八方美人

『八方美人のポエミックス-新しい詩-』  八方美人

‘はっぽうびじん’ではありません‘やかたよしと’と読みます
二年程前、ラジオ番組で毎週少しずつ詩が紹介されていました
『八方美人のポエミックス-新しい詩-』 という詩集からでした

私はどちらかというと、行動にうつすまでに時間がかかるほうで
最近の私をご存知の方は‘え~っ?’と思われるでしょうが、そうなのです
‘いいなぁ~これ’と思いつつ
二年ほどぼぉーっとしていることが多いのです

この詩集に収められている詩は、どれもとても短いのですが
ラジオから流れてくるその詩を聴いていると、どれもが胸にささるのです
グサリとくるものもあれば、チクリとしたものもあり
言葉というかたちではなく、瞬間的な想いとして伝わってくるのです
手に入れて自分で読んでみたいという気持ちを持っていたのですが
何しろ短いコーナーのこと、その日の番組が終る頃にはすっかり忘れています
いささかの時がたち、いつの間にか気付かないうちに、詩のコーナーは終っていました

それが急にです
この秋口のころ、突然その詩集のことを思い出したのです
二年も前のことで、作者名もタイトルも、すっかり記憶の外に…
何軒もの本屋さんの詩集コーナーを回ってみましたが想い出せず
ついに、番組で詩を紹介していた人に問い合わせることに

ありがたいことに、その方のご好意で
ひと月ほど前に手にすることが出来ました(ほんとにありがとう!)
ページを開いてみてさらに伝わるものがありました
ただ文字を整列させてあるのではなく、言葉にほんの少しの動きを持たせてあるのです
タグ使いのできる掲示板に少し似ているかなぁ
一度に読みきってしまうものではないので、時折どこかのページを開いては
ほんの数文字にさえニヤリとしてしまう自分がいます
最近私が持つ、ひといき‘ふぅ~’な時間です
‘ふぅ~’といっても決して癒しの瞬間ではありません
時を越えて、瞬間を共有できる安堵感とでもいうか

しかし、この方
八方美人さんは、どんな方なのでしょう?
今どこで何してらっしゃるのでしょう?

    2003年10月記

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