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奈良の有名一貫校には、息子の同級生たちも何人か行っている。地域の学校では、優秀でもそういう子ばかり集まっているのだから、ちょっとやそっとの頑張りで順位が上がるものではないだろう。
父親は、医師。継母も医師。そして異母兄弟たち。聞けば聞くほど微妙な境遇だ。
けれども優等生はいつか卒業しなければならない。意に添わぬ親は心の中で存在を無視しろ。それが自立の第一歩だと思う。ちょいワルの叔父さんとか従兄弟がいたなら。もっと適当に生きる術を少しでもみならっていたら。優等生が殺人者に直結する辺りが怖い。
自らの職業に誇りを持ち、子どもに期待する。それは悪くないが、やはり人間には器と持って生まれた素質というものがあると思う。あまりに近視眼的な関わり方は、どうなんだろう。
あまりに親の考えを押しつけたことが、将来有望な若人の人生を潰したことはもったいない事だ。