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今日、8月6日は、人類史上初めて、原子爆弾が一般市民に対して投下された、
忌まわしい日であることはご存じの通り。
で、そんな今日、紹介したいのは 「夕凪の街 桜の国」
です。
これは、 以前紹介した
田中麗奈主演の映画の原作となった作品で
広島市出身の漫画家こうの史代さんが 「ヒロシマ」
を描いています。
作品は、昭和30年の広島を舞台とした第一部の “夕凪の街”
と
昭和62年と平成16年の東京を舞台とした第二部の “桜の国”
の
二部三話構成となっており、原爆投下から月日が流れ、
被爆者以外にとっては徐々に風化しつつある“ヒロシマ”が今なお、
日常の中に潜んでいることが描かれています。
この作品を読んでまず思うのが、登場人物のコミカルな“動き”。
映画版においてもそういった傾向は見られたのですが、
コミックスではその傾向がさらに顕著になっているように思われます。
“舞台”に登場している一人一人の人物が、とてもイキイキとしており、
言うなれば “生命感”に充ち満ちている
んですよね。
それだけに、その間から垣間見える、
首元に突きつけられている“ヒロシマ”の影
が、より一層際っているように感じられました。
通常兵器と違い、原子爆弾が被爆者やその家族、子孫にまで
重い枷をはめるんだ、ということを痛感させられます。
それだけに、 “平和”であることの有り難さ
を感じますね。
(そういや、 スカイ・クロラ
に込められたいくつかのメッセージの中の一つもその手のもんだったなぁ。未だに昇華しきれてないけど。)
また、この作品では、自分の過去や宿業と真摯に向き合うことで
新たな一歩を踏み出せるのでは、ということが明示されています。
普段は快活と評したくなるような雰囲気を持つ主人公の表面と、
心の中にある“忌むべき過去”とのギャップが、
読者にとってはとても印象的なものとなっています。
原爆投下から既に63年経っているわけですが、今朝の平和祈念式典を見ていると、
広島市民にとって8月6日という日がとても重視されている事が感じられます。
原爆が投下された頃には卵どころか卵子の欠片にすらなってなかった
小学生が、式典において核兵器廃絶の思いと平和への祈りを
スピーチしている姿を見ていると、広島市民にとって“被爆体験”は
語り継ぎ、その教訓を子々孫々まで受け継いでいくものとなっているように
オイラの目には映りました。
きっと、神戸市民にとっては“あの日”が性質を同じくするものなんでしょう。。。
あの時に受けた“衝撃”とその後の助け合いの心、そして復興への希望、
自分たちの経験が、その後の世界で生かされることを切に願う想いが
形や規模、積み重ねた年月は違えども、相通ずるものを感じました。
さて。
自分は、ちゃんと“自分”と向き合えているのかな…
聖地巡礼 2009.10.18
キャッチャー・イン・ザ・トイレット!こ… 2009.09.04 コメント(2)
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