿を投げつける。反射的にビンタ2発を返してしまい、そのまま放って置く。母と私が寅さんを見始めると、麦茶をこぼしたり、物を投げてよこして、関心を引こうとする。そんな状態が1時間ほど続き、母が疲れ切って「もう寝かせましょう」。22時半、歯磨きもせずに就寝。排尿量980cc。水分摂取量1050cc。今日はかなり母に介護の負担を掛けてしまった。23時半、せん妄状態に突入。0時半、尿パッドを外し、リハパンを破いて失禁。1時半、再びリハパンを破いて失禁。2時半、「おちんちん痛いよ~」「死んじゃう」「せん妄だ~」と顔をゆがめて苦しそうに呻く。体が硬直するのか、全身に力が入っている。父も眠れなくて可哀想だ思い、読書しながら、しばらく付き合うことにする。「阪神は勝ったか」「お母さん、来て」と喋り続ける。3時、母のフルネームを何度も呼び、「有難う」「有難う‥」と繰り返す。「もしかして、有難うって言ったの?」と問うと、「言っちゃわるいか」と言い返す。滅多にない発言に本当に死んじゃうのかも‥と一抹の不安。3時半過ぎ、眠ってしまい、父がいつまで騒いでいたかは不明。
2005.08.27
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朝方5時に排尿後、1時間ほど喋り続ける。9時半起床。ホットケーキを焼いている間、ずっと目をつぶっているが、出来上がると目を開け、黙々と食べる。11時半、「空振り2回!」と呟き、トイレへ行く。リハパンを降ろすと唸り始め、便器に腰掛ける寸前、中腰のまま中量排便。12時、弟夫婦と双子が戻って来る。発する言葉が増え、顔つきも大人びて成長ぶりが著しい。姪は父を見て、いきなり泣き出す。11日ぶりの再会なのに、父は無愛想で怖い顔。泣くのも当然。13時20分、M病院のリハビリへ弟が父を連れて行く。今日はOTのみ。帰宅後、そのまま選手交代してS病院へ頭部のCT撮影に出掛ける。ここの病院は父が脳梗塞で3回も入院したことのある病院。N先生の紹介状を受付に出すと、すぐにCT撮影をしてもらえた。予約もいらず、即検査してもらえるのは、父のような状態の者には有難い。30分も掛からずに終了し、買物を済ませて17時に帰宅。疲れたかなと思い、「寝る?」と聞くと、首を振り、テレビを見る。今日も夕刊の見出しを音読するが、声はかすかしか出ない。19時半過ぎ、夕食。20時、弟夫婦と双子が遊びに来る。二人はご機嫌。姪はまだ父の顔をまともに見れず、後ろを向きながら右手を差し出して握手。甥は父がムセても怖がらず、平気で近づく。父は時折、双子に相手をしてもらいながら、阪神戦、中日戦を交互に見る。21時、双子が2階へ戻る別れ際に、姪を抱えて父の前に連れて行き、父に「笑って!」と強要すると無理やり笑う。無愛想な顔より、無理やりでも笑った顔のほうがいい。いつもこの顔なら、姪も怖がらないはず。阪神戦が終了後、洗面。22時、就寝。最近は大好きだったお風呂もほとんど入らない。汗を多量にかいているのに、シャワーも拒否する。「疲れるの?」と聞くと頷く。そんなに体力が落ちてしまったのか。排尿量740cc。水分摂取量1370cc。
2005.08.26
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昨夜は0時過ぎに「起きる~」と叫ぶが、「夜だよ~」と言うと、「わかった。寝る」と言って、朝まで熟睡。ツナギの上から陰部をボリボリ掻いたようで、尿パッドが外れてビッショリだったが、尿パッドを投げたり、千切ったりしないのが助かる。7時15分起床。今朝も頭が下がったままで、ウトウトしている。朝食後すぐに「トイレ行く!」と言って、中量排便。雨のなか、9時にKホームのデイサービスへ。台風が接近中とのことで、いつもより1時間早い15時半に帰宅。お茶を一口飲むと、「寝る。寝る」と言い始める。15時45分から2時間昼寝。18時より母と私とオセロゲームをして2戦2敗。その後、「寝る。寝かせて~」とイライラし出す。ジャンケンをしたり、夕刊の見出しを音読させたりして、気をそらす。大きな声は出ないが嫌がらないし、音読はSTの訓練にもなっていい。「寝る。寝る」と50回ぐらい言い続ける。ご飯が炊けるまでもう少し粘らないと。阪神戦にチャンネルを回すが、全然見る気がない。熱や血圧を測って、時間を稼ぐ。熱は36.34℃。血圧は170-98mmHgと高い。脈拍は92。19時半、夕食。5口ほど食べると「もういい」と言う。父の左右から母がおかずを、私がご飯を口に運んで、何とか半分は食べる。夕食後もサプリメントや薬をゆっくり飲ませ、隣に座って話し掛け、20時20分になったところで洗面。歯磨きもそんなに抵抗せずに終える。立位訓練、ベッドでのリハビリを終え、21時就寝。23時半、「眠れない」と、枕を投げ、ベッドの柵をガタガタ揺する。ラジオを付けるが聴いていない。1時頃まで、「死んだ~」「助けて~」「出た~」「辺泥先生~」と喋り続ける。排尿量1660ccと多め。水分摂取量1600cc。ここのところ、口癖だった「バカヤロー」と言わないし、目を獣のように剥き出して暴れることもない。ただただ「眠い」「寝る」との言葉だけ。デイの日が快調という神話は崩れたが、多少穏やかにはなってきたのか‥。
2005.08.25
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昨夜は1時以降にようやく寝入る。8時半起床。体に付着したポリマーをシャワーで流す。朝食前、脳血管性認知症に効果があるという牛車腎気丸と、虚弱体質向けの補中益気丸という漢方薬を服用。飲み終わると、すぐに居眠り。10時半、遅い朝食を食べ、また居眠り。12時半、Sさんのマッサージ。「痛いよ~。Sさん、止めて」と声を出す。「久しぶりに○○さん(父)の声を聞いたなあ」とSさん。車椅子からの立ち上がりは、腰が引けると立つのが辛く、立小便をする要領で、とのこと。マッサージ後、「寝る」を連発。13時半、N先生の往診。ドグマチールの効果があまり出ておらず、容量を倍にすることになる。最近の様子から、多発性脳梗塞の現状と水頭症が気掛かりで、脳の検査をしたほうがいいか相談したところ、CT撮影することに。水頭症は尿失禁になることもあるとか。13時45分から14時半までベッドにて昼寝。離床後、バナナ1本を食す。15時、Nさんの訪問看護入浴サービス。頭は下がっているが、片手を挙げて挨拶。Nさんにも「寝る」と訴え、「お風呂入ってからにしましょうね」と言われると素直に頷く。入浴の際の浴槽台の使い方にだいぶ慣れたので、購入を決定する。16時、ベッドで再び寝るが、15分ほどで「起きる!」。ところが車椅子に座った途端、今度は「寝る!」。一体、どっち?。梨を1片食べると、急に「ご飯!」を連呼。17時、仕方なく、父だけ夕食。途中で「もういい」と言うが、介助して口へ運ぶと全部食べる。「N先生に紹介状を貰いに行くけど、行く?」と尋ねると「行く」との返事。18時、私が自転車でN先生のところへ行き、父と母と買物先で待ち合わせる。母と私は外食することにし、父に1階の中華屋と階段を上る華屋与衛兵のどちらがいい?と聞くと、後者を選ぶ。手摺りを掴んで階段を上るが、体が後ろに反り返り、支えるのに力が要る。右足の運びはいい。席に座り、メニューをめくる。父は夕食が済んでいるのに、即座に「これ!」と蟹釜飯、鰻肝を指差し、更に私にうどんを食べろと要求。結局、父は鰻肝と釜飯茶碗一膳、蜆汁、茶碗蒸し一口を食べ、残りを私が食べる。自分が食べ終わると、母も私も半分も食べていないのに、「帰ろう!」。何という勝手さ。「お客が入ってない」「ショートは2泊か?」「明日は何の日だ?」と割とよく話すが、後ろの2つは3回も質問する。19時半、帰宅。野球をしばらく見て、洗面後、21時15分に就寝。涼しい今夜はツナギで寝てもらう。3人の来訪時、頭が垂れていたものの、久しぶりに目が合うことが多かった。夕方以降は目も覚め、落ち着きあり。排尿量820cc。水分摂取量1510cc。
2005.08.24
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昨夜は4時の排尿時以外は良眠。7時半起床。4時から起きるまで、珍しく排尿せず。辺泥先生の治療で首の凝りがほぐれ、体をリラックスして眠れた様子。朝食は眠いのか食べ終えるまでに普段の倍くらい時間が掛かる。食後、「トイレ行ってみる」と言い、便器でイキむと一塊だけ排便。9時20分、Kホームのデイサービスへ。15時40分、帰宅。玄関で「今日はどうだった?」と聞くと、「歌の時に机を叩く人と一緒だった。睨んでやった」と先週と同じことを言う。かなり気にしているようだ。今日は3ヶ月間で書き溜めた絵を持ち帰って来た。果物、花、葉、置物などをクレヨンや色鉛筆で写生してある。右手にも少し麻痺や痺れがある父にしては、情感のこもった絵が上手に描けていて驚く。16時15分、「うんち出た~」との声でトイレへ行くと、尿パッドにこんもり。続きも出掛かっており、リハパンで受ける。テーブルへ戻り、お茶を入れるが車椅子で居眠りを始める。あれっ?デイの日は居眠りすることがなかったのに‥。カイロの好転反応で眠いのか。結局、車椅子で1時間半ほど眠てしまう。疲れるだろうと思い、「ベッドで寝る?」と聞くと「寝る」と答え、18時から19時半まで眠る。目覚めると、阪神戦も目に入らぬ様子でボーッとしている。夕食も少ししか食べず、「寝る。寝る」の一辺倒。これではデイの日以外と同じ状態。洗面後、21時に就寝。22時半頃、目を開け、「起こして」と何度も言う。「夜だから、眠って。静かに」と諭すが、枕や尿パッドを投げ、ベットの柵をガタガタ揺する。聞き分けがないのが疲れる。23時半、リハパンのポリマーがベッド上に一面綿のように散乱している。愕然‥。濡れてないだけマシと気を取り直し、父を横向きにして、掃除機を掛ける。仰向けに戻すと、何と放尿してる‥。母と「(症状が)進行したかも‥」と話す。母も私も料理する気も食べる気も起こらない。デイの日もこれでは堪らない。もう限界か。排尿量930cc、水分摂取量1620cc。
2005.08.23
