全6件 (6件中 1-6件目)
1

進撃の巨人 Season 3 あらすじ・感想 ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第38話 「狼煙」 ☆第39話 「痛み」 ☆第40話 「昔話」 ☆第41話 「信頼」 ☆第42話 「回答」 ☆第43話 「罪」 ☆第44話 「願い」 ☆第45話 「オルブド区外壁」 ☆第46話 「壁の王」 ☆第47話 「友人」 ☆第48話 「傍観者」 ☆第49話 「奪還作戦の夜」
2018.10.27

進撃の巨人 3 #49 (3期12話) 『 奪還作戦の夜 』 ☆前のお話は → 「第38話~第48話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ザックレーに瓶の中身は解明できそうかと聞かれたハンジはこれ以上探ることはできないようだと話す。ハンジ:「エレンとヒストリアから聞いたように骨髄液由来の成分ではあるようなのですが...この液体は空気に触れるとたちまち気化してしまい分析は困難です。やはり我々の技術とは比較にならないほど高度な代物です。レイス家が作ったのだとしたら一体どうやって...」 ピクシス:「ならば、下手に扱うよりも当初の目的に使用するほかなかろう」ザックレー:「すると、誰に委ねる? エルヴィン、君か?」エルヴィン:「いえ、私は兵士としては手負いの身です。この箱は最も生存確率の高い優れた兵士に委ねるべきかと」 「リヴァイ、引き受けてくれるか?」「任務なら命令すればいい。なぜそんなことを聞く?」「状況によっては誰に使用するべきか君が決めることになる。任せてもいいか?」「お前の夢ってのが叶ったらその後はどうする?」「それは...わからない。叶えてみないことにはな」「そうか、わかった。了解だ」ザックレー:「ところで、そろそろ私の作品を披露したいのだが、考えてくれたか?」 ピクシス:「まだ諦めておらんかったか。あのようなおぞましいもの民衆に晒してみよ。兵団への信頼も地に叩き落されるぞ」ザックレー:「芸術をわからんやつめ」 「つまり、エレンの父、グリシャ・イェーガーは壁の外から来た人間である可能性が高いと...」「そう。アニやライナー、ベルトルトと同じように彼は巨人の力を持っていたしね。でもその3人と違うのは壁の中の人類に協力的だったってこと」「調査兵団に興味を持ってたって話なら、もっと協力してくれてもよかったんだがなあ」「どうかな...おそらくはこの壁に入ってから独力で王政を探るなどしていたんだろうし...いずれにしても凄まじい意識と覚悟がなきゃ出来ることじゃない」 ハンジ:「そんなお父さんが調査兵団に入りたいと言った10歳の息子に見せたかった家の地下室...死に際にそこにすべてがあると言い残した地下室...そこには一体何があると思う?」 エルヴィン:「言ってはいけなかったこと...いや、グリシャ・イェーガーが言いたくても言えなかったこと。つまり、初代レイス王が我々の記憶から消してしまった世界の記憶...だと思いたいが、ここで考えたところでわかるわけがない」 「本日ですべての準備は整った。ウォール・マリア奪還作戦は2日後に決行する。地下室には何があるのか。知りたければ見に行けばいい。それが調査兵団だろ?」 「くれぐれも秘密裏にな」「でも今日ぐらいは肉を食ってもいいですよね」「そうだな。たまにはガキ共に大人の甲斐性を見せつけてやらねえと」「シャーディス団長の隠匿罪についてはどうする?」「ほっとけばいい。あんなのにかまってる暇はないよ」「ショックだよな、ハンジ。あんたの憧れだったのに」「うるさい」 「何だ? リヴァイ」「気の早い話だがウォール・マリアを奪還した後はどうする?」「何より防衛策の確立が先だと思うがその後は驚異の排除だ。壁の外にはどうしても我々を巨人に食わせたいと思っているやつがいるらしいからな。もっともそれが何なのかは地下室に答があると踏んでいる...だからさっき言った通りだ。