EMBRACE OF LIGHT

EMBRACE OF LIGHT

番外編 「だい1わ」



何だろ・・・朝起きてからすっげぇダルい。視界は揺らいでるし・・・疲れてんのかな?

ガラティーンの通路をフラフラと歩いている飛鳥。顔は青ざめており、変な汗をかいている

・・・最近、戦って逃げて捕まってって・・・相当貴重な体験ばっかだったからなぁ。・・・やべ、気持ち悪い。


ガラティーン ブリッジ



現れた飛鳥を見てシリウスは心配していた。というより━━━

シリウス: ・・・いつからお前はゾンビになった?

飛鳥  :  そこまで青ざめてないわ!(゚Д゚#)

・・・からかっていた

・・・やべ、大声出したら急に頭が・・・・

アミィ : ちょ、ちょっとあっちゃん!大丈夫!?すんごいフラフラしてるけど・・・

飛鳥  : 急に無駄な体力消耗したから・・・もう・・・ダメ

その言葉を最後に飛鳥の意識は無くなり、その場に倒れこんだ


番外編 第1話
「BAD MEDICINE?」



椿   : ・・・・こりゃ風邪だねw

医務室に運ばれた飛鳥は、椿の診察を受けていた。何でも彼女は整備士としてだけでなく、人間のケアもお手の物らしい。

飛鳥  : ・・・風邪なんて引いた事ないのに。

由紀  : あんた バカ だからねぇ。

飛鳥  : ・・・バカ言うな。

怒りの声すら出せないまでに衰弱していた。由紀はひやかしたつもりが逆に心配になってきた。

椿   : とりあえず、当分はここでおとなしく寝てな。アタシが診てやるからさ・・・全く。ウィッチの改修もしなきゃならんのに、困ったヤツだw

飛鳥  : ・・・・めちゃくちゃゴメンなさい(;つД`)

椿は笑いながら飛鳥の肩を叩き医務室を出た。これからウィッチの改修作業があるそうだ。医務室に飛鳥と由紀が2人━━━

由紀  : ・・・・・・・・・・。

飛鳥  : ・・・・・・・(何でまだ居る?)

しばし飛鳥をじっと眺めて由紀は医務室を出た・・・

・・・・何なんだアイツは(;´Д`)


1時間後・・・・



飛鳥  : あ゛~~~・・・・寝てるだけってのもヒマだぁな。

医務室にノックの音が響いた。

飛鳥  : ・・・・あぁい、どうぞ。

扉が開いた。現れたのは・・・・天山だった

天山  : 具合はどうですか、飛鳥君?

飛鳥  : どうもこうもねぇよ・・・・最悪だぁ。

天山は飛鳥の額に手を当て、熱を測る。

天山  : う~ん・・・まだ少し熱いですねぇ。

飛鳥  : なかなか下がんねぇんだよ・・・

天山は「そのセリフを待ってました」と言わんばかりに目を光らせた

・・・・何かすんげぇ嫌な予感(;´Д`)

天山  : いやいやいや、怪しい物ではありませんよ?

飛鳥  :  出す前からバラすな!(゚Д゚#)

天山は懐から木の水筒を取り出し、近くにあったコップに中身を注いだ。中身は━━━

飛鳥  :  黒っ!!Σ(゚д゚lll)

この世の飲み物と思えない程に黒かった。飛鳥は恐る恐る聞いてみた

飛鳥  : ・・・・な、何?これ

天山  : いやいや、大した物ではありませんよ。ミカン・ユズ等の柑橘系の果物の汁・・・

飛鳥  : (・・・・普通じゃんw)

天山  : それにイモリの黒焼き・コウモリの肝・あ、あと赤マムシなんかも入れてみましたw

飛鳥  :  普通じゃねぇ!Σ(゚д゚lll)

その後の天山の説得に負け、とりあえずひと口飲んだ飛鳥がどうなったのかは・・・言うまでも無い。


さらに1時間後・・・・



飛鳥  : ・・・・・気持ちわりぃ(;´Д`) つか後味悪すぎだろ・・・あれ。

先程の液体の残りは即座に流していた・・・そして再びノックが響く

飛鳥  : (・・・・誰だよ?)あぁい、どぞー・・・

扉が開いた。現れたのは・・・ベルリアだった。

ベル  : お~い・・・大丈夫?

