マイペース☆で進めばいい

マイペース☆で進めばいい

カウンセリングルーム登校始まる


制服が着られなくなるほどのショックを心に受けていた娘でしたが、
少しだけ自宅で過ごしたあと、学校のカウンセリングルームに定期的に通うことになりました。

カウンセリングルームには学校の担任先生ではない、外部からもカウンセラーさんが常に2/3人常駐している場所。

たまたま中1の時から下校時にこの部屋で友達とトランプをしたり、しゃべったりして遊んでから帰ってくることが常だったため、娘にとっては保健室より通いやすい場所でした。
カウンセリングルームは誰でもが出入りできる場所で、特に相談室登校の子供だけじゃなく、ちょっと疲れた子供や、カウンセラーさんに相談したい子供が常に何人かいました。
中高一貫だったので高校生のお姉さんもちらほら、顔を合わせることがあったようです。

最初は30分過ごしてすぐに帰る状態。行けば出席扱いになる。

それも生徒が授業に入った間に登校して、休み時間が始まる前に下校・・
そのくらい誰かに会うことを避けていました。
特に登校できなくなった原因の子供さんに会うことが怖かったのだと思います。

中学だから例えば通えなくても卒業は出来る・・というのとはうちの場合は違っていて、出席日数の全体の3分の2を出席しないと進級も出来ない。

と言われていました。

中2の9月の2週目まではほぼ一日も休むことなく通っていた娘だったので
「その学年はもう一日も出席しなくても進級は大丈夫・・」と言うことは分かっていたのですが、カウンセラーさんや先生に勧められたことと、私自身がずっと休んでしまうことにかなり抵抗があったため、葵は比較的コンスタントに通いました。

そんな状況で体調が良くなるわけはありませんよね。
あの頃もっとゆっくりさせてあげていたら、もっと早く葵は楽になっていたかもしれない・・と思うと自分が情けないです。


授業に出ていなかったけれど、自宅勉強してテストは保健室で受けました。
保健室で受けることも、最初は先生がなかなかオッケーしてくれず親として交渉した経緯もあります。

試験の時は正門から入ることが出来ず、裏門からの登校も含め先生にお願いしましたが、ここでもオッケーが出るまで時間がかかり、先生とけんかしそうになったこともありました。

正門からは行って帰ることが当たり前だったかもしれませんが、このころ極度に人の目が怖かった娘
なんとか先生のオッケーをいただき、試験は裏門から入って保健室へ・・が常になりました。

今思うと、きっと朝起きることさえやっとで立ちくらみやめまいが激しい毎日
こういう環境でテストまで良く受けてきたものだ・・

と我が子ながら感心します。

でも、許すことが出来なかったのは親の私だったかもしれません。

この当時、葵も私も内部進学しか考えが無かったのでどうしても勉強に遅れないようにしないと、次の学年でしんどいのは葵だから・・

こんな事ばかり考えていたかもしれません。

中2の終わりに主人の知り合いの家庭教師を頼み、自宅で週2回ほど勉強を見て頂くことにしました。


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