地下室に行った後に考えよう」「お前がそこまで生きてるかわからねえから聞いてんだぜ。その体はもう以前のようには動かせねえ。現場の指揮はハンジに託せ。お荷物かかえんのはまっぴらだ。お前はここで果報を待て...それでいいな?」 「ダメだ。エサでかまわない。囮に使え。指揮権の序列もこれまで通り。私がダメならハンジ。ハンジがダメなら次だ。確かに困難な作戦になると予想されるが、人類にとって最も重要な作戦になる。そのために手は尽くしてある。すべて私の発案だ。私がやらなければ成功率が下がる」 「そうだ。作戦は失敗するかもしれねえ。その上お前がくたばったら後がねえ。お前はイスに座って頭を動かすだけで十分だ。巨人にとっちゃそれが一番迷惑な話で、人間にとっちゃそれが一番いい選択のはずだ」「いいや違う。一番はこの作戦にすべてを懸けることに...」 「オイオイオイオイ、待て待て。これ以上俺に建前を使うならお前の両脚の骨を折る。ちゃんと後でつながりやすいようにしてみせる。だがウォール・マリア奪還作戦は確実にお留守番しねえとな。しばらくは便所に行くのも苦労するぜ」 「確かにお前の言う通り手負いの兵士は現場を退く頃かもしれない。でもな、この世の真実が明らかになる瞬間には私が立ち会わなければならない」「それが、そんなに大事か? てめえの脚より?」「ああ」「人類の勝利より?」「ああ」 「そうか...エルヴィン。お前の判断を信じよう」 「今日は特別な夜だが、くれぐれも民間人に悟られるなよ。兵士ならば騒ぎ過ぎぬよう英気を養ってみせろ」 「今晩はウォール・マリア奪還の前祝いだ。かんぱ~い」「うおおぉぉぉぉぉーー」 「てめえ、ふざけんじゃねえぞ、芋女。自分が何してっかわかってんのか...ひとりで全部食うやつがあるか」 「やっと力尽きた...しかし、こんなクズでも...以前は人に肉を分け与えようとしてたんだよな」「えっ、いつだよ?」「4か月前...固定砲整備のあの日だよ」 「上官の食糧庫からお肉盗ってきました。大丈夫ですよ。土地を奪還すればまた牛も羊も飼えますから」 「あれからまだ4か月しかたってないのか...」 ジャン:「だ・か・ら、お前はまだ何の経験もねえんだから後衛だっつってんだろ」マルロ:「確かに俺はまだ弱いが、だからこそ前線で敵の出方を探るにはうってつけじゃないか」 「何だ。いっちょ前に自己犠牲語って勇敢気取りか」「しかし、その精神がなければ全体を機能させることはできないだろう」「あのなあ。誰だって最初は新兵なんだ。新兵から真っ先に捨て駒にしてたら次の世代に続かねえだろ。だから、お前らの班は後ろから見学でもして生きて帰ることが仕事なんだよ」 「まあ一番使えねえのは、一にも二にも突撃しかできねえ死に急ぎ野郎だよ。なあ」「ジャン、そりゃ誰のことだ?」「お、お前以外にいるかよ。死に急ぎ野郎は」「それが最近わかったんだけど俺はけっこう普通なんだよな。そんな俺に言わせりゃお前は臆病すぎだぜ。ジャン」 「いい調子じゃねえか。イノシシ野郎」「てめえこそ何で髪のばしてんだ。この勘違い野郎」 「これ以上死に急いだら...ぶっ殺すぞ」 「お前こそ母ちゃん大事にしろよ。ジャン坊~」 アルミン:「止めなくていいの?」 ミカサ:「うん。いいと思う」 エレン:「何で...誰も止めてくれねえんだ...」ジャン:「いつまで続くんだ...まずいぞ...」 「お前ら全員はしゃぎすぎだ。もう寝ろ。あと掃除しろ」 エレン:「いってえ。自分で言うのもなんだけど、俺もっと大事にされたほうがいいと思う」アルミン:「むしろケガしてもすぐ治るからなあ~って思って見てたよ」 エレン:「ひでえ話だ」 ミカサ:「自分から仕掛けたくせに」アルミン:「でも、元気が戻ったね」 「教官に会ってよかったよ。俺は別に元気があろうとなかろうと、やることをやるつもりだ...でも、そうだな。楽になったよ。考えてもしょうがねえことばかり考えてた。なんで俺はミカサやリヴァイ兵長みたいな力がねえんだって妬んじまった。