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昨夜も3時過ぎまで尿パッドを投げ、ベッドの近くにあった杖を振り回そうとしたりして騒ぐ。せん妄の時はベッドの近くに物を置けない。9時起床。シャワーを浴びたのち、少量排便。朝食後は車椅子で居眠り。13時、Sさんのマッサージ。手足のストレッチ後、前回と同じく車椅子からの立ち上がり。「机に手を突いて立てるようにしましょう」とのこと。それができるようになると、「エイヤッ」という介助の負担が減り、右肩の痛みやコリも楽になる。ストレッチ中は顔が上がって痛みを訴えたりしていたが、別れの挨拶時には、頭が下がり目をつぶっている。14時、昼食はそうめん、南瓜、シシトウ、キウイ。15時、辺泥先生の治療へ出かける寸前に、「うんちだ!」と声を上げ、トイレにて大量排便。大塚へ行く途中、父の希望で先日電話をもらった大学時代の友人K氏に顔を見せることになる。16時45分、京橋の交差点の角でずっと立って待っていてくれたKさんと数年ぶりの再会。父は感情失禁の涙、涙‥。奥様とご挨拶後、Kさんも車に同乗し、大塚までの道すがら話をする。脳腫瘍、睾丸腫瘍、脳梗塞、そして3月に脳腫瘍が再発し、手術したというKさんの一言、一言が心に深く響く。Kさんは父に、「○○(父の名)、病気との闘いじゃないんだ。自分との闘いだ」と激励してくれる。その通り!ところが、肝心の父はその言葉に無反応。鼻水、唾、涎、痰を盛んに排出しながら、「あそこに○○という鰻屋がある」「Kは明治記念館で結婚式やった」など、自分の言いたいことにしか反応しない。17時45分、辺泥先生の治療院到着。Kさんが車椅子を押して下さる。父、母、私の順でアジャスト。Kさんが安静状態の父に声を掛けて立ち去る。50年以上の友人であるKさんと会えて、父も嬉しかったに違いない。突然にもかかわらず、Kさんの温かい心遣いにも感謝。治療後は頭もちゃんと上がって、口数も多い。調子が良さそう。買物後、弁当を買って21時に帰宅。21時半に夕食を食べたあとは、落ち着いてニュースを見る。23時、軽く歯磨きをして就寝。1時、無呼吸になり、何度か喉元を触って呼吸の回復をはかる。顔は真上を向いていられるし、体もリラックスしている感じ。この調子ならゆっくり眠ってくれそう。排尿量990cc。水分摂取量1370cc。
2005.08.22
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昨夜は3時半過ぎにようやく眠る。9時起床。朝食後、車椅子で居眠り。1時半、グレープフルーツを少し食べてまた居眠り。昼食は抜き。15時、「寝る。寝る」とうるさいので、目を覚まさせるためにシャワーを浴びせる。それでも目が覚めず、頭が垂れ、ウトウト状態。頭が下がりっ放しだと脳への血流が悪くなるのではないかと思い、仕方なく16時から17時半まで昼寝。その間、たまたま付けたテレビのNHKの「きょうの健康」で睡眠時無呼吸症候群を取り上げている。10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上あるかどうか‥。そうすると、朝頭が重い、日中の眠気、集中力の低下などが起きるらしい。父は一晩に1分以上が何回も起きる。低酸素になることも心配。対処法としてはマウスピースの装着などがあるという。18時、起き抜けに「オセロやる?」と言うと、珍しく一発で頷く。自分が白だか黒だかわからなくなったり、挟み方が間違ってることもあるが、落ち着いた状態で母と私を相手に2戦2敗。19時、親戚に残暑お見舞いのハガキを一言ずつ書くが、字が繋がって読みづらい。19時半、イライラし始め、「寝る。寝る」とベッドを指差す。「夕飯は?」と聞くと「いらない」と答えるが、昼食も抜きなのに食べない訳にはいかない。炒飯と冷奴、パイナップルを食べる。食後もすぐに「寝る~」と言い出すが、20時20分まで手足を揉んだり、ジャンケンをして気をそらす。不穏時の相手はほとほと疲れる。21時、洗面後、就寝。22時、尿パッドを何度も外し、グチュグチュ喋り続ける。せん妄だ。22時半、「お姉ちゃん、辺泥先生のところへ行く~」と繰り返し訴える。「明日、行くから安心して」と答えると少しは落ち着くが、またすぐに同じことを言う。体がしんどいのかなあ。唸ってばかりいて苦しそう。23時、尿を含んだ尿パッドを引き千切り、ポリマーがベッド、畳に散乱。怒りが湧き上がってくるが、何とか抑える。うんざりしながら、陰部にスポッスポッと掃除機を当てるが、細かいゼラチン状のポリマーはなかなか取れない。濡れティッシュで拭い、パジャマを着替える。今夜も眠らせてもらえそうにない‥。排尿量はせん妄のため、夜間だけで890cc、一日で1560ccと多い。水分摂取量1300cc。
2005.08.21
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昨夜は尿パッドを何度も外し、濡れたリハパンを千切って、ポリマーが散乱。ランニング、防水シーツはビショ濡れ。朝9時に目覚めると、「うんち、出た~」との第一声。覗くと、ピンポン玉大の便がお尻に張り付いている。朝からの重労働を考えると気力が萎える。とりあえず濡れたリハパンを履き替え、母と両脇を支えながらトイレへ移動。ウォッシュレットを使ってから、お風呂場でシャワーを浴びせる。今日も頭が下がりっ放し。 朝食後、11時半に「寝る」とベッドへ。私も隣で本を読んでいたら、いつの間にか眠ってしまう。ふと気づくと14時半。時折、目を覚ましてグチュグチュ言っていたようだが、3時間も寝かせてしまった~。それでも、まだ「寝る」と言ってるが、無理やり起こす。軽く昼食を済ませたのち、大量排便。その後はテレビをボーッと眺める。16時半、湧き水を汲みに出掛ける。少し強めの爽やかな風を受け、冷たい湧き水をタオルに浸し、顔を拭う。付近を散歩後、帰宅。19時半、夕食。食後は巨人戦を見る。20時、私は中学時代の集まりに参加するため、バイクで都内へ。0時45分、帰宅。母に父の様子を聞くと、イライラすることはなく落ち着いていたが、21時から寅さんを見たものの、30分ほどで「寝る」と言い始め、22時に就寝したという。寅さんで少しは笑っていたようだが、どうも眠ってばかりで一日を過ごすことが多い。排尿量870cc。水分摂取量1590cc。1時過ぎより、「眠れないよ~」と何度も訴え、泣きベソ状態。「羊が1匹、羊が2匹‥」と唱えさせるが眠れず、ラジオをつける。途中、260cc、200ccと普段より多めの尿失禁。結局、3時半まで「眠れないよ~」とグチュグチュ言い続け、母も私も眠れない‥。デイ以外の日は何もしないで過ごすことが多い。散歩へ行っても、前ほど意思表示せず、意欲が低下気味。昼夜逆転もしているし、打開策を見つけないと、父も、母や私の体ももたない。
2005.08.20
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昨夜は0時頃から1時間ほどグチュグチュ言っていたが、その後は良眠。8時起床。朝食前、新聞を広げたまま眠っている。一昨日と同じく、頭を垂れ、目を閉じて、食事をかろうじて口に運ぶ。食後、いきなり「うんち、出た!」と叫び、トイレへ急行。尿パッドに1本、便器で立て続けに4本。昨日は排便がなく、外出前にお通じがあってホッとする。10時半、F病院の皮膚科へ。1時間待って診察。I先生、右足甲の湿疹を見て、「皮膚も硬くないし、良くなってますよ。一段階、弱い薬にしましょう」。左足親指の内出血している爪、左内股の湿疹も診てもらう。左内股は2日前に赤い発疹があったが、今は消えている。どちらも「様子を見ていればいいでしょう」とのこと。先生があちこち体を触っているのに、父は頭を下げて眠ったまま、無反応。13時、M病院へ。車中もグッスリ。今日はPTのみ。仰向けになってのストレッチ中、Sさんがいろいろと話し掛けてくれるが、眉間に皺を寄せ、目をつぶったままか細い声での返答。「阪神の話題だとよく話してくれるから‥」と「阪神は中日と何ゲーム差ですか」との質問に「3ゲーム」と正確に答える。両足と左腕、左肩をストレッチ後、座位でのバランス練習は今ひとつ。立位での風船打ちは背筋も伸び、目も開いていて、風船に対する反応もまあまあ。歩行はゆっくりだが、左足を少しは蹴り出せる。PT終了後にようやく顔が上がるが、車中でパンを3個食べている時には、また頭が下がり、目を閉じたまま、口だけを動かす。買物後、15時半帰宅。19時まで車椅子で熟睡。3時間以上も窮屈な姿勢で、首とか凝らないのかなあ。母と私が寝ている父を間に挟んで、夕食を食べ出すと目を開く。おもむろに野菜炒めの中の豚肉を指で摘み、ピュッピュッと皿の外へ放り投げる。父は豚を売ることが仕事だったのに豚肉が嫌いで、とんかつ以外は豚肉を食べない。玄米しかなかったが、夕食を食べそうな気配なので支度をすると、パクパク食べる。20時半、「寝る!寝る」「眠い」と訴え、洗面後、20時45分就寝。足の皮膚を観察すると、肌が滑らかで綺麗になっている。随分良くなった。昼間に寝ていたから今夜も眠れないかも。排尿量720cc。水分摂取量1160cc。
2005.08.19
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昨夜は予想通り、一晩中せん妄。日中にあれだけ眠っていたら、夜眠れるはずがない。「起きる~」と言っては、ベッドに腰掛け、畳で寝ている私を蹴る。尿パッドは何度も投げるので、最後は諦めて外したままにする。断続的に起こされ、ちっとも眠れない‥。7時起床。眠そうにしているが、昨日よりは反応がいい。新聞を読んで、朝食。洗面を済ませ、玄関でデイサービスの車を待つ。15分ほど待ったところで、「うんちだ~。空振り3回」と言う。え~っ、今から?デイのお迎えに間に合わないし、玄関からトイレまでは遠い。困ったなあと思案してると、「出ない‥」と呟く。安堵‥。9時20分、A苑のデイサービスへ。16時半、帰宅。デイで作った団扇がよくできていて感心する。自分で団扇に水色の絵の具を塗り、和紙を千切ってスイカを形作るように貼る。最後に種を黒ペンで描いて出来上がり。こんな手間の掛かる作業を自宅でやったら怒り出すに決まっているが、デイだと上手にできるんだね。帰宅後は19時までテレビを落ち着いて見る。夕食は近所の「和み亭」で外食。車椅子からボックス席に移り、奥へ少しずつお尻をずらす。お尻が滑らないように背中に車椅子のクッションを当て、姿勢を正し、準備完了。メニューを見て、好きな物を選んでもらい、注文。今日は珍しくよく食べる。時々大きくムセたが、周囲の席も子連れやお酒を飲んでいる人たちで騒々しいため、目立たなくて済む。20時半、帰宅。ちょうど父の次姉から電話が掛かり、長兄の様子を聞く。先月、誤嚥で肺炎になり、再入院して胃ろうの手術を受けたという。父と同じように夜は時折せん妄のようになり、目が爛々として義姉も怖がっているとか。せん妄時は尋常でないから、慣れるまでは確かに怖いかも。その後、40年ぐらい前に父の父が書いた直筆の葉書(何と5円!)が出てきた。筆跡は覚えていなかったが、見せると泣き出す。阪神×横浜戦を試合終了まで観戦し、洗面後、23時就寝。デイサービスの日は平和に過せて嬉しい。排尿量820cc。水分摂取量1510cc。
