歴史小説が好きな爺のHP,

つづき・8

自分の子供を育てて来た過程において、親と子供の意見の相違が間々有った
事でしょう、そんな時に貴方は親としてどんな態度で、子供に接して来たので
しょうか。褒めたり喜んだり、叱ったり説教したり時には殴ったりもしたでしょう。

「親の心、子知らず」で、大抵の場合は反発や抵抗された事でしょう、
親としては子供の為と思っても、子供は素直に受け取れなくて親の干渉と感じ
てしまい、親のエゴや見栄の為に叱られるのは真っ平ゴメンと言う態度でしょう。
親としては子供の将来の事を考えて叱り説教するのに、子供から見れば
「親なんか自分の事だけより考えていないし、子供の事なんか愛していない」
と誤解している子供達も居ると思います。

　誤解の原因は対話の少なさや考え方の違いから来ると思います、子供は普段
の会話が欲しいと思っていても、親は仕事や付き合いが忙しくて子供との触れ合いや
対話を疎かにしてはいないだろうか。

　「遣りたい事は遣らしているし、欲しいものは与えているし小遣いだって
充分遣っているのに何が不満なのだ」と親の方でも、子供が本当に求めている
物が何か、分かっていない親も居る事でしょう。
　自分では良かれと思っても、相手が理解してくれなければ、有りがた迷惑
だったりすれ違いに成ってしまいます。場合には相当の重荷に成ってしまう
事も有るはずです。

　この親子関係と同じ様に、夫婦関係に措いても言えるのではないでしょうか。
お互いに良かれと思って遣って来た事が、実は相手にとっては嫌な事だったり
重荷に思っていたり、負担を掛ける事だったりしていませんか?
今一度自分の行動をチェクして見ては如何ですか、そしてお互いに気付いた
事や言いたい事を話し合ってみる事は、これからの生活に措いて大切な事では
無いでしょうか。

　話し合うにはタイミングや気持ちの準備が必要です、いきなり言いたい事を
言っても、相手にそれを受け止める余裕が無ければ、上手く話し合う事は出来ないと思う。

　その為には先ず相手に「今度私達夫婦の将来に付いて、腹を割って話し合いたいので
時間を作って欲しい」そしてその時には「耳の痛いことや腹の立つ事が有るかも
知れないが、決して感情的になって怒ったりしないで、話し合って欲しい」と
前もって伝えておく事が必要と思います。

　伝えておく事により、相手に考える時間や心構えが出来きます。
不意打ちでは相手も驚き、心構えが出来ていないと感情的になり、売り言葉に
買い言葉となり、喧嘩になるのは目に見えている。

　同じ言葉でも言い方によっては受け止め方も違ってきます、その時の相手の
心理状態によっても受け止め方が違います。充分に相手の準備が出来る環境を
作り、受け止める態勢の時に話し合う事が成功の秘訣です。

何事も遣るのは本人自身です、誰もあなたの代わりになってくれる人は
いません。これからの生活プランを立てる上で大切な事は、自分自身で
出来るプランを立てる事が大事です。

　親や子供を当てにしたり、配偶者に任せきっりでは必ず何処かに
無理が出て来ます。親の遺産を当てにする、老後は子供に看てもらう等と
考えて居るのならそれは甘い考えです。

　自分の貯蓄や-退職金・年金-(最近では必ずしも当てに成らないかも)だけで
出来るプランでなければ上手く行かないと思います、経済的な心配の
無い人は別ですが、大抵の人達は貯蓄をして行かなければ、退職後の
生活が心配な筈です、これらの事を考えたら、今から無駄な消費を省いて、
節約して行く事を考え無くては、将来の生活が心配です。既に親を亡くしている人は別ですが、痴呆や寝たきりの親の介護で苦労をしている人は
自分の将来を考える余裕がないかも知れませんが
それでも自分達の事は自分達で解決して行くより道は無いはずです。

　他人に頼っていては中々よい道を見つける事は出来ません、進む道は
幾つも有ると思いますが、自分に合った道を見つける事が大事な一歩です。

「平坦な道」
「平坦でも砂利道」
「平坦で舗装された道」
「山あり谷ありの道」
「近道だが危険な道」

道は色々でしょうが、自分に向いていない道や危険な道を選択すると、
後々苦労したりトラブルに巻き込まれる恐れが有るので、慎重に選ぶ事
が肝心です。

　平坦な道を選ぶと安全に進むことが出来るが出来るでしょう、
近道を選ぶと早く目標を達成出来るかも知れないが、確実性に欠けるし
危険が伴う、どの道を択ぶかは、夫婦・家族で良く話し合って決めなければ、失敗をする可能性がある。

　自分ではこの道が合っていると思っていても、周りの人達は「その道は
合って居ないし、出来そうにも無い」と言うかも知れません。
　-我が道を行く-を貫くのも大切な事では有るが、そのために家族や配偶者に
迷惑や苦痛を与えては平穏な生活を築く事は出来ない。

問題は迷惑や苦労を与えて居るのに、それに全然気がつかない人である、
更に困るのは、それが家族や配偶者の為になると、勘違いをしている人です。
　　　　　　　　　　　　　　つづく　　　　　　　　　

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