でも兵長だってお前だって、ひとりじゃどうにもならないよな...だから俺たちは自分にできることをなんか見つけて、それをつなぎ合わせて大きな力に変えることができる。人と人が違うのはきっとこういう時のためだったんだ」 「うん。きっとそうだ」 「ウォール・マリアを取り戻して...襲って来る敵を全部倒したら...また戻れるの? あの時に...」「戻すんだよ。でももう全部は返ってこねえ...ツケを払ってもらわねえとな」 「それだけじゃないよ。海だ。商人が一生かけても取りつくせないほどの巨大な塩の湖がある。壁の外にあるのは巨人だけじゃないよ。炎の水、氷の大地、砂の雪原。それを見に行くために調査兵団に入ったんだから...だからまずは海を見に行こうよ。エレンはまだ疑っているんだろう。見てろよ。絶対あるんだから」 「日没直前。いよいよだな」 「おーい」 「ハンジさ~ん、がんばれ~」 「ウォール・マリアを取り返してくれ」「人類の未来を任せたぞ」 「リヴァイ兵長、この街を救ってくれてありがとう」「全員、無事で帰ってくれ」 「勝手言いやがる」「まあ、あんだけ騒いだらバレるよね」「それが...リーブス商会から肉を取り寄せたもので...」「フレーゲルめ」 「任せろおぉぉぉ」 「調査兵団がこんだけ歓迎されるのはいつ以来だ?」「さてなあ。そんな時があったのか?」「私が知る限りでは...初めてだ」 「うおおぉぉぉー!」 「ウォール・マリア奪還作戦、開始!! 進めえぇぇ!!」 【感想】おお、次回は来年の4月ですか。海を見るとこまで行かなかったね。最後、ベルトルトは雰囲気変わった?とかのんきに見ていたら、放送事故みたいなEDにちょっとビックリ。ウォール・マリア奪還作戦はすごいことになっているみたいで、みんな無事の帰還とはいかないみたいだね。とりあえず4月を待ちます。そう、「海を見るまでは」って私も言ったので、記事は続きます、ハイ。
2018.10.27

進撃の巨人 Season 3 あらすじ・感想 ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第38話 「狼煙」 ☆第39話 「痛み」 ☆第40話 「昔話」 ☆第41話 「信頼」 ☆第42話 「回答」 ☆第43話 「罪」 ☆第44話 「願い」 ☆第45話 「オルブド区外壁」 ☆第46話 「壁の王」 ☆第47話 「友人」 ☆第48話 「傍観者」
2018.10.16

進撃の巨人 3 #48 (3期11話) 『 傍観者 』 ☆前のお話は → 「第38話~第47話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 「王冠かぶったのが2か月前か...今じゃ孤児院の院長のほうが板に付いてきてる」「巷で何て言われてるか知ってる? 牛飼いの女神様だって。もちろん親しみを込めてね」 「いよいよ神様になっちまったな。これじゃトロスト区を塞いだやつのことなんか誰も覚えてねえよ、オイ」 「ヒストリアが女王になるって決意した理由のひとつはこれをやるためだ」 「地下街から壁の端まで孤児や困窮者を集めて面倒を見る。これには地下街出身の兵長の後押しもあったらしい」 「困っている人がいたら、どこにいたって見つけ出し助けに行くって言ってた。これがヒストリアのやりたいことなんだ」 「硬質化の実験はうまくいってるんだってね」「ああ。でも急がねえと...またやつらが来ちまう」 「どうしたいの? ライナーとベルトルトともう一度会うことになるとしたら...」「やつらは殺さなきゃ...ならない」 「早くわかるといいね...この世界が何でこうなっているのか。私たちのしたこと後悔するわけにはいかないから」 「最近は地下街にいた子たちも笑うようになったの。これが間違ってるはずなんてないよ」「ああ。お前は立派だよ...あの時は人類なんか滅べばいいとか言ってたのにな」「あ、あれは、勢い余っただけだから...」 「貸して。エレンは実験で疲れてる」「そうだね...