2005.08.18
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9時起床。昨夜は多少グチュグチュ言うがひどくはない。朝食の準備をしている間、車椅子で眠っている。新聞も読まない。耳元で「ご飯、食べれる?」と聞くと、目をつぶったまま頷く。きな粉とオートミールを混ぜた玄米フレークを食べるのに20分以上掛かる。ちょっと目を離すと右手で持つスプーンが止まったまま。肩を突っつくと右手が動き出す。頭が下がりっ放しで、目も開いていない状態なのに、よく食べれるものだ。パン、サラダ、バナナを何とか食べ終え、食後は車椅子にて睡眠。13時過ぎ、「トイレ行く?」と尋ねると眠ったまま頷く。排尿後、リキんだためかそのまま排便へ移行。中量排便する。14時、枝豆と葛のお菓子を食べ、再び眠る。15時、Nさんの訪問看護入浴サービス。Nさんの「お風呂入れますか?」の問いかけに、頭を垂れたまま指で丸を作って返答する。ほとんど目をつぶった状態で入浴。上がってからも眠っている。Nさんの「ショートステイは2泊で大丈夫ですか?」の質問に、指を1本立てる。1泊2日という意味らしい。朝、目覚めてから、一言も喋っていない。Nさんが帰ると「寝る」と、16時から17時半までベッドにて昼寝。離床後も車椅子で眠っていたが、18時半、ようやく自分で顔を上げる。目が覚めたようだ。その後は阪神×横浜戦を黙って見る。20時半、夕食。チキンライスと茸・玉葱スープ、山芋は全部食べ、冷奴は半分残す。食後、すぐにイライラし始めて「寝る!」を連呼。22時、洗面後就寝。23時半からせん妄状態。尿パッドを投げ、ベッドの柵を揺らし、「眠れない‥」「出た~」「おちんちんが痛い」と喋り続ける‥。「どこが痛いのか、手で触って」と言うと、お腹の辺りを触る。おちんちんが痛いのではなく、お腹?。痛いと痒いがゴッチャになるし、言ってることが当てにならないので判断に困る。ここ3日ほど、目覚めている時は姿勢がいい。不思議だが、こんな不調日でも夜は背筋が伸び、歩行介助が楽だった。排尿量920cc。水分摂取量1450cc。
2005.08.17
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昨夜は排尿時に「おちんちんが痛い」と訴えるが、そのほかは眠れていた様子。7時半起床。朝食後、「うんち出るかどうかわからないけど、トイレ行ってみる」と言う。何度かイキんでみるが、排尿のみで終了。9時20分、Kホームのデイサービスへ。15時45分に帰宅し、「地震、驚いた」「歌を歌ってる時に、机を叩く奴がいたから睨んでやった」と興奮気味に話す。昼食に散らし寿司を食べたこと、H氏に「お礼の手紙を書かないと‥」と記憶もしっかりしている。 ただ、痰が30分おきに飛び出し、唾というか涎が左の口角から流れっ放し。ポロシャツと短パンに直径15cmの大きな滲みができるほど。目の前にティッシュがあっても、首にタオルを巻いていても、拭おうともしない。服を着替えたり、落ちる唾を拭いたりで手間が掛かる。18時から阪神戦を観戦。何度かご飯を要求するが、珍しいことにイライラはしない。待つことができる。20時、夕食は9割食べる。食後、「サプリメントは栄養あるのか?」と笑える質問。何もわからずに飲んでるんだ。「泌尿器科で悪いものがあるって言われたけど、癌だと思う?」と聞くと首を振る。「そう言われて、不安になったり、恐怖を感じたことは?」に対しても、これまた首を振る。母とは正反対の反応が興味深い。そのくせ阪神がピンチになるといちいち人を呼び、胸を指差し「イライラする」と言う。トントントンとリハビリ靴で床を蹴りながら、車椅子で私の部屋までバックして来て、「お姉ちゃん、お姉ちゃん、ちょっと来て」と呼ぶ。何かと思えば「点、取られなかった」との報告だけ。あんまり何度も呼ばれるので、隣に座って本を読む。しばらくすると、左腕、右足甲を掻いて血を流し、「薬塗って」と要求。「種田は4打数4安打」「鈴木は浜松出身。横浜高校だ」とよく話す。結局、引き分け終了まで観戦。洗面後、23時過ぎに就寝。デイからの帰宅後は、信じられないほど落ち着きがあり、声はあまり出なかったがよく話した。デイの日は明らかに快調。排尿量960cc。水分摂取量1690cc。
2005.08.16
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昨夜は排尿時には大声を出すが、まあまあ良眠。8時半起床。10時間半睡眠で排尿量は740cc。朝からひどく暑い。9時、和歌山へ帰郷する義妹とお母様、双子を、父は居間の吐き出し窓から見送る。甥と握手すると涙、涙‥。甥はかすかに「ジイジ‥」と呟く。姪は泣いている父を見て、怖いのか大泣き。しばらくの間、淋しいけれどたっぷり遊んで来てね。朝食後、テレビを見るが、ウトウト状態。尿は朝から全然出ない。14時半、「寝る!」と言うので、ベッドへ。横になると「うんちだ~!」。え~っ?靴も脱いじゃったし、この状態からトイレまで行くのは大変。どうしようかと思案してると、「出ない‥」と言い、すぐに寝入る。1時間で起こす予定が、こちらも疲れていて、どうしても長く寝させてしまう。16時半に体を起こそうとすると、どうも臭い。リハパンを覗くと親指頭大のうんちが張り付いている。やっぱり出てたのか‥。トイレまで歩かせるが、結局、それしか出ず。バナナと冷やし胡麻ダレうどんを少し食べて、ホームセンターとスーパーまで買物に出かける。今日は素直に一緒に行くと答えたが、車椅子に座っていても頭が下がることが多く、散歩を楽しんでいるようには見えない。外も激しく雨が降った割には蒸し暑く、汗がにじむ。1時間半ほどで帰宅し、19時半より夕食。ご飯を少し残す。20時より「寝る!寝る!」が始まり、「ご飯食べ終わるまでちょっと待って」と言うと「眠いんだよ~」と泣き出す。「イライラする」とは言わないが、コントロールできない自分の心と動かない体を持て余している感じがする。昨日から潰瘍治療剤兼抗うつ剤のドグマチール錠を服用しているが、まだ効果は見られない。21時、洗面後、就寝。排尿量1140cc。水分摂取量1390cc。
2005.08.15
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9時半起床。昨夜は比較的良眠。今日は背筋が伸びて姿勢がとてもいい。歩行介助がとても楽。朝食後はテレビを見ていたが、いつの間にか車椅子で居眠り。13時より14時半までベッドにて昼寝。離床後、昼食代わりにバナナとオレンジを食べる。15時半、双子が遊びに来る。明日から義妹と双子が和歌山へ里帰りする。「しばらく二人と会えなくなるから、一緒に公園でも行く?」と父を誘うと、泣きそうな顔をして「行く」と言う。車でM公園へ。母が右手に姪、左手に甥の手を握り、私が父の車椅子を押す。一番近い公園の入口は車椅子で入れず、遠回りするのも面倒なので、1mほど介助歩行する。ところが、中へ入っても父を支えているから、車椅子を中へ運べない。母に「車椅子入れて~」と声を掛けると、少し前方を歩いていた子供連れのご夫婦の奥さんがわざわざ戻って来て、「車椅子を運びましょうか」と声を掛けてくれる。「すいません。でも、重いですから」と言うと「折り畳めばいいですよね」と手際よく車椅子を畳み、柵を避けながら父の真後ろへ移動してくれる。父と母と双子と私がどんな状況なのかを瞬時に把握して、適切な手助けをしていただき、本当に有難く、大感謝。双子は広~い原っぱを縦横無尽に走り回る。時折、草むらに仰向けになり、体を草にこすりつけて、猫のように恍惚の表情を見せるのが面白い。父と一緒の写真を撮ろうと父に抱っこさせると二人して泣き出す。ボールで遊び、池でカモを眺め、500mの散歩道を一周する。18時、帰宅。20時夕食。食後、大学時代の友人Kさんより電話がある。一昨年、脳腫瘍で手術されたとか。集まりがあった際、父の近況を友人たちに質問され、自分も病人の気持ちがわかるからと、遠慮がちに電話を下さる。父は電話には出ないと手を振るが、「辺泥先生のところへ行った時、近いから寄る」と話す。それはいい案。よく思いついたと感心する。電話後、巨人対阪神戦を見ていたが、次第にイライラし出し、洗面所前に陣取る。少し時間を稼いでから、洗面後、入浴。最初は「入らない」と言っていたのに、洗面後に急に「入る」と言う。シャワーを流しながら、体と頭を洗っている間に、慌ててお湯を沸かして入浴。22時就寝。排尿量880cc。水分摂取量1500cc。
2005.08.14
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10時起床。昨夜は熟睡。12時間睡眠で排尿量は320cc。朝食後、中量排便。お尻を拭いてる最中に放尿し、リハパンを交換。12時半、泌尿器科のNクリニックへ。今日は骨盤のMRI検査を受ける。磁気室用の車椅子に乗り換え、あとは検査技師の人に託す。MRI後、採尿のためトイレへ行くが、全然出ない!一度トイレを出て、自動販売機でジョアを買って飲む。看護師さんに「尿が出なかったら、教えて下さい」と言われ、10分後に再挑戦。何度も立つ、座るを繰り返すが、左腕も上がらず、気配すらない。父の涎でジーンズがグッショリ。そのうち「出ない!止める」と怒り出す。仕方なくあきらめ、看護師さんに出ない旨を告げる。3分後、N先生の診察。MRIの画像を液晶画面で見ながらの説明。膀胱内の一部が確かに盛り上がっている。上から見ても横から見ても、先生曰く、「悪いものがある」‥。“悪いもの”って、悪性腫瘍?。過緊張と前立腺肥大はそれほどでもないとのこと。来月、内視鏡検査をすることになる。「尿を出してから帰って下さいね」と言われ、水を買って300cc飲ませる。「どう?出そう?」と聞くと「出ない!帰る!」と怒る。待合室はもう数人しか患者がいない。15時15分、3度目の挑戦。ようやく左腕がせり上がり、20ccほど排尿。トイレ内の小窓から検査室に「お願いします」と紙コップを手渡すと「出たの?よかったわね~」。「こんなに少しでも大丈夫ですか」「ええ。次回はこれに取ったほうが楽だと思うから‥」と紙コップと試験管を渡される。車椅子用トイレは広いとはいえ、父の涎を避けつつ、体を支え、尿を取るのは汗ダクもの。採尿できてよかった。16時に帰宅。17時半から19時まで昼寝。起きると1時間ほど一人で阪神戦を見る。20時、夕食。食後、「寝る」を連発。「寅さんは?」と聞くと「見ない」と言う。眠さに勝てない様子。20時半、イライラし始め、洗面を要求。21時、歯磨きでひと暴れしたのちに就寝。23時半、声が聞こえたので顔を覗くと、目が開いている。「死んだ‥」と一言呟く。「怖い夢でも見た?」と問うと「崖から落ちた」と答える。最近、「死んだ」とか「死んじゃう」とうなされることが多い。良い夢を見れますように。排尿量は570ccと少ない。水分摂取量1690cc。
