我が妹


私はファザコンに加え、自他共に認める『シスコン』である。(姉妹の場合こうは言わないのかな??)

私より3つ年下この妹、我が家のリトル・プリンセス。もう20歳こえてるから、リトルでもなんでもないのだが、扱いはいまだにそんな感じ。

さて彼女、私が去年留学1年の期間に、なんと!

『30kgの減量』

に成功したのだ。

父上がおデブの為か、不運にもしっかりそのDNAを受け継いで、これまでず~っといわゆるおデブちゃんで通ってきた。
が、太っちょの割に、どうしてもデザインなどパッとしない限定されがちな「大きいサイズ服」の中からもいつも可愛らしいモノ選んできたり、時には自分でリメイクなどをしたりして、小綺麗にしていた。メイクも髪型も私なんかよりずっとしっかりやっていたし。だから、太っているという事を忘れてしまうというか、世間一般の太った女の子、なイメージとはかなり違っていた。

彼氏も過去しっかりいたし、今ももう付き合って4年目の「シンチャン」という素敵な彼氏もいる。

この妹は、姉が言うのもおかしいが、顔も可愛らしい。
「痩せたらさぞかしモテるだろうな」
と良く感じていた程だ。そして、何より『キャラ&ノリ』が、非常に良い!
彼女に会った事がある人はほぼ全員という位
『1家に1人欲しい』
と言う。
芸能人でいえば、森 久美子さんみたいな感じだろうか。

『私はデブに誇りを持ってる☆』
なんて言いのけちゃう様な子(笑)


まあ、何がきっかけかは知らないが、こつこつとダイエットをし1年で30kgの減量。(今もまだ続けている様で体重は順調に落ちて行っているらしい)
予想通り綺麗になり、服選びなど普通サイズのお店にいっても入るのがあるから、と楽しくて、嬉しくて仕方がない様だ。



小さな頃は、この子の存在が煩わしくって仕方がなかった。
末っ子+母が他界してしまった為、ワガママ放題。

例えば、トランプなどで自分が勝てない(当たり前)と、カンシャクを起こしたり、鉄棒で私が出来る技を彼女が出来なければ泣き狂うし、なんでも姉である私の真似をし、挙句の果てには、私が自分の友達と遊ぶ所まで当然の様に付いて来る。
密かに『わがまま子』とあだ名を付けていた妹に対し、
「きっとこの子は将来どうしようも無い子になるんだろうな。。」
なんて思っていた。
この子のせいでいつもとばっちりを受け、我慢我慢の私だったから、正直あんまり好きではなかった。

わがまま放題のこのお姫さま、中学に入った頃からか、それまでのわがままっぷりも無くなり、段々とおませな話をしたり対等に話が出来る様になり、今ではすっかり良い娘サンという感じになった。


ココ数年では、妹という存在に加え、親友にも値する程の仲良しだ。私の友達も妹の友達も羨む位の間柄で、むこうはどうか知らないが、私は彼女に隠し事なんて1つもないのではないだろうか。

今、もし、自分のまわりでいなくなったら一番悲しい人は誰?と聞かれたら、迷わず私は妹と答えるだろう。親よりも友人よりも、そして彼氏よりも誰よりも。

小さな頃抱いていた気持ちが、今は信じられない程、姉Minnieはこの妹の事が大好きなんであります。
これから長い時間を過ごして行くに当り、私は彼女の様な家族以上親友以上の妹がいる事でどれだけ救いになる事だろうか。
同じ血が通う姉妹ってやっぱり素晴らしいものだと思う。

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