ごめん、ミカサ」「だから、俺を年寄りみたいに扱うのはやめろ」 『兵団の粛清によって中枢にあたる人材を多く失った人類だったが、地下空間で発見された光る鉱石など、得た物も多かった。そして、エレンの硬質化の能力は、とある対巨人兵器を誕生させた』 「おお、うなじに当たったぞ。今度こそは...やったぞ、12m級撃破!」 「いいぞ。これなら兵士が戦わなくても巨人を倒していける。日中フル稼働で巨人伐採しまくりの地獄の処刑人の誕生だ~やったなエレン」 「おそらく巨人の力を酷使しすぎたんだろ。このところ硬質化の実験ばかりだったからな」「すまない、エレン...」 「謝らないでくださいよハンジさん。俺が疲れたくらい何だっていうんですか。早く...武器を揃えて行きましょう。シガンシナ区に」 「勝てる...勝てるぞ。新兵器があれば巨人なんぞ紙くず同然だ」 「ったく、はしゃぎやがって。何がうれしくて今さら調査兵なんかになったんだか」「そうですよ。ヒッチに止められたりしなかったんですか」「ヒッチが? なぜだ?」 「なぜって、ふたりは...ブフフ...じゃないですか~」 「よくわからないが、ヒッチには『向いてない』だとか『イキがるな』だとか散々なじられたよ。挙句に『このまま憲兵にいればうまい汁が吸える』とか...少しは見直してたんだがな...『見損なった』って言ってやったよ」 ジャン:「クソが」 アルミン:「マルロはバカなの?」 サシャ:「こいつは、おかっぱ野郎ですね」 エレン:「なんだよ、マルロは間違ってないだろ」 ジャン:「とにかく、はしゃいでんのは、お前と同じ実戦経験ゼロの編入の連中だけなんだよ」 フロック:「おいおい、お前らすっかり歴戦の猛者か?...ひでえな、同じ104期だろ...それに俺たちだけじゃねえぜ。世間全体がウォール・マリア奪還をって盛り上がってんだ...」 「でも、確かにお前ら変わったよな。面構えっていうか...一体何があったんだ?...」 コニー:「じゃあ俺、先に行くぞ...明日は調整日だから朝から俺の村に帰ろうと思って...また何かわかるかもしれないしな」 サシャ:「コニーのお母さんを元に戻す方法、決して無いわけじゃないんですよね」アルミン:「うん。これから巨人の解明が進んでいけば、いつかは...」 (リヴァイ:「巨人の正体は人間かもしれねえ...て話だ」 ユミル:「60年ぐらいだ。もう、ずっと...終わらない悪夢を見ているようだったよ」)エレン:「悪夢か。いろいろあって有耶無耶になってたけど...俺たちが戦っている敵は何なんだろうな...つまり巨人てのは、悪夢にうなされ続ける人間...てことなのか? 俺も一時はそんな巨人に...」ミカサ:「エレン! まだパンとスープが残ってるでしょ。おしゃべりは食べ終わってからにしなさい」 「たくよぉ、エレン。お前最近そればっかだぞ。ひとりでブツブツと...お前が思い出さなきゃいけねえのは、あの男だろ」 「見たんだろ。洞窟で記憶を掘り返されたとき、親父さんと会っていた調査兵団の男ってやつを」 「ああ。あの日、あの状況で父さんと会っていたんだ。必ず何かを知っているはず...そもそも、あの男は俺もどっかで見たことあるはずなんだ...」「頭をどこかにぶつけてみては?」「教官の頭突きでも食らえばいいんだよ」「それで思い出せるなら...あれ?...」 「訓練兵団教官...キース・シャーディス !」皆で訓練所を訪ねる。ハンジ:「彼はエルヴィンのひとつ前、12代調査兵団の団長だよ。私たちも会うのは久しぶりだ」★前にキースが出てきたのはこちら→ 「1期3話 絶望の中で鈍く光る」 「シャーデイス教官」「あれから、たった数か月。みんな見違えるように変わった」 「シャーディス団長。...いえ教官殿。ウォール・マリア奪還を目前に控えた我々が、今ここに詰め寄る理由を察しておいででしょうか」「エレン...お前は母親とよく似ているな。だが、その瞳の奥に宿す牙は父親そのものだ」「話してください。知ってることすべて」「何も知らない。結論から言えばな。