2005.08.13
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12時半、ショートステイ先へ父を迎えに行く。ユニットの入口に待機しており、手を挙げると泣く。1階へ降り、外へ出ようとすると“支払しなくていいのか”と受付を指差す。今日は先に済ませたが、意外としっかりしてると驚く。13時、M病院へ。PTはSさんが急病でお休みのため、OTのみ。腕を上下する器械、落ち着いた様子で上手にできる。けれど、唾が異常なくらいに溢れ出てきて、父の帽子がティッシュの山となる。続いて、Aさんが両足、左肩、左腕をマッサージ。その間も、Aさんが唾を拭ってくれるが、Aさんの手を噛まないかヒヤヒヤする。「喉が痛い」と訴える。Aさんの問いかけには、手の合図とかすかな声で返答。立ち上がり訓練は姿勢が悪いが、Aさんが大鏡を目の前に置くと、姿勢がかなり良くなる。リハビリ後、ベビー用品店で双子に積み木を購入し、15時に帰宅。16時、和歌山より義妹のお母様が上京。挨拶すると泣き出す。16時半からステイ中に放映された寅さんの録画を見る。笑って、泣いて、楽しそう。18時からは巨人×阪神戦を観戦。19時、義妹のお母様より頂いた鰻弁当を9割5分くらい食べる。量が多いと思ったがよく食べた。20時、再び寅さん。21時15分、「寝る」と言い出すが、「あと15分」と言うと最後まで見る。テレビを見ている時も唾と痰がすごい。反対におしっこはステイ先を出てから1回も出ない。寅さん終了後、阪神戦を見て洗面。歯磨き時、少し抵抗する。22時半就寝。ケア記録を読む。初日はボランティアの散歩へ誘うと行くと答えたが、雨が降ってきて、歌を歌ったり、ボール投げに参加。その後、リビングで浅眠。昼食後、15時まで静養して、おやつを食べる。夕食後、19時過ぎに就寝。巡回時は無呼吸ナシ。2日目は昼食後、14時より静養。15時のおやつの声掛けは手を振っていらないと拒否。離床後、お茶200ccを飲む。19時就寝。23時、コールにてダイパー交換。尿量は多め。交換を終えると手を挙げて「有難う」と言う。1時半、ベッドの柵をバンバンと叩く音がしたが、声掛けすると再び入眠。5時、尿を吸い込んだダイパーのポリマーを千切って床に捨ててある。3日目は7時15分起床。リビングで歌謡のビデオを見る。入浴実施。ケア記録を見ると、やはり眠っていることが多いようだが、「帰りたい」と言ったり、エレベーター前で待つことはなかった様子。今回は迎えに行った時も怒らなかった。父には2泊3日がちょうどいいのかな。
2005.08.12
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4時半、足の上に突然ボトッと濡れた筒型尿パッドが落ちて来て目覚める。うわ~、足に尿シブキが付いた~。筒型尿パッドを拾い上げるとズッシリ重い。計量すると470ccもある。この時に尿パッドを外した以外は、グチュグチュも言わず、ぐっすり眠る。7時半起床。8時間半睡眠で排尿量は740ccと多め。起床後も尿瓶で130cc。10時、ショートステイ先のKホームに到着。看護師さんより前回、少量嘔吐した時の様子を聞く。血糖値を測ろうとしたが、電池切れで測れなかったという。「低血糖と言われたことありませんか?」と質問される。低血糖と言われたことはないが、思い当ることはいくつもある。退院後、甘い物を馬鹿食いする状態が何ヶ月か続いた‥。ボーッとする、集中力が続かない、落ち着きがない、無気力など、ここ何ヶ月かの様子は低血糖の症状とピッタリ符号する。さらに脳がエネルギー不足となり、思うように活動できなくなるため低血糖状態を脱するべく、アドレナリンを分泌すると、怒りっぽくなったり、イライラしたり、攻撃的になったり、キレる‥らしい。う~ん、看護師さんの言う通りかもしれない。あと、睡眠時に無呼吸になることがあると伝える。舌を動かす訓練も有効とのこと。引継ぎを終え、父と別れるが、その後姿が淋しそう。夕方、義妹と双子、母と外出。所用を済ませ、公園で二人を遊ばせる。和食のファミレスで夕食後、花火大会をすご~く遠い場所から眺める。姪は「ど~ん」を連呼。「きれい」という言葉も話す。甥はお義理で花火を眺めるだけで、もっぱらの興味は信号機と往来する車。帰宅後、お風呂に入った甥が泊まりに来る。父がいないと時間の流れがゆったりして、一日が長い。
2005.08.10
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辺泥先生の治療の夜はせん妄になることが多いが、前回の治療からよく眠れるようになる。好転反応が治まってきたのか。深夜、時折無呼吸になるのが気になる。上半身のベッドを上げたり、枕の位置を変えるが効果なし。7時半に目覚め、「寒いよ~」と声を上げる。「どこが寒い?」「大事なところ」「大事なところって、どこ?」「おちんちん」。尿パッドが濡れて冷たくなったのかと思ったが、そのうち「おちんちん、痛い」と言い出す。「おちんちんのどの辺が痛いの?」に対し、「真ん中」との答え。以前にも何回か痛みを訴えたことがあり、週末泌尿器科へ行く時に話さないと。立ち上がり訓練10回は割と上手。朝食後、自分から「トイレ行く」と言い、中量排便。9時45分、Kホームのデイサービスへ。15時半、帰宅。運転手さんが「明日からショートですね。向こうで会いましょう」と父の両肩に手を置いてくれる。担当が違うはずなのに、そこまで関心を持ってくれていることに感心。今日はボランティアの人が来て歌を歌ってくれたという。机を叩く人はいたが、遠い席だったとのこと。16時半、父を一人残して外出。「あと30分くらいでお母さんが帰ってくるから」と手元に電話機を置く。市役所で所用を済ませ、N先生のクリニックへ。父の鬱は脳血管疾患から来ている可能性があるので、胃腸薬だけど鬱を改善する作用もあるドグマチール錠を試すことになる。無呼吸の件も話すと、寝る時に気道を確保するようにとのこと。首の下にタオルを巻いて入れればいいかな。帰宅すると双子が埃をかぶり、物を置く場所と化していたピアノを何年かぶりに叩いている。姪はすぐに飽きるが、甥は台から降ろそうとすると怒るほど熱心。19時、父の「おしっこ」の声でトイレへ行き、尿瓶を当てる。唸り始めるが、なかなか出ないと思ったら、リハパンにうんちが2本落ちてきて、ビックリ仰天!床に落ちなくて良かった~。まったく父の自己申告は当てにならない。19時半、夕食。食後、阪神が7-1でリードしていたのに、5回に9点を取られ逆転されると何度も「馬鹿だ」と呟き、「イライラする」と胸を指差す。「寝る!」と言うが、「9時から寅さんだよ」と気をそらす。寅さんが始まっても「寝る」と言い続けるが、見ているうちに笑い始め、大声で泣く‥。いい調子!もっと笑って!それでも1時間20分が限度。「寝る」と騒ぎ始める。歯磨き中は、喚く、殴る、蹴ると大暴れ。「眠いよ~。無理やり見せやがって」と怒る。立位訓練中は杖を振り回し、リハビリ訓練中は足蹴りする。せん妄かと思うほど。少し引っ張りすぎたようだ。体が痒いと訴え、アレジオンを服用後、23時就寝。すぐに寝入る。最近は双子ですら、父の笑顔を引き出せなかったが、“寅さん”でやっと笑顔が見れた。“寅さん”、偉大なり。あと46本でどれくらい笑えるかなあ。排尿量1260cc。水分摂取量1850cc。
2005.08.09
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昨夜は時々グチュグチュ言ったが、せん妄ではない。8時半起床。朝食後、車椅子で居眠り。12時半、「うんち出た!」と言い、トイレへ行くと、ピンポン球大の硬い便が肛門にぶら下がっている。もっと出るはずと10分ほど粘るが、こちらが疲れてしまいあきらめる。13時、Sさんのマッサージ。左腕のストレッチで何度か痛がり、右手でSさんの手を払おうとする。左足首にお灸のあと、今日は車椅子から立ち上がる練習。先週までやっていた左足を曲げてから蹴る、膝下を上へ蹴り上げる練習の応用編。リハビリ靴を履いて、正座したSさんの膝に両足先を入れ、両手をSさんに握ってもらったまま、自力で立ち上がる。装具を付けていないのに、とてもスムーズ。「顔を上げて」と言われると、背筋も伸びて、姿勢がいい。身長が伸びた感じ。母と私が「凄い」と感嘆の声を上げるが、父は立った姿勢のまま、Sさんを右手で突こうとする。困ったもんだ。14時、昼食は茄子とタマネギ、寒天を入れた玄米雑炊。15時半、辺泥先生の治療院へ出発。高速大渋滞の掲示板を見て、一般道を走ることにする。一般道を走ると父の頭が自然と上がり、キョロキョロとあちこち見渡す。17時半過ぎに到着。父の左首はかなり柔らかくなっていると先生。コリをほぐしてもらう間、1回も「痛い」と言わないのに驚く。前回までは「痛い、痛い、痛い‥」と言い続けたのに。その後、左右に首をボキボキッと回して、右半身を下にして横になるとすぐに寝入る。2番手は私。ここ5日ほど右の顎関節が食事、あくび、歯磨き時に痛み、右耳もツーンとする状態。先生にほぐしてもらうとスーッと軽くなる。右肩のコリから来てるのかなあ。左の頸椎をアジャスト後、安静に。隣で父の唾を先生がティッシュで拭って下さる気配。父を仰向けに寝かせ、両足の膝下に毛布を挟んで下さる。装具や靴を付けており、足が伸びきる父にとってはとても有難い配慮。PTで、寝る時は膝下にタオルかクッションを入れたほうが楽ですよと教わったことを思い出す。そのお陰か、母と私のリラックスタイムが終わるまで、父は一度も起きず。これほどぐっすり眠れたのは初めて。辺泥先生の細かい気配りに改めて大感謝。帰宅途中、車内で体をボリボリ掻くが、頭は上がっている。20時、帰宅。玄関で靴を履き替え、車椅子まで歩く時、頭が上がり、背筋がスーッと伸びている。姿勢がいいと介助がとても楽。夕食後、落ち着いた状態のまま、21時半に就寝。眠りが深く、今夜はせん妄にはならない感じ。排尿量760cc。水分摂取量1560cc。
2005.08.08
