(20)M.reの場合
◯の滝国店に17才までパート勤務しました。
家は貧乏で離婚した母と3兄妹の給料で生活、
私の給料はほとんど家計にとられてました。
平成10年9月、◯隼人◯店1Ｆファミリーレストラン◯に正社員として入社。
平成11年8月三洋信販、
9月レイクと各10万円を母に頼まれ名義貸し、
現金とカードを渡すがもちろん私の支払いです。
平成12年1月、3つ歳下の◯と出会う。
同年4月、◯の寮生活を始めるも同年7月妊娠発覚。
◯が高校3年ということもあり出産希望退社をする。
8月、収入源が絶たれ寮から実家に戻る。
平成13年4月、◯誕生、◯産婦人科36万円支払いを大阪の実父に頼む。
翌5月、◯の母と初めて会い、結果、入籍、姑と同居する。
翌6月、とつぜん実父が再婚相手と子を連れ鹿児島に。
翌7月、なに考えたかマンスリーホームを契約、
住み始めるけど仕事ないからお金は底をつく。
私に義理があればこそ食費にビールと差し入れするが、
それでは足らないと実父。
姑や○崎○平の勤務先に46時間中イヤがらせの電話、
あげく父娘ケンカは絶えず。
そのうち実父に借りた36万お産費用でもめたのです。
やむなく姑18万、母が18万5千つくって手渡すが、
それもつかの間、
ああだこうだの因縁は脅迫までエスカレート、
困りはてた私は誰にも言わずアコムから30万借用、実父に。
しかし、味をしめたか更に続く金品の請求に。
これでも私の実父なのかと涙もかれ、
精神的に追いつめられた私は、姑、◯と三人して国分警察署に相談にいく。
それでも脅しの電話だけは続きました。
そして20万で縁を切るからという最後の要求に私らは負け、
◯の前借りで支払ったのです。
思えばこの1ヶ月、私の板挟みは地獄でした。
平成14年1月、姑の紹介で◯生命に勤務。
この頃から3件の消費者金融から督促、携帯、加入電話などからは裁判予告通知が。
平成14年6月、KC（義兄保証人）を利用、絶必要につき通勤着を買う。
同年7月長女妊娠発覚、◯生命を退社。
通販より差押えの最後通告に同月17日、アコム30万借用。
通販完済するも借金のための借金はヤミ金にまで。
借りた5万は利息だけで週1万5千。
「完済するなら5万だせ」と、もはや自分の給料では身動きとれない状態に。
やがて私は無職に。
◯の給料は手取り15万ですから生活費と借金支払いのやりくりは難しく。
私でラチがあかないとみるや、
ヤミ金は◯の勤務先◯ホテルへの取立が始まったのです。
迷惑をかけまいとす内緒の借金がバレたわけですから夫婦の亀裂ははいります。
さらに妊娠中での引きつけ流産の危機での治療費もなく、
私は絶えなければならなかったのです。
誰にも言えず、
いろんな意味での借金地獄は同年8月から10月にかけ、
まずヤミ金返済のためにライフ（ニシムタカード）10万、
ライフ（プレイガイド）10マン、アルタ30マン、
日本プラム20万、エールファイナンス10万、
OMCカード10万と次から次に借りたのです。
このときの支払いは月15万に膨れあがりました。
こうしてヤミ金の恐怖から逃れるため計50万を支払ったのですが、
◯との修復は遠い話になったのです。
平成15年1月、
◯の実家から◯ホテルの社宅に引っ越す。
平成15年3月長女出産、5月からパチンコ屋◯で勤務。
◯の給料、毎月25日に15万、私は毎月11日に13万。
現在2人足して28万ですが、
15件の300万、月支払い45万（一括請求を含め）は◯と協議離婚の渦中、
とても相談できる金額ではありません。
まして今日びの取立に◯からは解決するまで休むか首にするしかないと言われ、
◯ホテルからも同様の叱責を受けたと愚痴る◯の感情には
愛の欠片もなく、この先すべてが悪化を辿るのは火を見るより明らかです。
毎日の食事代もなく、明日の希望もなくした生きる屍では先の借金支払いは不可能です。
パチンコ屋◯を首になるとなおさら私は死を見つめることでしょう。
でも、それで子供の道連れはかわいそうです。
私はずっと悩みました。
そして考えたすえの答が自己破産でした。
できるならもう一度がんばってみたいのです。
(その後M.reが笑みをうかべ言った「ありがとうございました」は印象的でした)
(20) M.reの場合 終
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