だが人類の利にはなり得ない話でよければ聞いてくれ。傍観者にすぎない私の思い出話を...」 20年前。ウォール・マリア、シガンシナ区壁門の目前に彼はいた。 「おい、あんた。ここで何をしている。どうやって壁を越えて来た?」「あなたたちこそ壁の外で何を...まさか、戦っているのか?」本当か嘘か彼はなぜ壁の外にいるのか覚えていなかった。記憶を一切なくしていたのだ。グリシャ・イェーガーという名前以外」 「無許可で巨人領域に足を踏み入れた罪とはねえ。わざわざ壁の外をうろつくバカがお前ら調査兵団以外にいるわけねえのによぉ」「勤務中に酒をやるバカを牢の中にぶち込む法はないか。ハンネス」「とにかく被害者がいるわけでもねえし、上への報告はなしだ。いいな」「ああ」 「そこで、ここからどこに帰るつもりだ。グリシャ・イェーガー」「名前以外にも覚えていることがある。私は医者だ。病院を紹介してくれ。できる仕事があるはずだ。そして私に教えてくれないか。この世界のことや、調査兵団...あなたたちのことを...」 彼は本当に何も知らなかった。この世界のことを何も。「そうか、貧富の差こそあれど、この壁の中は平和なんだな...少なくとも巨人に怯えて生きているわけではない...よかった」「『よかった』か。あんたもそう思うのか。この狭い壁の中で飯と酒にありつければそれで満足な部類の人間らしい。世界がどんだけ広いかなんて考えたこともない...」「あなたが壁の外へ出て行く理由はそれか? それが調査兵団?」「そうだ。バカみたいか?」「そんなわけないだろ。あなたたちはこの壁の誰よりも賢く勇気がある。その存在は魂が自由であることを示す。人類の誇りそのものだ」「誇り? 我々が...?」 「ちょっとキースさん。また調査兵団の勧誘かい?」「違うぞカルラ。私は...」「いやあ、私なんぞに務まるものではないでしょう。調査兵団はもっと特別な...選ばれし者でないと」選ばれし者。そんなことを言われたのは初めてだった。確かに壁の中は私には狭すぎた。調査兵団は損害を出し続け壁外拠点も作れていなかった。私が団長になれば成果は出せる。凡人どもの微量な脳ミソでも理解できるほどの偉業を突きつければ、やがて皆が(カルラも)私を認めると思った。 「グリシャ、カルラも例の伝染病だ。なんとかならないか」「奥のベッドに」「イェーガー先生...私の...両親も...」 「大丈夫。みんな助かるよ」 「イェーガー先生、家内が起き上がりました」伝染病にかかっていたハンネスの妻、カルラと両親もみんな元気になった。 「おめでとう。調査兵団団長に任命する」 「おめでとう。イェーガー先生」 「あの突破するしか能のない団長、また自分だけ生き延びたのかい」 「でもエルヴィンの分隊はまだ死人を出してないんだって。団長代えちまえばいいのにねえ」 「カルラ、この子は...」「エレン。男の子です。やっぱり便りは届いてなかったんですね。夫も心配してました...このまま...死ぬまで続けるつもりですか? もうこんなことは...」「なぜ凡人は何もせず死ぬまで生きていられるかわかるか。まず想像力に乏しいからだ。その結果何も成し得ずただクソを垂らしただけの人生を恥じることもない。偉業を成し遂げること、いや理解することすら不可能だろう...手当たり次第、男に愛想を振りまき酒を注いで回るしか取り柄のない者なんぞには...」 そう...凡人は何も成し遂げなかった。「エルヴィン...団長をやってくれるか?」 特別な人間はいる。ただそれが自分ではなかったというだけのこと。たったそれだけのことに、どうして気づけなかったのか... 「ウォール・マリアが破られた!」「シガンシナ区が壊滅したらしい...」「このトロスト区も危ないぞ...」 「キース!」ああ、思い出した。お前だったな。 「父さん...母さんが...巨人に...食われた...」 「エレン...母さんの仇を討て。お前にはできる...行くぞ」 「待て。どこへ行く」「ついて来ないでくれ」「待て、お前が討てばいいだろう。