褒めない事のススメ

アメリカ、または他の英語圏の幼稚園、子供のいる家庭を10分訪問したら
必ずといっていいほど大人が子供に”Good Job!"(よくやった!)と
いうのを耳にするでしょう。

このシンプルなTwo-Word、 "Good Job!"は今アメリカの幼児教育の
専門達の間でちょっとしたホットトピックなのです。

幼児教育プログラムにいる間に数え切れない程のアーティクルを
読まされた。その中でももっとも印象に残っているものが
この"Good Job!"について書かれた’Five reasons why we should
stop saying "Good Job!" ’というタイトルのアーティクル。
”褒める事”は教育にとって良いものだ!と殆どの人が信じている
だろう。私もそのうちの一人だったのでこのアーティクルを読んだ
時は目から鱗状態だった。

このアーティクルに書かれていたポイントを簡潔に説明すると:

*"Good Job!"を何度もリピートすることによって子供は良心から良いことを
 をするという事を忘れ、大人に褒められるためだけに良いことをする。

*大人から褒められる事がゴールになり、褒められた後の創造性が無くる。 (先生に褒められるために絵を描いている子供は"Good Job!"と一言先生か ら貰った後、絵を描き辞めてしまう=自己の喜びのために絵を描かない)

*”良い”というジャッジメンタルな評価をコンスタントに送る事によって
 子供は自分で感じるという行動ができなくなる。
 (絵を先生に見せると即座に"Good Job!"というコメントが返ってくる、この行動は子供が自分自身で自分の絵についてどう思うかを考えるチャンス を奪う)

*"Good Job!"の過剰使用は子供が”大人”が子供に望む行動をするように
 コントロールする近道である。
 大人が褒める→子供は喜ぶ→もっと褒められたい→大人が喜ぶ事をする
 褒める=大人の都合のいいように子供をコントロールする近道

と ざっとこんな感じです。

これらすべてには深く納得させられ、アーティクルの最後に
"Good Job!"を使わない代わりにできる事の3ヶ条があり
これを私は日々実行しています。

"Good Job!"と言うのなら

1.Say Nothing (何も言わない)
2.Say what you saw (見た事を言う)
3.Talk less, ask more (話すより、聞く)

何も言わないのも時にはありですが私はいつも2番と3番を実行
します。子供がブロックを積み重ねて作ったものを指差して
"Miss Reiko! I made this! Look!"(ミスレイコ これ作ったよ 見て!)
といったら私はこう言うでしょう。

"Oh, I see you stocked blocks together. You did it.
How long did it take to make that? Was it hard to do?"
(ブロックを積み重ねたのが見えるわー やったね!
 これを作るのにどれぐらい時間かかったの?作るの難しかった?)
ここで重要なのがジャッジメンタルな言葉”Good" "Nice"
"Wonderful"などを使わないこと!

こうやって質問をすることによってその子供自身がした”ワーク”
にアテンションをキープし、考えさせる事ができます。
さらに付け加えて、次は何を作るの?などと質問するとさらに
その後の”遊び”をエンカレッジすることができます。

私たちEarly Childhood Educatorにとって大切な事は子供が学ぶ事をあらゆる角度からサポートすること。たった2単語の"Good Job!"で子供の学ぶ姿勢が180度変わり得るのです。
奥が深いようで実はシンプルな事、子供のために100%の割合で
実行しなければ!




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