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尿パッドは投げてあったが、昨夜も排尿時以外は良眠。9時には目が開き、横になったまま「死んじゃう~」と第一声。「どうして?」と聞くと「苦しいから‥」と答える。「どこが苦しいの?」「胸」「胸のどの変?手で触ってみて」と問うと、おちんちんを触る。「そこは胸じゃなくておちんちんでしょう?」「そうだ」。「おちんちんが苦しいから死ぬの?」「うん‥」と、朝から意味不明の会話。その後、寝入ってしまい、10時に再び目が開く。「○○ちゃん(双子)は?」「2階にいるよ」「今日は8月7日か?」。おやっ?珍しく合ってる!「日曜か?」とよく話す。昨日、森林浴で良い空気を吸ったからか、今日は朝から珍しく落ち着いた、まともな会話が成り立つ。10時半起床。遅い朝食後、朝刊を見ながら、「これ」と週刊誌の広告を指差す。「これが読みたいの?」と聞くと、読みたい記事を指でなぞる。「わかった。あとで一緒に買いに行く?」と言うと、珍しく「行く」と答える。13時、トイレにて中量排便。まだ私は朝食を食べている最中だったが、トイレから戻ると横で3度も「行こう」と右腕を突っつく。一番暑い時間だけど、行く気を逃すと大変。外用車椅子を車から出す。車椅子のパイプが火傷しそうなほど熱い。近くのコンビニまで行くと、店員さんが両扉を開いてくれて助かる。雑誌コーナーで週刊誌を見つけるが、目次を見るとどうも内容が違う。もしかして、明日の発売?今日は日曜だもんね。仕方なく別な週刊誌を買って帰宅。父は数頁めくっただけで、居眠りを始める。そのまま1時間ウトウト。15時半、母と私が昼食を摂るも、父は「いらない」とブドウだけを摘む。16時から17時半まで昼寝。双子が来ていたが、頭の撫で方や握手の仕方が乱暴。甥が早口で意味不明の文句?を言う姿が笑える。18時より野球観戦。19時半、夕食。20時、暴れはしないがイライラが始まる。車椅子で部屋まで洗面の催促。洗面後、オートミール+重曹風呂に入浴。寝るまでの間、“固まる”作戦を実行するが、何度やっても「ありがとうだ。バカヤロ~」「ごめんなさいだ。ウルサイ、バカヤロー」と、語尾にバカヤローを付ける口癖が直らず、洗面、立位、リハビリ訓練に普段の何倍もの時間が掛かり、いい加減こちらが音を上げる。排尿量1070cc。水分摂取量1400cc。
2005.08.07
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8時15分起床。昨夜は排尿時以外は良眠。11時間睡眠で700ccの排尿。立位訓練中、いつものように「バカヤロー!」を連発。今日も“固まる”作戦を続けると泣きそうな顔。「ごめんなさい」に加えて、「ありがとう」も発声してもらう。何度もこの2単語を発声練習するが、口を大きく開かず、1つの口の形で早口にペロッと発語するため、聞き取れない。こんな簡単な単語が不明瞭では困る。怒らせずに口を大きく開かせる方法を考えないと。朝食後、トイレにて大量排便。その後は車椅子で2時間弱眠る。首が曲がり、頭が下がったままの辛い姿勢でよく眠れるものだ。軽い昼食後、14時半から16時まで昼寝。起きて車椅子に座ったところに、双子が遊びに来る。双子と「お散歩行く?」と数回尋ねるが「行かない」との返事。義妹に水遊びができるK市の公園の説明をしていたら、急に「公園行く」と言い出す。気が変わらぬうちに、車で公園へ。雑木林に囲まれ、噴水もあり、吹く風がとても心地いい。少しだけ公園の水場で水遊びをして、玉川上水を覗いたあと、遊具がある場所で双子を遊ばせる。父が「おしっこ出た」と言い、公園内の車椅子用トイレで尿パッド交換。しばらくすると父の我慢が限界に達し、イライラし出したので駐車場へ戻る。スーパーで買物中も苛立つ。19時に帰宅。夕食後は野球観戦をしていたが、次第に「寝る!」とイライラし始める。「“寅さん”見るでしょ?9時からだよ」と言うと、頷き、しばらくは大人しくしているが、すぐにまた「寝る!」とベッドを指差す。“寅さん”だったら、笑ってくれるかも‥と期待していが仕方がない。シリーズ48本をすべてを放送するらしいから、別の機会に見せよう。小程度の抵抗で洗面を終え、立位、リハビリ訓練後、21時就寝。公園で森林浴をしたお陰か、ぐっすり寝入っている様子。排尿量1060cc。水分摂取量1610cc。
2005.08.06
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7時、尿瓶で200cc排尿。だいぶ膀胱に溜められる回数が増えてきた気がする。8時半起床。朝食前、トイレにて中量排便。朝食後は車椅子でウトウト。13時、M病院のリハビリへ。PTのストレッチ中、「今日は声が出ませんね」とSさん。「阪神は今何位ですか」との問いに、父は人差し指を立てて返答。腰掛けて、目の前に置いた大鏡を見ながら、Sさんと同じ動作をするバランス練習は嫌々やってる雰囲気。立位しての風船打ち後、最後に歩行訓練。頭が下がり、左足の動きが悪い。OTは腕を上下させる機械のあと、ベッドに横になり、Aさんのマッサージ。次は立位で輪投げを左から右へ移す体重移動訓練、立ち上がり訓練、車椅子への移乗と続く。その間、私はAさんのヘルプ?のため、何年ぶりかのジグソーパズルに挑戦。その面白さんに嵌る。15時半、帰宅。双子が来ていたが関心を示さず。車中、ミニパンを4個食べたのに、帰宅後もパンとトマトを食べる。「寝る!」と16時から1時間半昼寝。私は双子と庭で遊ぶ。義妹が帰宅し、姪を自転車に乗せて、再度出掛ける。甥の手を引き散歩。それでも満足しない甥を姪と交代で自転車に乗せ、近所をひと回り。家に戻ると、「早く来て~。キャー、ヤダ~」と母の悲鳴が‥。甥を玄関に入れ、トイレへ駆け寄ると母が掴まり立ちの父に尿瓶を当てているが、床はおしっこの海。「おしっこだ!」と言ったが、トイレへ来たら実はもう便失禁していて、それを処理しようとしたら、おしっこが飛び出てきて、肩からブラウスが濡れたと言う。「こりゃ、大変!」と思った瞬間、うんちが尿パッドから床に落ちる。あ~あ。甥を振り返ると、サンダル履きのまま、すぐそこまで来てる。あまりの惨状に、どこから手を付ければいいのか‥。股と太股が汚れてるし、靴も装具も濡れている。ある程度拭いてから、風呂場でシャワー。後始末終了後はグッタリ。19時半、夕食。食後、すぐに「寝る!」と言い出すが、いつもほどは騒がない。20時半まで“家族”という映画を見ながら我慢して、その後洗面。また歯磨き中に「バカヤロ~」と手を出してくるので、バカヤローの声を合図に“固まってみる”。「動いてほしければ、『ごめんなさい』と言うこと」とルールを説明すると、泣きながら素直に謝るが、すぐに「何だ、バカヤロ~」と付け足し、またすぐに固まる。洗面所からの歩行中も一歩ごとに「ごめんなさいだ!バカヤロ~」と口が滑るため、なかなか進まない。杖を突いて立ち止まったまま「足が痛いよ~」と愚痴る。「バカヤロ~」が口癖になっているから、結局、洗面所から立位訓練をしてベッドに辿り着くまでに、20回以上も動作がストップする。パントマイム式“固まる”作戦は父の発声練習にもなるし、笑えるからいいかも。21時15分、就寝。排尿量1120cc。水分摂取量1680cc。
2005.08.05
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昨夜は2時半以降はせん妄も少し収まる。7時起床。朝食後、中量排便。9時、A苑のデイサービスへ。14時、双子が来て、大ハシャギ。お昼ご飯のおじやをスプーンですくって食べる。だいぶ上手に口へ運べるようになった。満腹になると、オモチャや物を散らかし放題。障子を破り、駆け回っては、どこかにぶつかり、泣く。種なしブドウを食べていると、甥が「コリャ?」と言って、ブドウを欲しそうに指差す。口に潰したブトウを1粒入れるとニマッと笑う。すると姪も駆け寄ってきて、食卓に手を掛け、口を開けて催促。パクッと食べると下を向いて足をバタバタさせ、喜びのダンス。その後、二人で何度も口に含んでは遊びに出かけ、なくなると戻ってきて口を開けておねだり。可愛い~。その後は二人揃ってうんち!子供はお尻の始末も簡単だ。16時半、父帰宅。運転手さんが「お孫さんが迎えてくれて、いいですね」と言うと「うぇ~ん」と大泣き。声はあまり出ないが、話掛けるときちんと答える。18時、A苑のPT担当のIさんより電話。「今日は右膝が熱を持って腫れていたので、立位や歩行はしませんでした。ひどくなったら病院へ行って下さい」とのこと。今は何ともないが、父に尋ねると、膝、肩、肘をIさんが温めてくれたとか。どうして右膝が腫れたのかなあと考えていると、母が「あんたが昨日蹴ったからじゃない?」と言う。うわ~、確かに右足を蹴った!腿を蹴ったつもりだけど、膝も痛めたかしら。ごめんね~。19時半、夕食。鳥ゴボウピラフと酢の物、お浸し。ピラフを久しぶりにお替りしてびっくりする。20時、久々に自分で「空振り5回した」と言う。「トイレ、行ってみる?」に対して「うん」。掴まり立ちしながら、少量排便。食後は阪神戦、巨人戦、中日戦をチャンネルを何度も変えながら、落ち着いて見る。チャンネルを覚えられず、「中日はいくつ?」と同じことを何度も質問する。最近、短期記憶が‥。阪神が8回で3点リードしているのに、「胸が痛い」と言う。そろそろ、イライラの時間帯だからか‥。21時半、洗面中に「阪神勝ったんだ~」と言うと、「大洋に連敗していたからな‥」と呟く。“大洋”と言うところが何とも。歯磨き中はいつものように暴れ、ボディに1発食らう。22時、就寝。23時半、唸り始めたので尿瓶を当てる。左腕に力が入って、せり上がると尿が出る。140ccの排尿だと残尿はないかな。排尿量1130cc。水分摂取量1960cc。
2005.08.04
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9時半起床。昨夜は3回の排尿時のみグチュグチュ言って、尿パッドを投げるが、せん妄ではない。11時間半睡眠で930ccと多めの排尿。立ち上がり訓練中、便意を訴え、トイレへ行くが一塊しか出ない。朝食後、ウトウト。12時、マッサージのSさん来訪。今日は手首よりも左腕を真横に開く動作で痛みを訴える。最後まで頭は下がったままで、Sさんの問いかけにも反応が鈍い。13時半、N先生の往診。眠っていた父は目覚めると、左腕が硬直。先生が左腕を軽く持ち上げると痛そうに右手で嫌がるそぶり。血圧は130-80mmHg。玄関先でN先生「短気になっているようだし、抗うつ剤を試してみますか」とのこと。昼食は蒸したさつまいもと野菜を挟んだサンドウィッチ。食後も「寝る。寝る」を連発。14時45分、トイレにて中量排便。15時、Tさんの訪問看護入浴サービス。頭を上げずに手だけを挙げて挨拶。浴槽台を使っての入浴は湯船に長めに浸かっていられるからか、父も気に入っている様子。浴槽から出る際も父が台を右足で蹴ってくれれば、割と楽に介助できる。入浴中、双子が来る。16時から1時間昼寝。夕方、散歩に行こうと何度も誘うが拒否する。イライラ気味。19時半、夕食。食後イライラがひどくなり、泣いて「寝る~」と訴え、茶碗を倒し、ティッシュの箱を叩きつける。21時、洗面後就寝。23時、「起きる~」「下に寝る!」と喚き、ベッドに自分で腰掛ける。言ってることが支離滅裂で目付きが変。せん妄だ。身近に置いてあるリモコンなどを投げ、水を飲ませようとするとコップを手で払い、母に殴りかかる。正気でないのはわかっていたが、ブチ切れ!左顔面に思い切りパンチを3発見舞い、コップの水を頭から掛ける。母にやりすぎと注意される。その後も寝ながら0時半まで騒ぐ。1時半、縛ってあった可動式のベッドの柵をガタン、ガタンと動かす。畳に寝ているとその音が頭に響く。帯で結ぶ、ほどく、結ぶ、ほどくの攻防が数回続く。何度言っても止めないことに腹立ち、右太股を思い切り2回蹴る!「痛いよ~。お前なんかどっか行っちゃえ~」と大声で泣く。段々私も抑制が効かず、凶暴に‥。父を暴君と呼べなくなってきた。排尿量1510cc。水分摂取量1480cc。