カルラの仇を。なんせお前は特別だからな。私と違って...」 「その子も違うんじゃないのか。選ばれし者じゃないかもしれないぞ...なあ、また人に呪いをかけるのか?」「この子はあんたとは違う。私の子だ。どうか頼む...関わらないでくれ」 雷?... 私は気絶していたお前を避難所の寝床に戻した。それが私の知るすべてだ。 エレン:「それだけ...ですか」 ハンジ:「あなたが退いた本当の理由がわかりました。死んでいった部下へのしょく罪ではなく、自分が特別じゃないとかどうとかいった...そんな幼稚な理由でここにいる」リヴァイ:「よせ、ハンジ」 ハンジ:「あなたの劣等感なんかどうでもいい...現実から逃げるな。公に心臓を捧げるとはそういうことだろ!」 エレン:「やめてください、ハンジさん。教官の言う通り...俺は特別でも何でもなかった。ただ...特別な父親の息子だった。それだけだったんです」 キース:「お前のお母さんは...カルラはこう言っていた」 『特別じゃなきゃ、いけないんですか? 私はそうは思いませんよ。少なくともこの子は...偉大になんてならなくてもいい。人より優れていなくたって...だって、見てくださいよ。こんなにかわいい。だからこの子はもう偉いんです。この世に生まれてきてくれたんだから』 『お前は父親が願ったように自らの命を燃やし壁の外で燃え尽きるのだろう』 『私は...何も...何ひとつ変えることはできない...』 『ただの傍観者だ...』 ★次回 「奪還作戦の夜」【感想】おお、傍観者ってキースだったのか。それとエルヴィンの前の団長で「何の成果も得られませんでした」の人とは気づかなかったわ。髪の毛のせいか? 前に出て来た訓練兵のころの話は1期でかなり前なので途中にリンク付けたけど「あれから数か月」なのか。それもビックリ。5年くらい経っているかとw そう、放送されたのが5年半くらい前だからね。で、そのときの感想に書いたけど、キースは最後に『グリシャ、今日おまえの息子が兵士になったぞ』って言ってた。エレンの父と知り合いみたいだなと思ったきりだったけど、そういうことだったんだね。で、装置に細工したのは教官だったというのも判明。いろいろわかってよかったけど、少し辛い話だったな。私も間違いなく凡人だし。
2018.10.16

進撃の巨人 Season 3 あらすじ・感想 ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第38話 「狼煙」 ☆第39話 「痛み」 ☆第40話 「昔話」 ☆第41話 「信頼」 ☆第42話 「回答」 ☆第43話 「罪」 ☆第44話 「願い」 ☆第45話 「オルブド区外壁」 ☆第46話 「壁の王」 ☆第47話 「友人」
2018.10.01

進撃の巨人 3 #47 (3期10話) 『 友人 』 ☆前のお話は → 「第38話~第46話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 『この世に俺より強えやつがいるなんて思いもしなかった』 『これが巨人てやつか...本当にいやがったとは。それも壁の中に』 ウーリ:「待てロッド。撃つな。我々の存在を彼に漏らした者が議会関係者にいるようだ。それを明らかにしないといけない」ロッド:「ならば力を使ってこの刺客を喋らせろ」 ウーリ:「それが叶わないのだ。察するに彼はアッカーマン家の末裔...ではなかろうか。であれば、私に刃を向ける理由は彼自身にある」 ケニー:「あああ、クソっ、許してくれよ~あんたホンモンの王様なんだろう...」 『圧倒的な強者を前にした俺は脆かった。なんせ文字通り握りつぶされるのは初めてだし、暴力がすべてだった俺はその支えを失っちまったんだ。今思えば一族の恨みなんて大して感じてなかったのかもしれない』 ロッド:「おい、ウーリ、何の真似だ。アッカーマンなんだろ。こいつの記憶は消せない。殺すほかないのだ」ウーリ:「我々がアッカーマン一族にもたらした迫害の歴史を考えれば君の恨みはもっともだ。