飛鳥  : 何だベルか・・・大丈夫じゃない(あの液体のせいで_| ̄|○)

ベル  : あ~・・・まだ顔色良くないねぇ。・・・・添い寝する?w

飛鳥  :  うつるよ?

ベルは「冗談よ」と笑いながらある物を渡す・・・・水筒だった。

・・・・また『汁物』かよぉ(;つД`)

とりあえず中身を注いで見た・・・いい匂いのするミルク色の液体だった。

飛鳥  : ・・・・これは?

ベル  : あ、それウチで風邪引いた時に飲まされてたホットミルクに私なりにアレンジしたやつ。

・・・・『アレンジ』って言葉に恐怖を感じるが━━━

見た感じは普通のホットミルクに安心したのか、飛鳥はとりあえずソレを口に運んだ

飛鳥  : ・・・・あったけぇ。

ベル  : でしょでしょ?w

・・・・さっきと大違いだ。やっぱ女の子だぁな、優しさを感じます・・・

飛鳥  : ところでベル。さっき『アレンジ』って言ってたけど・・・何が変わってるの?

ベル  : あぁ・・・ちょっと隠し味を入れたのよw

・・・・隠し・・・味?(;´Д`)

途方も無い嫌な予感に苛まれた飛鳥は恐る恐る聞いてみた。

飛鳥  : ・・・・何入れた?

ベル  : ・・・・・・・・・・・・・・ スッポン

飛鳥  :  バカァ!!(゚Д゚#)


さらにさらに1時間後・・・・



飛鳥  : ・・・・あぢ~~~~。

飛鳥の身体は、良い塩梅で火照っていた。ベルの『隠し味』が効いてきたようだ。

・・・・恐るべし、『ベルドリンク』・・・・。

そして、予想していたかのようにノックが響いた。

飛鳥  : (・・・俺、死ぬかもw)どぞー・・・・・

ドアが開いた。現れたのは・・・・

飛鳥  : ・・・・どうした、由紀?

由紀だった。後ろで何かを隠し持っている。

由紀  : ・・・・ど、どうなの調子は?

飛鳥  : あ~・・・なんつーか・・・良いのか悪いのかわかんなくなってきた。

由紀  : ・・・・何それ?

・・・・何て言ったら良いのかわかんねぇよ_| ̄|○

由紀は静かに飛鳥に近寄り、隠していたものを取り出した。

・・・・ここまで来ると作為的なものを感じるね、俺。

・・・『液体』だった。ただ━━━

由紀  : あ、あまり料理上手く無いから・・・シリウス艦長に頼んでお酒少し分けてもらったの。それで・・・

飛鳥  : ・・・・玉子酒?

由紀は頷いた。飛鳥はコップを受け取り、恐る恐るソレを口にした。

飛鳥  : ・・・・普通だ。

由紀  : な、何よ!当たり前でしょうが!!

由紀は知らなかった・・・これまでに飛鳥が体験した 未知の味 を。それに比べて今飲んでいる玉子酒は至って普通だ。むしろ飛鳥にはそれが有難かったのかもしれない。一気に飲み干していた。

由紀  : そ、そんな一気飲みして大丈夫なの?

飛鳥  : (今までのに比べたら)大丈夫だよw(いや、マジで)

由紀は飛鳥の心の内に気づくわけもなく、安堵の笑みを浮かべた。

その後、少し談笑をして、由紀は自分の部屋に戻っていった。


・・・・・普通に感謝したい・・・由紀様 つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

これまでに体験した珍味に涙を浮かべつつ、飛鳥は眠りについた・・・・


だい1わ [BAD MEDICINE?]


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