2005.08.03
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昨夜はせん妄がひどく、1時間ごとに尿パッドを投げ、喋り続けて大騒ぎ。母も私もほとんど眠れず、頭がボーッ。7時半起床。立ち上がり訓練を3回やったところで、「うんちだ!」と叫び、その後すぐに「出た~」。尿パッドに1本分出ていたが、便器でイキんでもあとは出ず。お尻を拭いていると「う~ん」と唸り、母が当てていた尿瓶に100cc排尿。朝食後、Kホームのデイサービスへ。父を送り出したあと、朝食も食べず、1時間半ゴロ寝。少しは頭がスッキリする。15時40分、父、帰宅。今日は歌を歌ったと言う。「どんな歌?」と尋ねると「民謡だ」と答える。16時、2階に遊びに来ていた1歳7ヶ月の男児が眠くなったが、騒々しい双子がいると眠れないため、緊急避難で1階へ降りてくる。二人で抱き合ったり、キャーキャーと嬌声を上げながら走り回る。これじゃあ、お昼寝できないよね。父とは握手とジャンケンをする。パーとたまにグーを出せるかどうかでチョキは無理だが、ジャンケンポンの「ポン!」のタイミングで手を出すのは上手。17時半、私は友人WとKと会うため外出。21時半に帰宅するとまだ父が起きていた。今日は甥と夕食を一緒に食べたり、野球を見たり、甥が遊ぶのを眺めたりと、かなり落ち着いていたらしい。歯磨きの時だけ少し苛立ったとのこと。デイサービスの日は会話量も多いし、イライラすることが少ない。リハビリやレクリエーションで体や頭を使ったり、人との接触で緊張するからだろうか。いつもデイの日ぐらい穏やかだといいな。22時、就寝。排尿量1110cc。水分摂取量1520cc。
2005.08.02
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昨夜は5時の排尿時まで熟睡。9時起床。11時間睡眠で400ccの排尿。朝食後、「うんちだ~」と中量排便。その後、1時間半ほど車椅子で居眠り。13時、Sさんのマッサージ。頭が下がったままだが、ストレッチが始まると「痛い!」と訴える。Sさんが何もしていない時でもなぜか痛がる。ランニング姿の父を見て、「引っかき傷だらけだねえ」とSさん。帰り際の挨拶時も頭が下がったまま、手だけを挙げる。「首の筋肉がないからですかね?」と尋ねると「痛い時には頭を上げますから筋肉がないのではなく、面倒くさいのではないですかね」と言われる。なるほど。14時、昼食はいらないと言うが、そうめん、冷奴、オクラ、南瓜をそれぞれ半分ほど食べる。16時半、宝くじを買いに駅まで散歩しようと誘うが、行かないと首を振る。しばらく前までは自分から散歩に行きたがったのに変だね。それでも、義妹と甥が自転車、母と姪がベビーカー、父と私が車椅子というペアで強引に連れ出す。大学のグランドで合流し、双子を自由に遊ばせる。しばらくすると、待つことに痺れを切らした父が怒ってティッシュの箱やタオルを投げ始める。そのうえ自分で車椅子を漕いで帰ろうとしてる!しつこく手を出してくるのでティッシュの箱で頭をぶったら、目にも留まらぬ反射神経で私の右腕を掴み、噛み付く!その後、スーパーで買物。まだ、怒りが収まらず、刺身のパックをスーパーの籠の中へ叩きつける。レジの直前、甥が泣き出し、出入口付近へ移動すると、今度は母に四点杖を振り上げる。帰宅途中、「何か面白くなかった?」と聞くと、「面白い訳ないじゃないか!バカヤロー」と大声。罵声ははっきり言える。上り坂をハーハー言いながら、車椅子を押す。自宅まで残り100mの時、また殴りかかってくる。頭に来て「自分で漕いで帰れば?」と突き放す。トボトボと2m漕ぐがすぐに音を上げる。「謝ってよね」と言うと「うぇ~ん、ごめん‥」と泣きべそ。18時半、帰宅。19時、「寝る!寝る!」と興奮し出したため、父だけ先に夕食。洗面後、21時少し前、就寝。21時半には目覚め、せん妄状態に入る。やたらと喚き続け、何度も尿パッドと枕を投げる。排尿量830cc。水分摂取量1420cc。外の風に当たると気分転換になると思ったが、今日は強引に連れ出したのが失敗だったかも。
2005.08.01
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10時起床。結局、昨夜は6時半以降も喋りっ放し+チョッカイ攻撃でほとんど眠れず、頭がガンガンする。立ち上がり訓練を4回やったところで、唸り出し「うんちだあ」。トイレまで歩かせるが、一本分尿パッドに排出済み。その後、便器で数本排便して終了。朝食後はテレビを見ながら、少しウトウト。お昼はさつまいもとバナナ。食欲はないと言う。15時半、義妹が外出のため、双子を預かる。二人ともご機嫌であちこちを駆け回る。壁から剥がれて食卓の上にあった自分たちのカレンダー写真を囲んで、笑いながら何事かをゴチョゴチョ話し合っている。そのうちに姪が、父のベッドに乗っかり、その写真が張ってあった壁にそれを懸命に貼り付けようとしている!テープの糊がダメになっているから貼り付きはしないが、剥がれてから何日も経っているのに、そこに自分たちの写真が貼ってあったことを覚えているなんて!その賢さに驚く!父とは何回か握手をして、ボールのやりとり。17時半、義妹が戻り、涼しくなったから双子を歩かせるため、散歩へ行こうと誘うが首を振る。説得して連れ出し、双子を公園で遊ばせる間、母が両手の爪を切る。19時に帰宅後は、阪神×ヤクルト戦を観戦。19時半、夕食は豚肉と野菜の鉄板焼、チキンライス、茄子と油揚げの味噌汁。父は豚肉を食べないため、仕方なく一人だけウィンナー。デザートは桃。久しぶりに残さず食べる。21時、自室にいると呼ばれ、父の傍へ行く。「9回にホームラン打たれた」と話す。用件はそれだけだが、話している間に阪神の負けで試合終了。即、洗面を要求。「お風呂は入らない」と言うが、汗がベットリだし、入ろうと促す。オートミールと重曹のお風呂に入浴後、22時就寝。排尿量830cc。水分摂取量1420cc。今日は最近にしては滅多にないことだが、「イライラする」と言わず、落ち着いていた。
2005.07.31
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10時起床。昨夜はショートステイでの疲れが出たのか、3時の排尿以外は尿パッドも外さずに熟睡。朝食後、車椅子で2時間居眠り。14時、枝豆、バナナ、桃を食べる。その後、車椅子で再び居眠り。「寝る!」と言わないだけいいが、目覚める度に「眠い」と呟く。15時半、双子が遊びに来る。双子は?と盛んに言っていた割には関心を示さず、ウトウト。18時半、サンドウィッチとスポンジケーキを摘んだあと、トイレで中量排便。19時半、夕食。食後、イライラし始め、不穏になる。阪神戦も目に入らず、「寝る!」を連呼。入浴せずに、洗面後、20時半就寝。一瞬で寝入るが、21時半頃より「出た~」「眠れないよ~」「痛いよ~」とグチュグチュ言い出す。量は少ないが失禁も3回。23時半、目が飛び出そうな顔でベッドに腰掛け、「下に寝る!」と畳に敷いてある布団を指差す。どうやら、せん妄らしい。素直に言う通りにする。その後、30分ごとに尿パッドを外し、「出た~」「せん妄だ~」と騒ぐ。布団に防水シートを敷いただけの上に寝かせたため、尿パッドを外して放尿されたら大変。気配を察知できるよう、父の左隣に掛け布団を半分に折って寝る。前回、父の右隣は右手のチョッカイで睡眠を妨げられたので、今日はマヒ側の左隣を確保。1時20分、尿パッドを投げた音に気付く。尿パッドを交換し、ストローで水分補給。せん妄のため、ブクブクと吐いてばかりで二口しか飲めない。3時過ぎ、いきなり喉を鷲掴みされ驚く。横を見るとえっ?ウソでしょ?父が左半身を下にして横向きに寝ている。どうやって寝返り打ったの?ベッドでさえ、左側の柵に掴まることはできても、寝返りまではできなかったのに‥。左半身を下にできたまではいいが、うつ伏せになりかかって「苦しい‥」と呻いている。右肩を軽く押すとゴロンと仰向けになる。その後も2度、爪を立てて喉を掴まれる。あまりの痛さにキレ、額を掌で叩くと「痛いよ~」と叫ぶ。6時半まで何度も「起きる~」「死んじゃう~」「お姉ちゃん、手を握って~」とウルサイ。手を握れば掌に爪を立てるし、襖を何度もバチンと開閉する。「○○ちゃん(双子)たちが起きるでしょ!」と怒ると「ごめんなさい」と言うが、止めはしない。ただでさえ蒸し暑く寝苦しいのに、気がおかしくなりそう。排尿量は460ccと記録を取り出してから最少。水分摂取量1720cc。
2005.07.30