だが、私は今...死ぬわけにはいかないんだ」 ウーリ:「どうか許してくれ。こんな小さな壁の中にさえ、楽園を築けなかった愚かな私を...」 『あれほどの力を持った王が下賤を相手に首を垂れやがる。巨人にも度肝を抜かれたが、それ以上に自分の中の何かが大きく揺らいだのを感じた。俺はその場で「力になりたい」と伝えウーリは頷いた』 『次の会議の席では俺にレイス家の情報を吐いたやつが消えて、そいつに吐かせたやつがレイス家の犬になってふんぞり返っていた。それが俺の新しい仕事』 『ちと情けねえ格好だったが、こうしてアッカーマン家への迫害は終わった。晴れて青空の下を歩ける...ようになったわけじゃないが敵は減り続けるだろう』 「クシェル? ああ、オランピアのことなら、だいぶ前に病気をもらっちまってから売りもんになってやせん」 「おいおい...なんか随分と痩せちまったな...クシェル」「死んでる」「ああ? お前は? 生きている方か...おいおい勘弁してくれよ。わからねえのか。名前は?」 「リヴァイ。ただのリヴァイ」『そうかクシェル...そりゃ確かに名乗る価値もねえよな...』 「俺はケニー...ただのケニーだ。クシェルとは知り合いだった...よろしくな」 『愛想のねえ死にかけのガキ。クシェルの忘れ形見はそれだけだった。こいつを見殺しにできるほど人を捨ててねえが、親に代われるほどできた人間じゃねえ』 『俺が教えられることは多くねえが...まずはナイフの握り方...ご近所付き合い、挨拶の仕方...身の振り方とナイフの振り方』 『要はこの地下街で生き延びる術を教えたまでだ』 『ここから出て地上に行きたきゃ勝手に行けばいい。ただしそん時はお前自身の力でな』 ウーリ:「祈りましょう。世界の真の平和のために」ケニー:「中央憲兵? ああ、あんたらがそうなのか。悪いな、友だちいっぱい殺しちまって」サネス:「そんなお前をも王は服従させ仕えさせたのだ。そこが王の果てしなさよ」 ケニー:「サネスさんよ。随分心酔されなさってるようだな」サネス:「だから俺はどんな仕事もこなしていける。お前は違うのか? なぜ王の下に降った」ケニー:「俺は...さあな、たぶんやつが一番強えからだ」 『そう...この世で一番偉いのは、この世で一番強いやつのことを示す』 『力さえありゃいいんだよ。少なくとも妹みたいな最期を迎えることはねえだろうからな』 「私はもう長くない」「んなもん、誰だって見りゃわかるよ」 「バケモンのくせに老いと病にはかなわねえと...てめえにゃガッカリしたぜ」「少し違う。この力はロッドの子供たちに引き継がれる。私はその子らの記憶の中で生き続けるだろう」「そりゃ、どういうことだ? 力が引き継がれるだって?」 「ケニー...この世界はそう遠くない未来、必ず滅ぶ。そのわずかな人類の黄昏に私は楽園を築き上げたいのだ」 「お前は暴力を信じているな。それは避けがたいこの世の真実だろう。だが、滅ぼし合うしかなかった我々を友人にしたものは一体何だ? 暴力か?」「は? 知らねえよ。ただ、お前にバカでかい腕で摘まみ上げられなければ俺はお前の頭にクソを詰め込んでただろうな。それこそ友人とやらになる前によ。ああ、避けがたい真実だ...」「それでも私は、あの時の奇跡を信じている」『やつとは最後まで同じ気分にはなれなかったが...』 『やつの言う通りバケモンは受け継がれたらしい。目を見ればすぐにやつがいるとわかった。ロッドの娘も人々の愛がどうしたとか、平和がどうのこうのとか、似たようなことをほざいている。どうしてお前はそんな暇なことを言ってられる? お前に力があって余裕があるからか?」』 『その力を手にしさえすれば、誰でも同じなのか? 例えば...俺でも...』 「俺はケニー・アッカーマン。切り裂きケニーとかいうダセえ呼ばれ方もしたな。おめえらみたいな憲兵のエリートの喉を飽きるほど掻き切ったりしてきた罰なんだが、まあいろいろあって、この新設された対人立体機動部隊の隊長を務めることになった。