リュウちゃんの懐メロ人生

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2024年04月01日
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カテゴリ: 月ヶ瀬梅渓
約400万年前、
「古琵琶湖」の湖底にあった
「月ヶ瀬梅渓」、
今年も満開の梅に出遭うことが出来た!



​​3月7日、女房殿の運転する車の助手席に乗って、 「月ヶ瀬梅渓」 に行ってきました (昨年は3月15日にリュウちゃん一人でバスに乗ってお出掛けしたのですが、今年は暖冬のため、梅の開花が例年よりも、かなり早かったため、昨年よりも一週間早くお出掛けしたという次第です)
​​
​​午前9時、家を出発、有料道路である「西名阪自動車道」、一般道路である「名阪国道」を経て、 「五月橋インターチェンジ」 から「月ヶ瀬エリア」に入り、午前10時過ぎ、月ヶ瀬尾山の 「名勝月ヶ瀬梅林」 の「碑」の手前にある駐車場に到着、
​​
公共交通で行けば、
リュウちゃんの家から
月ヶ瀬までは2時間超、
車では約70分、
公共交通の約半分の時間で
月ヶ瀬に着くのだ!



​上掲の写真の「碑」の後ろにあるのが、 「小谷商店」 です。
小谷商店の裏庭の枝垂れ梅(呉羽枝垂れ)
月ヶ瀬梅渓(梅林)の最初の見所なのだ!
天候も上々、期待に胸が膨らむ!









​「小谷商店」の前から、急な坂道を登り、 ​「上の梅林」​ に向かいます。
​急坂の途中に、2つの 「盆梅店」 があります。
この2つの盆梅店、
「上の梅林」の最初の「見所」なのだ!
ここには、梅と同時に、
蝋梅も見ることが出来る!













​​2つ目の「盆梅店」には、 「長浜盆梅展」 に出品出来るような立派な盆梅が販売されています。ある盆梅には、 「30万円」 という値段が付けられていました。
​​
盆梅愛好家にとっては、
30万円は決して高くないのかな?







​立派な盆梅の中に、一本の梅の木に紅白2色の花を付ける 「思いのまま」 の盆梅が販売されていました。
「思いのまま」の盆梅、
リュウちゃんも興味津々!
この盆梅、値段は幾らだったのだろうか?



​<猿まわしのイベント>
​​
​盆梅店の近くの空き地で、 「猿まわし」 のイベントが開催されていましたので、暫しの休息を兼ねて「猿まわし」を楽しみました。
若い女性と一匹のお猿さんの大道芸、
リュウちゃん大感激!
チップに千円あげてしまった。









​<月ヶ瀬梅林発祥の地「真福寺」の梅>
​​
​「猿回し」の行われていた「広場」のすぐ横に、「月ヶ瀬梅林発祥の地」とされる 「真福寺」 があります。
「月ヶ瀬梅渓」の「上の梅林」は、
ここがスタート地点、



​<「真福寺」について>
​​
​平安時代末期の 治承2年(1178年)に創建 、1205年に真福寺の鎮守として「天神社」を祀った折に、菅原道真が好んだ梅の木を植えたのが「月ヶ瀬梅林」の始まりとされている。
​「梅林」が大きくなったのは、元弘3年(1331年)、後醍醐天皇が笠置山かた撤退する際、何人かの女官が難を逃れ、「月ヶ瀬」の地に留まり、女官の一人であった「姫若」が村人に助けられたことを感謝して、この地に梅の木を植え、その熟れた実を用いて「口紅」を作ることを村人に教えた。また、「青梅」を乾かして燻製にした「墨梅」を用いて、 「烏梅」 (うばい、紅染めの媒染剤)を作り、京都に売りに行って村に富をもたらした。

室町時代には、
​「烏梅」用の梅林が拡がり、江戸時代には、 10万本 の梅の木が植えられていたようだ。​
近代に入ると、「染め」の原料が化学物質にとって代わられ、梅林は衰退し、現代では全盛時の1/10、約1万本数千本の食用梅の梅林となっている。

​「真福寺」の境内には、女官の「梅若」が植えたとされる 「梅若の梅」 (樹齢約800年)が今も花を咲かしている。
境内に入ります。

真福寺境内の梅、
まだ「五分咲き」くらいだ。













樹齢800年の「姫若の梅」、
今年も元気だ!





​<「一目八景」の「みはらし茶屋」>
​​
​​「真福寺」から30mほど山道を降りますと、そこは「月ヶ瀬梅渓」の一番のビュースポットである 「みはらし茶屋」 があります。ここの展望所からの眺めは 「一目八景」 と呼ばれています。
​​
約100mの眼下に流れる五月川、
渓谷を囲む雄大な山並みと梅のコラボ、
ほぼ毎年観る光景だが、
何度観ても飽きることが無い絶景だ!

















​五月川を見下ろす茶店で、 「伊賀牛すき焼き定食」 とビール(中瓶)2本を注文し、昼食、
プファ~、ビールが旨い!
五月川の向こう側は、
伊賀牛の産地、三重県伊賀市だ。
奈良の月ヶ瀬で三重の伊賀牛を喰らう、
ちょっと乙な気分だ!





​<品種園>
​​
​伊賀牛を食べた茶店から10分位、山道を辿りますと、月ヶ瀬の上の梅林の見所の一つである 「品種園」 に着きます。



「品種園」の入口で、
「呉羽枝垂れ」がお出迎え、





例によりまして、この日撮影出来た品種を幾つか紹介します。

<雲龍梅>



<玉垣枝垂れ>



<滄溟(そうめい)の月>



<未開紅>



<八重緑萼枝垂れ>



<甲州最小>



<玉光>



<難波枝垂れ>



<三段の丘>

​「品種園」の横手に、下の写真のような 「三段の丘」 があります。


「三段の丘」に登ります。





​丘の二段目の道沿いに、10本ほどの 「蝋梅」 が植えてあります。
やはり「月ヶ瀬」は、
奈良県屈指の蝋梅の名所なのだ!







丘の頂上に登りました。

丘の頂上から見下すダイナミックな景観、
「月ヶ瀬」の「見所」の一つなのだ!







​<天神梅林>
​​
「三段丘」の向こう側に、本日の最終目的地の「天神梅林」があります。

​​ 「天神梅林」 は、月ヶ瀬の「上の梅林」でも、最も標高の高い場所にあり、一番遅くまで畝の花の咲いている梅林です。名称の由来は、この梅林の一角に、「真福寺」から移転された 「天神社」 がある為のようです。
​​
リュウちゃんの大好きな「天神梅林」、
まだ梅の花は「5分咲き」程度だ。















「天神梅林」の頂上にある土産物店から折り返し、帰路につきます。

下の写真は、帰路の山道から「天神梅林」を見下ろしたものです。

一目八景、品種園、天神梅林、
やはり「月ヶ瀬」は
日本一の梅の名勝地なのだ!








毎年、帰路の道筋に咲いている
一本の蝋梅、
今年も観ることが出来た!







​天神社の近くの売店で、 「梅ソフトクリーム」 を買って、暫し休息、
プファ~、梅ソフトクリームが旨い!
普段はビール党のリュウちゃん、
間食はソフトクリーム党なのだ(笑)








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最終更新日  2024年04月01日 21時51分10秒
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