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朝から暑い!双子の水遊びに仲間入りしたくなる。13時にショートステイ先へ父を迎えに行く予定だったが、弟が行ってくれることになる。M病院でOT後、15時15分、帰宅。頭がダラ~ッと下がり、体が重そう。昨日、少し嘔吐、発熱したらしい。M病院で「うんち」を訴え、2回トイレへ行ったが出なかったとか。でも、何だか臭いぞ~。リハパンを覗くと、うんちが3cmほど飛び出ている。足が動かず、フラフラしながらトイレまで歩かせる。ピンポン球ほどの塊を4個排便。おやつに桃を食べる。しばらくすると双子が遊びに来て、握手。ケア記録を読む。初日、午前は計算問題を少し解き、傾眠。午後は居室で臥床。面会の別れ際、涙を流す。夜間は良眠。2日目、6時半に声掛けにて起床。元気に「おはよう」と言う。午後、昼寝時にドロッとしたものを少量嘔吐。血圧156-93mmHg、脈拍105。17時、検温36.9℃。夕食は「いらない」との返事。20時、検温36.3℃。失禁にてシーツ、衣類交換。ポカリを100cc飲む。23時、ダイパー交換の要望あり。夜間はほぼ良眠。3日目、検温36.2℃。声掛けにより7時15分起床。笑顔が見られる。朝食後、1時間静養。ポカリゼリー、アイスカフェオレを飲む。本人からお茶の要望あり。排便、入浴の記載はなかった。車椅子に“昼寝は30~1時間以内”と紙を貼ってくれたり、退屈しのぎに計算問題なども行ってくれ、引継ぎ時にお願いしたことによく対応してくれた様子。ケア記録を渡してもらえると様子がよくわかるし、父との会話の種になるので有難い。17時過ぎ、何だか臭い気がして、鼻をフンフンさせながら、父の体の回りの臭いを犬のように嗅いでいると、父が相好を崩して笑う。ケア記録にも笑顔とあったし、いいぞ~。もっと笑って!18時より阪神×ヤクルト戦を観戦。19時、尿瓶で排尿。まだ白い粒子状の浮遊物あり。19時半、ケアマネさんより様子伺いの電話あり。電話を切り、「来月は3泊4日を2回予約してあるけど、どうする?」と尋ねると、「2泊3日が2回ならいい」と答える。ショートに行く前よりも柔軟になっていてひと安心。そう言えば、今回はエレベーター前で待ち続けたり、「帰りたい」と言ったり、泣いたり‥という記載がケア記録になかった。少しは落ち着いていられたのかな?夕食は切干大根を残すも、ご飯、お刺身、オクラはよく食べる。「イライラする」と言うも、阪神戦終了時までテレビ観戦。入浴後、22時就寝。
2005.07.29
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昨夜は排尿時以外はまあまあ眠っていた様子。11時間半睡眠で1260ccの排尿量。夜間のみでこれだけ出るのは久しぶり。ここのところ、一日量でもこれほど出なかったのに。8時起床。立ち上がり訓練中に「うんちだ!」と訴え、トイレヘ。ピンポン球ぐらいがひとつ出て、終わってしまう。今日からすったもんだの末の2泊3日のショートステイ。最初は3泊4日の予定だったが、「絶対、行かない」と言い張り、「面会に行くから」「今回は予定入れちゃったし、ね、お願い」と何度も頼んで、やっと同意にこぎつけた。機嫌を損ねないようにショートの話題を避けるが、自分で指を2本立てて、2泊かと何回も確認する。朝食後、再び少量排便。10時50分、Kホームに到着。職員さんに引継ぎを終え、「じゃあ、金曜の1時に迎えに来るね」と話し書けるが返答なし。職員さんが父に「あら~。ブルーになってますかあ?」と明るく声を掛けてくれるが、それでも無言‥。あまりの暗さに後ろ髪を引かれるが、仕方がない。自分で楽しみを見つけて頑張って。16時、ショートステイ先より電話。体を痒がるので、痒み止めの薬を持って来てほしいとのこと。寝る前の抗アレルギー薬は持たせたけど、早くもストレスで痒みが出てしまったらしい。17時半、母、義妹と双子と一緒に面会へ。湿疹がほとんど治っていた右足の脛を掻き壊し、両足のくるぶしも血が出ている。なるべくなら避けたいプロパデルム軟膏を塗る。双子は利用者さんや職員さんから「可愛い~」「あ、照れてる」「双子みたいね」と注目を集める。二人とも父と握手をするが、父は嬉しそうではない。手紙を見せても、読まずに押し戻し、「早く、帰れ」みたいな雰囲気。廊下へ出ても、ユニットへ戻ると何度も指を差す。双子はフロアで飼われている猫に近づく。姪はちょっとコワゴワ。甥はいきなり猫の体を両腕で押さえつけ、逃げられる。夕食間近になり、職員さんにお願いをして、バイバイ。帰りに公園で双子を遊ばせて帰宅。面会へ行っても喜ばないのは、余計に淋しくなるからかなあ。
2005.07.27
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昨夜は辺泥先生の治療を受けたが、せん妄にはならず、排尿時にグチュグチュ言っただけで、比較的よく眠る。8時起床。10時間半睡眠で排尿量は480cc。朝食後、何度も「今日はデイで、明日はショートステイが2泊か」と確認する。洗面を済ませ、「うんちは?」と聞くと「出ない」と答える。デイのお迎えを待つべく玄関へ。手摺りに掴まり、靴を履き替えようとしゃがむと「ん?臭い?」。父に「おならした?」と尋ねるが「しない」との返事。もしかしてと思って、ジャージを引っ張り、リハパンを覗こうとしたら、手にムニュッという嫌な感触‥。親指を見るとうんちが付いてる!キャ~。悲鳴を上げるが、あと5分でデイサービスのお迎えの時間。嘆いている暇はなく、3倍速モードにギアを入れ、父の左足を蹴ってトイレまで早足で歩かせる。股から腰の上までうんちがベッタリ。母と手分けして必死に拭き取る。「うんち出たのわからなかった?」と聞くと「わからない」と言う。リハパンと尿パッドを慎重に外し、立ったままジャージを脱がす。母が後ろから肛門を拭き、私が前から陰嚢を拭く。途中で迎えの車が到着。少し待ってもらう。5分ほどで後始末を終え、9時半に大雨の中を送り出す。母と二人で虚脱感‥。便失禁していても、時々気付かないことがあるのがショック。朝食を軽く食べ、30分ほど眠る。15時半、父帰宅。職員さんが「○○さん、また来週!」と肩を叩いて、声を掛けてくれる。部屋へ入ると「お風呂で机を叩く人と一緒だった」と話す。双子に会いたいと言うので、2階へ行き、義妹と二人を抱いて1階へ。一日会わなかっただけなのに、随分顔が大人びている。大阪の水に合ったかな。しばらく遊んでからそれぞれ父と握手。17時半、尿瓶での排尿時、白い粒子状のものが数多く浮かぶ。再度確認したいが、尿瓶で採尿できるのは日に1,2回だから難しい。18時、「ご飯!」「イライラする」が始まる。19時、夕食。餃子とご飯はかなり食べるが、南瓜の煮物と味噌汁は残す。食後、巨人×阪神戦を見ながら、イライラすると言い続けるが、グレープフルーツを食べ、20時過ぎまで何とか我慢。洗面後、21時に就寝。排尿量1040cc。水分摂取量1850cc。
2005.07.26
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9時半起床。昨夜はせん妄。枕や尿パッドを投げて騒いでいるのはわかったが、起きれず‥。そのため全身が尿でビショ濡れ。シャワーをしに風呂場まで歩かせる。顔を石鹸で洗っていると、人差し指を噛まれ、皮膚がめくれる。3倍にして反撃するが、今日は珍しく再反撃なし。朝食後、車椅子にて居眠り。12時半、「おしっこ行く?」と声を掛ける。トイレ目前で「うんちだ~」と叫ぶが、すでに尿パッドにこんもり。あ~あ。便器にて残便を排出後、お尻を拭いていると放尿!慌てて尿瓶を差し、短パンだけの最小被害で抑える。13時、Sさんのマッサージ。「調子はどう?」と聞かれ、頭を下げたまま「悪い‥」と答える。「調子悪いなら、今日は軽めにしておくね」とSさん。あまり痛がらないが、ほとんど眠っている。14時半、昼食は蕎麦とサラダ。15時半、辺泥先生の治療院へ。高速は大渋滞だが、父は居眠りもせずに、顔を上げている。17時半、父、母、私の順番でアジャストメント。父は「首の左側がだいぶ柔らかくなった」と先生。ベッドに横になる時に、どうしても首がポキッと鳴ってしまうが、それは問題ないとのこと。今日は左右に首をボキッと回して、仰向けのまま安静にする。すぐに寝息をたて、その後数回ムセるが、大騒ぎはせずに終了。治療後、辺泥先生の患者さんで肺癌が消えたという方のビデオを見せて頂く。上部頸椎を調整したら、血痰が出て、癌が小さくなり、お医者さんも驚いていたとか‥。お元気そうな姿に励まされる。「良かったね~」「凄い」と母と話しながら見ていると、父が出口を指差し、“早く行こう”というように何度もしつこく催促。後で母に聞くと、私がソファでリラックス中もやっていたとか。せっかちというか、待てない性格は困ったものだ。19時、先生に頂いたグレープフルーツを車の中で食べながら、お弁当が出来上がるのを待つ。20時半、帰宅。お弁当を食べるが、半分ほどで「もういい」と残す。食事の量は明らかに減っている。歯間ブラシとマウスウォッシュ後、21時半就寝。今日は初めて右半身を下にして、ベッドの柵を掴みながら横向きに寝る。すぐに寝付き、知らぬ間に自分で仰向けになっていた。排尿量1270cc。水分摂取量1760cc。
2005.07.25
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1時より多少せん妄気味。4時半、「おちんちんが苦しい~」と騒ぐ。もしかしたら‥と思い、筒型尿パッドを外す。「どう?楽になった?」と聞くと「楽になった」と答える。尿パッドを量ると340ccもある。苦しいというのは、重いという意味かな。6時半、ベッドに腰掛けて「起きる」「起こして」と言いながら、下で寝ている私を蹴る。手摺りを縛ってあるため、お尻がずり落ちて、昨夜と同じく落ちそうになる。慌てて引っ張り上げ、ベッドに寝かせる。8時起床。バナナを1本食べて、大阪へ出かける弟夫婦と双子を坂まで見送る。帰り道、15mほど杖を突いての歩行練習をするが、足の運びは今ひとつ。9時半に朝食。洗濯物を干そうとしたら、細かい屑がいっぱい付着している。よく見るとポリマーと紙!洗濯物をひっくり返してみたら、股部分が千切れたリハビリパンツが!あちゃ~。さすがに使用後の物ではないと思うけど、どうして洗濯機に入ってしまったのか‥。近頃、何をやってもボケボケ。11時半、「寝る」と自分でベッド脇に車椅子を移動させる。立ち上がって、移乗しようと腰を持ち上げたら、唸り出して「うんち出た!」。尿パッドに拳大と便器に座ってからも大量排便。13時半まで2時間ほど昼寝。14時、昼食はそうめん、玄米フレーク&オートミールの牛乳掛けとオレンジ。夕方まではテレビを見ながら、ウトウト。18時過ぎより突然イライラし出して、「寝る!寝る!」を連発。ご飯もいらないと、19時にベッドへ。20時に目覚め、「今日は辺泥先生のところへ行く?」「新聞持って来て」「ジュースとパン」など???の発言。これらは通常朝起きた時の発言パターンなのに。何度も昼寝しているせいか、起きた時に夜と朝の区別がつかない様子。軽く夕食を食べると、すぐに「寝る!」とイライラし、落ち着かなくなる。洗面後、21時就寝。あっという間に寝入る。排尿量1090cc。水分摂取量1800cc。
2005.07.24