よろしくな...あ? まあわけがわからんのもわかる。兵団にいたこともねえ殺人鬼がお前らのボスだって言われてもよろしくねえだろうよ...」 「構いません。壁が壊されて2年...巨人の相手は諦めて人間と残された領土を奪い合う。それが我々の存在意義ですね。この壁のルールに従い我々が兵団組織を昇りつめた結果がこれです。構いませんよ。すべては無意味です」 「へっ、安心しろ。調査兵団の対抗組織なんて大義名分、俺が考えた建前にすぎねえ。議会のクソ共を頷かせるクソ用の方便だ。何のためだって? そりゃあ、すべては大いなる夢のためだ」 『神にも等しい力だ。それを手にしたやつは、みんな慈悲深くなっちまうらしい...』 『こんなクソ野郎でもそうなっちまうのか知りてえ...一体どんな気分なんだ? そこから一体どんな景色が見える?』 『俺のようなクズにも...本当にお前と対等な景色を見ることができるのか?...なあ...ウーリ』 「ケニー。大やけどにその出血...あんたはもう助からねえな」「いいや、どうかな」 「ロッドのカバンから、ひとつくすねといたやつだ。どうもこいつを打って巨人になるらしいな...アホな巨人にはなっちまうが、ひとまずは...延命できる...はずだ」「そいつを打つ時間も体力も今よりかあったはずだ。なぜやらなかった?」「ああ、何だろうな。ちゃんとお注射打たねえと、あいつみたいな出来損ないになっちまいそうだしなあ...」 「あんたが座して死を待つわけがねえよ。もっとマシな言い訳はなかったのか」「ああ、俺は死にたくねえし力がほしかった...でも...そうか...今ならやつのやったこと...わかる気がする」 「ハハハ、俺が見てきたやつら、みんなそうだった...酒だったり...女だったり...神様だったりもする...」 「一族...王様...夢...子供...力...みんな何かに酔っぱらってねえとやってられなかったんだな...みんな何かの奴隷だった...あいつでさえも...」 「お、お前は何だ?...英雄か...」「ケニー、知ってることをすべて話せ。初代王はなぜ人類の存続を望まない?」「知らねえよ...だが俺らアッカーマンが対立した理由はそれだ」 「俺の姓もアッカーマンらしいな。あんた本当は...母さんの何だ?」「ハッ、バカが...ただの...兄貴だ...」 「あの時...何で、俺から去って行った?」「俺は...人の親には...なれねえよ」 【ヒストリア女王・戴冠式】 「あの少女が壁の倍もある巨人を倒したって?」 「ああ、多くのオルブド区住民が目撃してたんだ」 「あの小さな体で我々を巨人から救ったのか?」「影の王である父親の暴走を自らの手で鎮められたのだ」 「我が壁の真の王よ~」 「ヒストリア女王」 「私が巨人にトドメを刺したことにしてください」 「そうすれば、この壁の求心力となって情勢は固まるはずです」 『まさか本当に仕留めてしまうとは...』 エレン:「待てよ、本当にやるのかヒストリア。ありゃミカサの冗談だって。そうだろ、ミカサ?」ミカサ:「殴ったあとでこう言ってやればいい『殴り返してみろ』って」 エレン:「お前なあ、別に恨んでねえんなら、やめとけよ」ヒストリア:「こうでもしないと、女王なんて務まらないよ」 ジャン:「いいぞ、ヒストリア。その調子だ」 「うおおおおおおお」 「あはははは、どうだ、私は女王様だぞ。文句があれば...」 「お前ら、ありがとうな」 場面変わって、こちら倒れるライナー(の巨人) 助けに走るベルトルト。 「勝ったぜ。アニちゃん助けるのは後な」 「座標の奪取を優先。当然だろ?」 「ここで待ってりゃ、あっちから来るんだし」★次回 「傍観者」【感想】ケニーは何か野望を持っているのかと思ったけど、ウーリと対等な景色を景色を見たかっただけなんだね。悲しいけどいいお話だった。ケニーとウーリ役の声優さんも素晴らしかったね。原作より感動した。
2018.10.01
全6件 (6件中 1-6件目)
1