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昨夜は母が父のベッドの隣に寝る。3時半、自室で寝ていると、騒々しい声と音で目覚める。洗面所でパジャマを洗っている母に声を掛けると、父がベッドから落ちた!と言う。開閉できるベッドの柵を外側に開いたまま縛ったため、掴まる場所がなく、父が自分でベッドに腰掛けた際、麻痺側の左に倒れ、柵のない足元から落ちたらしい。畳に落ちても、ベッドの下にある靴や装具を拾って投げていたというから怪我はしてないね。母一人ではベッドへ上げられない。そこで母が寝ていた布団に父を寝かせたところ、尿パッドを外して失禁したので、パジャマの下洗いをしていたと話す。そんな大事になってるなら、起こせばよかったのに‥。父に「大丈夫?」と尋ねると、「落ちた~」「横に寝て~」と泣きそうな顔をして、右手を差し出す。肌掛けを敷布団代わりにして、父の右側に寝る。父は安心した様子ですぐに寝付くが、何度も無呼吸状態になる。その度に喉を軽く揉むと、プハッと息を吹き返す。気になりつつも眠ってしまったが、今度は父が私の体を叩いたり、掴んだり、触ったりする。何度も手を払うが、しつこく右手を出してくる。そんなこんなで結局、眠れぬ一夜。右手の届かない父の左側で寝るべきだった。10時半起床。まだ「寝る」と言うが無理やり起こす。遅い朝食を食べ終ると、もう12時。13時半から15時まで昼寝。その後、おやつを食べる。16時半、「ご飯」!と泣いて怒り出し、軽く昼食。ところが父は夕食のつもりだったようで、「寝る!洗面!」と騒ぐ。「まだ夕方の5時だよ。起きてて」と説得するが、「イライラする」と怒る。仕方なく、強引に散歩へ連れ出し、姪のベビーカーと一緒に1時間ほど付近を回る。公園で姪を遊ばせたあと、100円ショップで買物。義妹と甥に会う。18時半に帰宅後、プロ野球のオールスターを観戦。長めの散歩で落ち着いたのか、21時まで大人しくテレビを見る。皮膚病によく効くというオートミールと重曹を入れたお風呂に入り、22時就寝。排尿量930cc。水分摂取量1770cc。
2005.07.23
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昨夜はせん妄。7時半起床。10時、F病院の皮膚科へ。11時、I先生の診察。右足甲を見せると「もう一息ですね」。左足首は膿が出ている。自家感作性皮膚炎はもぐら叩きのようなものだから、ちょっとの痒みでも次々と薬を塗らないと治まらないとか。掻き壊して地肌が見える腰は、座りっぱなしで、皮膚が硬くなり、痒くなると言う。11時半、病院の食堂で天丼を食べる。エプロンを忘れ、トレーを口の真下まで持ってくる。何度かムセるが、回りの騒音に掻き消され、目立たずに済む。昼食後、母は産婦人科受診のため病院に残り、父と私はM病院へ。13時、PT。台に横になり、Sさんが両足のストレッチ。Sさんの問い掛けに目をつぶったまま答えるが、反応が鈍い。そのためSさんがあ・い・う・え・おの発声練習をしてくれる。次は舌を出したり、左右に動かす練習。“ショートステイに行かない!”という話をすると、「○○(父)さんはうちが好きですもんね」とSさん。私が口を挟むと、父が「ウルサイ、バカヤロー」と叫ぶ。実習生のHさんが「娘さんに甘えているんですね」。Sさん「あ、実習生にまで言われて‥」と和やか。次はSさんが上げた手に、腰掛けたまま父が右手を合わせるバランス訓練。倒れそうになり、Sさんの手にうまく合わせられない父が、突然Sさんの顔を掴もうという仕草をする。仰け反るSさん。Hさん、大笑い。「今やりそうな気がした~」とSさん。父も笑ってる。座位と立位での風船打ちは、目が大きく開き、姿勢もいい。途中、Oさんがまた、ひと笑いさせてくれる。歩行訓練後、終了時の挨拶。父が下を向いたままなので、「上を向いて、有難うは?」と言うと、顔を上げ、「有難う」とかぼそい声を出す。SさんとHさんが「聞こえた~」と笑うと父も微笑む。リハビリ自体は不出来だったが、何度も笑顔が出たのは大収穫。OT中は所用を済ませ、病院へ戻ると「足の踏み換えはよかったですよ」とAさん。帰りの車中、小さなパンを3個食べる。16時半より昼寝。1時間ごとに起こすが、最近のパターン通り、夕食も食べずに眠る。21時、パジャマに着替え、就寝。23時頃よりせん妄気味。排尿量1200cc。水分摂取量1700cc。母は肺のX線検査の結果、腫瘍が増大している様子‥。数時間落ち込むが、その後久々に逆境パワーが沸いて来るのを感じ、倦怠感が吹き飛ぶ。
2005.07.22
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昨夜は中程度のせん妄。7時起床。8時半、朝食後、排便。カレンダーを見ながら、ショートステイには「絶対、行かない」と何度も言う。ケアマネさんが探してくれた新しい施設も嫌だと首を振る。「一ヶ月に一度でいいから休みたいな」と話すと、「そんなこと知るか、行かない!」と怒って、カレンダーを口にくわえ、右手で引き千切る。それなのに、山梨の温泉病院ならいいとか言って、訳がわからない。9時、A苑のデイサービスへ。父の外出後、ケアマネのTさんと電話で相談。Tさんが骨を折ってくれて、定期的に利用できるようになったのに申し訳ない。ギリギリまで待って対処することになる。16時半、帰宅。大相撲を見ながら、「帰りは車に何人乗ってたの?」と尋ねると「2人。NさんとMさん」「Mさんは静岡出身だ」など、珍しく会話になる。さりげなく「別な施設ならいい?」「3泊4日じゃなくて、2泊3日はどう?」と聞く。すると、人差し指を1本立てる。1泊ならOKという意味らしい。「来週はもう予定いれちゃったから、2泊3日でもいいかな?」と言うと顔をクシャクシャにして泣きそうになるが、頷く。明日になれば気持ちが変わっているかもしれないけど、とりあえず駆け引き成功。夕方、母が飲んでいる補中益気丸という漢方薬を8錠飲ませる。その後、「あれを飲んだら、喉がおかしい」「苦しい」と言うが、これは気のせい。クルクル棒や吸引機を使うが、唾は少ししか取れず、違和感は残ったまま。19時、夕食。少しおかずを残す。まだ喉が苦しいらしく、「変な薬を飲ませたからだ」とヤケに神経質。喉が変だから、鯛焼き食べると言う。近頃、鯛焼きはいらないということが多かったのに面白いね。20時、「寝る」「イライラする」と洗面を催促し、車椅子で洗面所前に陣取る。「お姉ちゃん、頼む」「お願い~」と妙に低姿勢。洗面後、20時半就寝。23時からガチャガチャとベットの柵を開閉。寝息を立てているのに、無意識に柵を動かす。23時半、痒みを訴え、アレジオン服用。排尿量1120cc。水分摂取量1830cc。
2005.07.21
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9時半起床。立ち上がり訓練時に便失禁後、トイレで少量排便。朝食はバナナとパンで済ませる。11時半、Sさんのマッサージ。近頃は以前のように激しく痛がったり、怒ったりすることはないが、Sさんの手をコンコンと人差し指で叩いて、「痛い」と訴える。昼食は茹で方を失敗して芯が残った蕎麦。14時、N先生の往診。一日中、寝ている日が多くなったと報告。先生が血圧測定している間も、「寝る。寝る」とブツブツ。玄関で先生が「鬱のような感じですね」「デイの日は割と起きていますが、デイの次の日は寝てばかりで‥」と答えると、「それなら、デイの疲れがあるのかな。薬はもう少し様子を見て考えましょう」となる。脳梗塞を起こしているような雰囲気ではないと言われ、ひと安心。15時、訪問看護入浴サービスのNさん来訪。相変わらず「寝る」と呟いているが、入浴。浴槽から出る時に、浴槽台を父に右足で蹴ってもらうとだいぶ楽。入浴後はそのままベッドへ。Nさんに「ショートステイに行かない」と言い出したと伝えると、“なぜかしら”と親身に考えてくれ、ケアマネのTさんに相談しますとのこと。1時間半ほど昼寝後、「散歩行く?」と尋ねると、「行く」との返事。気が変わらないうちに慌てて支度。預かっていた姪をベビーカーに乗せ、一緒に出発。途中、和食ファミレスを指差し、「ハヤシライス食べる」と言うのでビックリ。ここはハヤシライスはないから、家で作ると説得する。スーパーでハヤシライスの材料を選んでいると、イカ刺しも食べたいと主張。陳列棚で焼き蕎麦を見かけると、今度はハヤシライスじゃなくて焼きソバがいいと言う。目に入ったものが食べたくなるようだ。帰宅後、牛乳を掛けた玄米フレークのおやつ。19時、夕食は焼きソバとジャガイモ、シシトウ、人参の鉄板焼き。食後、イライラして「寝る」が始まる。「まだ食べてるからちょっと待って」と言うと、興奮して「自分のことばかり言うな!」とリモコンを投げる。「自分のことばかり言うのは自分じゃない!」と反論するが、興奮してる父の耳には入らない。車椅子をガタガタさせて暴れる。20時半、洗面後、就寝。排尿量は1120cc。水分摂取量1350cc。
2005.07.20
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昨夜は0時過ぎから完全なるせん妄状態に入る。「痛い~」「死んじゃう」「寒い~」と喋り続け、パジャマのボタンを外し、尿パッドと枕を投げ、ベッドの柵をガチャガチャ鳴らす。1時半、尿パッドを引き千切り、ポリマーを散乱させる。暑くてツナギを着せる訳にはいかない。尿パッドを何回嵌めても投げるので、リハビリパンツだけで寝かせる。3時、防水シーツを自分の体に器用に巻き付け、肌掛けを顔に被せて「苦しい~」と騒ぐ。4時、枕を2mほど離れた襖にドンとぶつける。ウルサイうえに手間のかかることばかりして、ちっとも眠れない。4時半、母の名前をなぜかフルネームで呼び続ける。最初は無視していたが、あまりにしつこく、「あと2時間眠ったら、会えるよ」と言うと、「わかった。2時間寝る」と答えて、その後1時間半ほどは本当によく眠る。6時頃からまた騒ぎ出す。7時半起床。一晩中騒ぎ続けたにしては、立ち上がり訓練で左足がよく上がる。朝食後、来週はショートステイでお休みしますという連絡メモを書いていると、急に「(ショートステイは)もう行かない!」「今日、断ってくる」と言い始める。「どこが嫌なの?」「机を叩く人がいるから?」と尋ねるが、「関係ない」「嫌なところはない」「絶対に行かない」「断るから」と強硬に言い張る。いつかは言い出すのではと恐れていた一言だけど、困ったなあ。9時25分、Kホームのデイサービスへ。16時40分、帰宅。大相撲や水戸黄門を見て、18時からは阪神×横浜戦を観戦。19時、夕食。食後も落ち着きがある。21時、「イライラする」と呟くが、外見上は穏やか。延長戦をしばらく見たのち、洗面。歯磨き中もいつもほど抵抗しない。22時、就寝。排尿量は700cc。5日続けて1000cc以下。水分摂取量1350cc。
2005.07.19
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